マリー・ラフォレ
Marie Laforêt マリー・ラフォレ | |
---|---|
1985年 | |
本名 | Maïténa Marie Brigitte Doumenach |
生年月日 | 1939年10月5日 |
没年月日 | 2019年11月2日(80歳没) |
出生地 | フランス共和国、スーラック=シュル=メール |
死没地 | スイス、ヴォー州ジェノリエ |
国籍 | フランス→ スイス |
職業 | 女優 歌手 |
ジャンル | 映画 テレビ 舞台 ステージ |
活動期間 | 1959年- |
主な作品 | |
『太陽がいっぱい』(1960年) |
マリー・ラフォレ(フランス語: Marie Laforêt, 1939年10月5日 - 2019年11月2日)は、フランス出身の女優、歌手である。本名はマイテナ・ドゥメナク(Maïténa Doumenach)。1978年以降ジュネーヴに在住し、スイス国籍となっていた。
来歴
[編集]南仏ジロンド県スーラック=シュル=メール(Soulac-sur-Mer, オック語: Solac)生まれ。本名のマイテナはバスク語で『愛されるもの』を意味する。姓のドゥメナクは、父がカタルーニャ系であることを示す。
1959年に姉の替わりに出場したラジオのタレントコンテスト "Naissance d'une Etoile"(スター誕生)で優勝した時にルイ・マル監督に見いだされる。
ルイ・マル監督の作品に出演するチャンスを掴むが、プロジェクト自体がなくなってしまう。しかし、デビュー作となったルネ・クレマン監督の『太陽がいっぱい』(1960年)に出演し、一躍フランスのアイドルとなる。
1960年、映画監督のジャン=ガブリエル・アルビコッコと結婚。1961年、アルビコッコの監督作『金色の眼の女』に主演した。
1963年4月1日から10日にかけて第3回フランス映画祭が東京都千代田区の東商ホールで開催された。アルビコッコの『金色の眼の女』と『アメリカのねずみ』のほか、『突然炎のごとく』『ミス・アメリカ パリを駆ける』『シベールの日曜日』『女はコワイです』『不滅の女』『地下室のメロディー』『地獄の決死隊』の計9本の長編と、短編映画『ふくろうの河』が上映された[1]。ラフォレ、フランソワ・トリュフォー、アレクサンドラ・スチュワルト、アラン・ドロン、セルジュ・ブールギニョン、アルベール・ラモリス、フランソワーズ・ブリオンらは映画祭に参加するため3月28日に来日した[2][3]。
アルビコッコとのあいだに1児をもうけるも、1971年に離婚した。同年、アラン・カーン=スクリーベルと再婚、3人の子供をもうける。
シャンソン歌手としても活躍し、何枚かアルバムを出した。
舞台は、1968年にデビュー。その後は朗読公演などはこなしていたが、1996年ファニー・アルダンから引継ぎロマン・ポランスキー演出による《マスター・クラス》でマリア・カラス役に挑む。これが注目され、99年にはディディエ・ロング新演出による同作を演じて2000年モリエール賞最優秀女優賞にノミネートされ、2009年の再演でも再び候補となった。
2019年11月2日、ヴォー州ジェノリエで死去。80歳没[4]。
主な出演映画
[編集]- 太陽がいっぱい(Plein soleil, 1960年)
- 赤と青のブルース(Saint Tropez Blues, 1961年)
- 金色の眼の女(La Fille aux yeux d'or, 1961年)
- 素晴らしき恋人たち(Amours célèbres, 1961年)
- 女は夜の匂い(À cause, à cause d'une femme, 1963年)
- ジャガーの眼(Marie-Chantal contre le docteur Kha, 1965年)
- 国境は燃えている(Le Soldatesse, 1965年)
- J=P・ベルモンドの警部(Flic ou voyou, 1979年)
- ソフィー・マルソー/恋にくちづけ(Joyeuses Pâques, 1984年)
- 宝庫 (Le Pactole, 1985年) シネクラブ上映
- タンゴ ガルデルの亡命(Tangos, l'exil de Gardel, 1985年)
- 世界で一番好きな人 (Dis-moi oui, 1995)
- ティコ・ムーン(Tykho Moon, 1997年)
- プレイバック (Héroïnes, 1997)
日本のテレビ番組出演
[編集]- スター千一夜(フジテレビ) - 1963年11月5日
脚注
[編集]参考資料
[編集]- 『マリー・ラフォレの伝説と物語』(Contes et legendes de ma vie privee) 持田明子訳、白水社、四六判 268P 1983年9月発行、1785円(絶版)