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マフグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マフグ
マフグ
マフグ(もぐらんぴあ飼育個体)
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
: フグ科 Tetraodontidae
: トラフグ属 Takifugu
: マフグ T. porphyreus
学名
Takifugu porphyreus
(Temminck & Schlegel1850)
英名
Purple puffer

マフグ(真河豚、学名:Takifugu porphyreus)はフグ科に属する魚の一種。別名「クロフグ」、「ナメラフグ」、「フグトン」、「メアカ」、「モンツキ」など[2]

分布

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日本海東シナ海に分布する[2]

特徴

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体長は40cmほどで、トラフグシマフグよりは小型[2]。背面は褐色で、臀鰭が黄色を帯びる[2]。胸鰭後方と背鰭の基部に大きな黒い紋がある[3]背鰭は12-17軟条、臀鰭は11-15軟条[2]

甲殻類や軟体動物を食べる。

肝臓や卵巣(いずれも猛毒)をはじめ、皮膚や腸(いずれも強毒)、血液にも強毒を持つ[3]。筋肉と精巣は無毒。

食用

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ふぐ類/まふぐ/生 [4]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 78 kcal (330 kJ)
tr
0.4 g
飽和脂肪酸 0.07 g
一価不飽和 0.04 g
多価不飽和 0.13 g
0.11 g
0.02 g
18.9 g
トリプトファン 220 mg
トレオニン 860 mg
イソロイシン 930 mg
ロイシン 1500 mg
リシン 1700 mg
メチオニン 540 mg
シスチン 240 mg
フェニルアラニン 680 mg
チロシン 650 mg
バリン 1000 mg
アルギニン 1200 mg
ヒスチジン 450 mg
アラニン 1100 mg
アスパラギン酸 1800 mg
グルタミン酸 2600 mg
グリシン 1100 mg
プロリン 740 mg
セリン 780 mg
他の成分
水分 79.3 g
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。

筋肉が食用となる。トラフグよりも旨み成分が多い為、近年人気が高まっている。また、北海道初山別村ではマフグ漁が盛んで、マフグ料理が村の名物として親しまれている。

稀にムキフグに加工された小さなものが店頭に並ぶこともある[5]

養殖は行われていない。

出典

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  1. ^ Shao, K., Liu, M., Jing, L., Hardy, G., Leis, J.L. & Matsuura, K. 2014. Takifugu porphyreus. The IUCN Red List of Threatened Species 2014: e.T193667A2256916. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2014-3.RLTS.T193667A2256916.en. Accessed on 08 October 2023.
  2. ^ a b c d e 多紀保彦・河野博・坂本一男・細谷和海『新訂 原色魚類大圖鑑 圖鑑編』北隆館、2005年12月15日。ISBN 4-8326-0820-7 p.963
  3. ^ a b Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2006). "Takifugu porphyreus" in FishBase. April 2006 version.
  4. ^ あらめ”. 食品成分データベース. 文部科学省. 2023年10月8日閲覧。
  5. ^ 北の西海岸 海水浴・ビーチ・キャンプ情報 - 初山別村 │初山別村のグルメ・特産品