マックス・クルーゼ
| ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
2014年のマックス・クルーゼ | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
マクシミリアン・クルーゼ Maximilian Kruse | |||||
愛称 | マックス | |||||
ラテン文字 | Max Kruse | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | ドイツ | |||||
生年月日 | 1988年3月19日(36歳) | |||||
出身地 | 西ドイツ・ラインベック | |||||
身長 | 180cm | |||||
体重 | 76kg | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | FW | |||||
利き足 | 左足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2007-2009 | ブレーメン II | 68 | (7) | |||
2007-2009 | ブレーメン | 1 | (0) | |||
2009-2012 | ザンクトパウリ | 96 | (22) | |||
2012-2013 | フライブルク | 34 | (11) | |||
2013-2015 | ボルシアMG | 66 | (23) | |||
2015-2016 | ヴォルフスブルク | 32 | (6) | |||
2016-2019 | ブレーメン | 84 | (32) | |||
2019-2020 | フェネルバフチェ | 20 | (7) | |||
2020-2022 | ウニオン・ベルリン | 38 | (16) | |||
2022 | ヴォルフスブルク | 19 | (7) | |||
2023 | パーダーボルン | 5 | (0) | |||
代表歴 | ||||||
2006-2007 | U-19ドイツ | 17 | (6) | |||
2007-2008 | U-20ドイツ | 3 | (0) | |||
2008 | U-21ドイツ | 1 | (1) | |||
2013-2015 | ドイツ | 14 | (4) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
マクシミリアン・"マックス"・クルーゼ(Maximilian 'Max' Kruse, 1988年3月19日 - )は、西ドイツ・ラインベック出身の元サッカー選手。元ドイツ代表。現役時代のポジションはFW。
クラブ経歴
[編集]ヴェルダー・ブレーメンでプロデビューしたが、トップチームでの出場機会が得れず、2009年に2. ブンデスリーガFCザンクトパウリに移籍し、2009-2010シーズンにブンデスリーガ昇格に貢献したが、翌シーズンに最下位で降格した。降格したシーズンでは13ゴールを挙げる活躍を見せたものの、チームは4位にとどまり、1年でのブンデスリーガ復帰を果たすことは出来なかった。
しかしクルーゼ自身はその活躍が認められ、2012年夏にSCフライブルクに移籍。全34試合に出場し11得点を挙げフライブルクの5位に貢献し、チームにUEFAヨーロッパリーグ出場権をもたらした。
2013年4月11日に2013-2014シーズンから4年契約で、ボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍することが発表された[1]。
2015年5月11日に2015-2016シーズンから4年契約で、VfLヴォルフスブルクに移籍することが発表された[2]。
2016年8月2日、ヴェルター・ブレーメンに移籍した[3]。
2018-19シーズン終了後、ブレーメンからの退団を発表しリヴァプールFCなどからの関心を受けたが、2019年6月28日、フェネルバフチェSKと仮契約を結んだことが発表された[4]。7月3日、メディカルチェックを通過し、フェネルバフチェSKと正式に3年契約を締結した[5]。
2020年8月6日、1.FCウニオン・ベルリンと契約した[6]。
2022年1月30日、VfLヴォルフスブルクに5年半ぶりに復帰し、2023年6月30日までの契約を結ぶことが発表された[7]。加入初年度は7得点を記録するも、翌シーズンにニコ・コヴァチが監督に就任すると、守備の軽さなどを理由に構想外となったと報じられた[8]。 2022年11月28日、双方合意のもとで契約を解除。公式戦19試合出場し7得点を挙げ、ヴォルフスブルクと2度目の別れとなった[9]。
2023年6月30日、ドイツ2部リーグに在籍するSCパーダーボルン07に加入した[10]。
2023年12月、現役引退を表明した[11]。
代表経歴
[編集]フライブルクでの活躍が認められ、2013年5月にドイツ代表に初招集され[12]、5月29日にアメリカのボカラトンで行われたエクアドル代表戦に先発し、代表初出場、ルーカス・ポドルスキの2点目をアシストした。
代表2試合目となったアメリカ代表戦で代表初ゴールを決めたが、チームは3-4で敗れた[13]。
UEFA EURO 2016予選では、途中出場が主ながらも、5試合に出場し、3得点を挙げる活躍を見せた。しかし2015年10月、ベルリンでタクシーに乗った際、現金7万5000ユーロ(約940万円)を車内に忘れ、さらに紛失したことで、チームから罰金2万5000ユーロ(約320万円)を科されたことと、2016年3月19日のSVダルムシュタット98戦後、ベルリンのクラブで自身の28歳の誕生日を祝った際に、写真を撮っていた女性から携帯電話を無理やり取り上げ、データを削除するというトラブルを起こすなど、素行の改善が見られず、同月末に行われた親善試合ではメンバーから外された。さらにメンバー除外から数時間後にはセックステープがインターネットで流出していることも報じられた[14]。
クラブでは好調をキープし、代表でも短い時間で結果を残したものの、前述の度重なる不祥事が原因でUEFA EURO 2016に向けた候補メンバー27名から外される結果となった[15]。
2020年東京オリンピックのメンバーにオーバーエイジで選出された。
人物
[編集]- ポーカーの世界大会で3位になったことがある[16]。
- 2021年7月25日に行われた東京オリンピックのグループD第2節U-24サウジアラビア代表戦で、決勝点をアシストして勝利に貢献すると、試合後のARDのインタビューを通じて公開プロポーズを行った。プロポーズは成功した模様で、自身のInstagramで盛り上がるチームバス内の様子を公開していた[17]。
個人成績
[編集]クラブでの成績
[編集]- 2023年7月1日現在[18]
クラブ | シーズン | リーグ戦 | カップ戦 | 国際大会 | その他 | 通算 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ディビジョン | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
ブレーメンII | 2006–07 | レギオナルリーガ北部 | 12 | 0 | — | — | — | 12 | 0 | |||
2007–08 | 33 | 2 | 3 | 0 | — | — | 33 | 2 | ||||
2008–09 | 3.リーガ | 24 | 5 | — | — | — | 24 | 5 | ||||
クラブ通算 | 69 | 7 | 3 | 0 | — | — | 72 | 7 | ||||
ブレーメン | 2007–08 | ブンデスリーガ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | 1 | 0 | |
クラブ通算 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | 1 | 0 | |||
ザンクトパウリII | 2009–10 | レギオナルリーガ北部 | 1 | 0 | — | — | — | 1 | 0 | |||
クラブ通算 | 1 | 0 | — | — | — | 1 | 0 | |||||
ザンクトパウリ | 2009–10 | 2.ブンデスリーガ | 29 | 7 | 2 | 0 | — | — | 31 | 7 | ||
2010–11 | ブンデスリーガ | 33 | 2 | 1 | 0 | — | — | 34 | 2 | |||
2011–12 | 2.ブンデスリーガ | 34 | 13 | 1 | 0 | — | — | 35 | 13 | |||
クラブ通算 | 96 | 22 | 4 | 0 | — | — | 100 | 22 | ||||
フライブルク | 2012–13 | ブンデスリーガ | 34 | 11 | 5 | 1 | — | — | 39 | 12 | ||
クラブ通算 | 34 | 11 | 5 | 1 | — | — | 39 | 12 | ||||
ボルシアMG | 2013–14 | ブンデスリーガ | 34 | 12 | 1 | 0 | — | — | 35 | 12 | ||
2014–15 | 32 | 11 | 3 | 2 | 7 | 0 | — | 42 | 13 | |||
クラブ通算 | 66 | 23 | 4 | 2 | 7 | 0 | — | 77 | 25 | |||
ヴォルフスブルク | 2015–16 | ブンデスリーガ | 32 | 6 | 1 | 1 | 9 | 0 | 1[注釈 1] | 0 | 43 | 9 |
クラブ通算 | 32 | 6 | 1 | 1 | 9 | 0 | 1 | 0 | 43 | 9 | ||
ブレーメン | 2016–17 | ブンデスリーガ | 23 | 15 | 1 | 0 | — | — | 24 | 15 | ||
2017–18 | 29 | 6 | 4 | 2 | — | — | 33 | 8 | ||||
2018–19 | 32 | 11 | 4 | 1 | — | — | 36 | 12 | ||||
クラブ通算 | 85 | 32 | 9 | 3 | — | — | 93 | 35 | ||||
フェネルバフチェ | 2019–20 | スュペル・リグ | 20 | 7 | 3 | 0 | — | — | 23 | 7 | ||
クラブ通算 | 20 | 7 | 3 | 0 | — | — | 23 | 7 | ||||
ウニオン・ベルリン | 2020–21 | ブンデスリーガ | 22 | 11 | 0 | 0 | — | — | 22 | 11 | ||
2021–22 | 16 | 5 | 2 | 1 | 5 | 2 | — | 23 | 8 | |||
クラブ通算 | 38 | 16 | 2 | 1 | 5 | 2 | — | 45 | 19 | |||
ヴォルフスブルク | 2021–22 | ブンデスリーガ | 14 | 7 | — | — | — | 14 | 7 | |||
2022–23 | 5 | 0 | 0 | 0 | — | — | 5 | 0 | ||||
クラブ通算 | 51 | 13 | 1 | 1 | 9 | 0 | 1 | 0 | 62 | 16 | ||
パーダーボルン | 2023–24 | 2.ブンデスリーガ | — | — | ||||||||
キャリア総通算 | 460 | 131 | 31 | 8 | 21 | 4 | 1 | 0 | 513 | 143 |
代表での出場
[編集]
ドイツ代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2013 | 6 | 1 |
2014 | 4 | 0 |
2015 | 4 | 3 |
通算 | 14 | 4 |
代表での得点
[編集]# | 日時 | 場所 | 相手 | スコア | 結果 | 大会 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2013年6月2日 | ワシントンD.C. | アメリカ合衆国 | 2-4 | 3–4 | 親善試合 |
2. | 2015年6月13日 | ファロ | ジブラルタル | 0-2 | 0–7 | UEFA EURO 2016予選 |
3. | 0-7 | |||||
4. | 2015年10月11日 | ライプツィヒ | ジョージア | 2-1 | 2–1 | UEFA EURO 2016予選 |
タイトル
[編集]- VfLヴォルフスブルク
- DFLスーパーカップ 2015
脚注
[編集]- ^ Goal (2013年4月12日). “ボルシアMG、フライブルクのエースを獲得”. 2013年11月11日閲覧。
- ^ サッカーキング (2015年5月11日). “ヴォルフスブルクがドイツ代表クルーゼを獲得…今季は11ゴール記録”. 2015年5月13日閲覧。
- ^ ““問題児”クルーゼがブレーメンに復帰「再スタート」…背番号は10”. サッカーキング. (2016年8月3日) 2018年5月25日閲覧。
- ^ “M A X K R U S E”. Fenerbahçe SK. (2019年6月28日) 2019年9月15日閲覧。
- ^ “Max Kruse Fenerbahçe’de”. Fenerbahçe SK. (2019年7月3日) 2019年9月15日閲覧。
- ^ “ウニオン、元ドイツ代表FWマックス・クルーゼ獲得”. キッカー日本語版 (2020年8月6日). 2020年8月7日閲覧。
- ^ “Rückkehr nach Wolfsburg”. vfl-wolfsburg.de (2022年1月30日). 2022年1月31日閲覧。
- ^ ヴォルフスブルクで構想外のクルーゼにアメリカ行きの可能性超worldサッカー 2022年9月16日
- ^ “Contract terminated VfL and Max Kruse mutually part ways.”. VfL Wolfsburg (2022年11月28日). 2022年11月30日閲覧。
- ^ “Paderborn gelingt Coup - Kruse kommt”. (30 June 2023) 1 July 2023閲覧。
- ^ “"Die Zeit ist gekommen": Kruse verkündet Karriereende” ["The time has come": Kruse announces the end of his career] (German). kicker (20 December 2023). 2023年12月28日閲覧。
- ^ Goal (2013年5月17日). “ドイツ代表、4選手を初招集”. 2013年11月11日閲覧。
- ^ Goal (2013年6月3日). “計7ゴールの乱戦 アメリカがドイツを下す”. 2013年11月11日閲覧。
- ^ Goal (2016年3月22日). “大金紛失、パーティー騒動、セックステープ流出…トラブル続きのクルーゼがドイツ代表除外”. 2016年6月5日閲覧。
- ^ Goal (2016年5月17日). “ドイツ代表、EUROに向けた候補メンバーを発表 キミヒやヴァイグルなど若手4人も選出”. 2016年6月5日閲覧。
- ^ サッカーキング (2014年6月21日). “W杯のドイツ代表に落選したクルーゼ、ポーカー世界大会で3位に”. 2016年6月5日閲覧。
- ^ “東京五輪で公開プロポーズ!…ドイツ五輪代表FWクルーゼが試合後にTVで彼女に愛の告白”. サッカーキング (2021年7月26日). 2021年7月30日閲覧。
- ^ マックス・クルーゼ - Soccerwayによる個人成績
外部リンク
[編集]- Max Kruse (@max.kruse10) - Instagram
- マックス・クルーゼ - ドイツオリンピック委員会
- マックス・クルーゼ - Olympedia
- マックス・クルーゼ - National-Football-Teams.com
- マックス・クルーゼ - Soccerway.com
- マックス・クルーゼ - Soccerbase.comによる選手データ
- マックス・クルーゼ - FootballDatabase.eu
- マックス・クルーゼ - WorldFootball.net
- マックス・クルーゼ - Transfermarkt.comによる選手データ
- マックス・クルーゼ - FIFA主催大会成績
- マックス・クルーゼ - UEFA