マルクス主義同志会
設立 | 2002年 |
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設立者 | 林紘義 |
解散 | 2017年 |
種類 | 政治団体、革命的サークル |
目的 | マルクス・レーニン主義を原則的に擁護し、それを深め普及させていくこと |
本部 | 日本東京都練馬区春日町1-11-12-409 |
公用語 | 日本語 |
会長 | 林紘義 |
機関紙 | 海つばめ、プロメテウス |
関連組織 | 全国社研社、旧社会主義労働者党、ワーカーズネットワーク、グループ95、赤星マルクス研究会 |
ウェブサイト | 労働の解放をめざす労働者党 |
日本の新左翼 |
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Portal:政治学 |
マルクス主義同志会(マルクスしゅぎどうしかい)は、2002年から2017年まで存在した、新左翼系の日本のサークル。前身は社会主義労働者党、後継は労働の解放をめざす労働者党(略称:労働者党)。
概要
[編集]マルクス主義同志会は、2002年11月3日、党勢が停滞していた社会主義労働者党が、「党の実態を欠き、党としての闘いを構築できない状態」であるとして、「革命的サークル」へ組織を再編し「マルクス主義同志会」へ改称した。全国各地での学習会、中央での労働者セミナーなどを実施し、出版物は関連会社の「有限会社 全国社研社」が主に発行した。
他の新左翼諸党派と日本共産党を左右の日和見主義だとし、自民・立憲・国民・公明・希望・社民・維新などの既成政党に対しても厳しく批判している。
2016年春の第12回大会では国政選挙復帰に向けて準備することを決定し、9月には労働者党の再建を表明。2017年4月の第13回大会で、「サークル的な組織」であるマルクス主義同志会は解散し、「労働者党の再建」として「労働の解放をめざす労働者党」(略称・労働者党)を結成した[1]。
組織
[編集]- 指導者:林紘義
- 機関紙誌:『海つばめ』(隔週刊)・『プロメテウス』(不定期)
- 活動拠点:全国社研社(東京都練馬区)
他にも、旧社労党系勢力から分離した団体には、ワーカーズ・ネットワーク(Workers)、革命的社会主義運動・グループ95(後に社会主義連盟)、イング・ネットワーク、赤星マルクス研究会などがある。
理論
[編集]会則に「旧社労党の綱領を参考資料として保持する」とあるように、基本的には旧社労党の理論的立場が継承され、唯物史観や『資本論』などに基づいて現実の政治課題を分析。特に労働価値説を擁護している。
これまでの労働者セミナーで取り上げられた主なテーマは、「エンゲルスの『資本論』修正を問う」(2003年)、「富塚理論批判」(2006年)、「エンゲルスの『家族、私有財産および国家の起源』批判」(2008年)、「恐慌の歴史」(2009年)、「再編に向けて激動する世界資本主義」(2011年)など。
2012年のテーマは「社会主義の根底的意義を問う――価値規定による分配の内容は何か」とし、社会主義における分配について討論。共産党が市場経済を擁護し、社会主義では「価値規定による分配」はできないと公言する中で、その内容がいかなるものかを究明しようと試みた。この問題は、この100年来「社会主義」を掲げる党派がどこも明確に掘り下げてこなかったことだという。
こうした展開は、かつて日本共産党が「中ソは社会主義社会」と評価する中で、中ソを「労働者が理想とする社会ではない」、ある種の資本主義だと規定(いわゆる「国家資本主義」論)したことを受け継ぐものである。
出版物
[編集]- 『人類社会の出発点 古代的生産様式』(林紘義 著、2012年3月)
- 『核エネルギーはなぜいかにして危険か』(林紘義 著、2011年10月)
- 『明治の労働運動、社会主義運動』(町田勝 著、2011年5月)
- 『鳩山政権の九ヶ月』(林紘義 著、2010年8月)
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 2019年参院選比例区選挙公報 労働の解放をめざす労働者党 - 後継の団体、労働の解放をめざす労働者党の選挙公報。
- 1980年参院選全国区選挙公報 かじの東吾(マルクス主義労働者同盟) - 前身の団体、マルクス主義労働者同盟(マル労同)の選挙出馬時の選挙公報。