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マルコム・スミス (アメリカンフットボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マルコム・スミス
Malcolm Smith
refer to caption
ブラウンズ時代(2020年)
基本情報
ポジション ラインバッカー
生年月日 (1989-07-05) 1989年7月5日(35歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ウッドランドヒルズ
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 226 lb =約102.5kg
経歴
大学 南カリフォルニア大学
NFLドラフト 2011年 / 7巡目全体242位
初出場年 2011年
初出場チーム シアトル・シーホークス
所属歴
2011-2014 シアトル・シーホークス
2015-2016 オークランド・レイダース
2017-2018 サンフランシスコ・49ers
2019 ジャクソンビル・ジャガーズ
2019 ダラス・カウボーイズ
2020-2021 クリーブランド・ブラウンズ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第48回
スーパーボウルMVP(1回)
第48回
NFL 通算成績
タックル 518回
QBサック 7.0回
ファンブルフォース 11回
インターセプト 7回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

マルコム・サビエル・スミスMalcolm Xavier Smith1989年7月5日- )はカリフォルニア州ロサンゼルス市ウッドランドヒルズ出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはラインバッカー

経歴

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プロ入り前

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USC時代(2008年)

地元の高校で彼は最終学年にシーズン前半、足の怪我で欠場していたものの、ランニングバックとして118回のランで919ヤードを走り15タッチダウン、ラインバッカーとして31タックル、10サック、4ファンブルフォースの成績をあげた。

USCに進学した彼は、1年次の2007年には、スペシャルチーム及び控えラインバッカーとしてプレーし、6タックル、1ファンブルフォースをあげた。2年次の2008年もスペシャルチーム、控えラインバッカーとして13試合に出場し、18タックルをあげた。3年次の2009年にはライバル校のUCLA戦でチームトップの15タックルをあげるとともに、62ヤードのインターセプトリターンタッチダウンをあげて、その週の最優秀守備選手に選ばれた[1]

シアトル・シーホークス

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シーホークス時代(2013年)

2011年のNFLドラフト7巡でシアトル・シーホークスに指名された[2]

2012年12月9日のアリゾナ・カージナルス戦でパントリターナーのパトリック・ピーターソンがファンブルしたボールをエンドゾーンで拾ってタッチダウンをあげた[3]

2013年は、ブルース・アービンとアウトサイドラインバッカーのポジションを争った[4]サンフランシスコ・フォーティナイナーズとのNFCチャンピオンシップゲームで、コリン・キャパニックからエンドゾーン内のマイケル・クラブツリーに投げられ、リチャード・シャーマンがはじいたパスをインターセプト、チームはスーパーボウル出場を決めた[5]第48回スーパーボウルでは第2クォーターに69ヤードのインターセプトリターンタッチダウンを奪取し、第3クォーターにもファンブルリカバーを決めるなどして、守備選手としては11年ぶりとなるスーパーボウルMVPに選出された[6]

2014年は、先発5試合を含む14試合に出場し、33タックル(24ソロタックル)、2ファンブルフォースの成績を残した[7]

オークランド・レイダース

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レイダース時代 (2015年)

2015年3月10日、オークランド・レイダースと2年700万ドルの契約を結んだ[8]。レイダースのディフェンスコーディネーターはシーホークス時代にLBコーチとして指導を受けたケン・ノートン・ジュニアであった[9]。この年彼は全16試合に先発出場した[10]

サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ

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2017年3月9日、サンフランシスコ・フォーティナイナーズと5年2650万ドルの契約を結んだ。しかしトレーニングキャンプで胸筋を痛めてシーズンを棒に振った[11]

2019年8月27日、チームからリリースされた[12]

ジャクソンビル・ジャガーズ

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10月22日 ジャクソンビル・ジャガーズと契約した[13]。しかし2試合に出場しただけで、11月5日に放出された。

ダラス・カウボーイズ

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12月17日にダラス・カウボーイズと契約した[14]

クリーブランド・ブラウンズ

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2020年8月23日にクリーブランド・ブラウンズと契約を結んだ[15]

人物

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兄のスティーブ・スミス英語版もUSCで2003年から2006年までプレーした後、ニューヨーク・ジャイアンツなどでプレーしたWRである[2]

食道の機能障害、アカラシアであり、2009年のローズボウルの頃、体重を減らした。当初診断を受けた際には、胃食道逆流症と判断され、その後の検査でアカラシアであることが判明した。彼は外科的治療を受けているが、食事を非常にゆっくり食べるように制限がなされている[16]

詳細情報

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年度別成績

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レギュラーシーズン

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年度 チーム

試合 タックル インターセプト ファンブル
出場 先発 合計
回数
試行
回数
アシ
スト
サック セイフ
ティ
パス
防御
パス
Int
リターン
ヤード
平均
リターン
ヤード
最長
リターン
リターン
TD
ファンブル
フォース
2011 SEA 53 12 0 16 10 6 1.0 -- 0 -- -- 0.0 -- -- 1
2012 16 3 22 12 10 0.0 0 2 -- -- 0.0 -- -- 0
2013 15 8 54 34 20 1.0 0 4 2 69 34.5 37T 1 1
2014 14 5 38 28 10 0.0 -- 1 -- -- 0.0 -- -- 2
2015 OAK 16 16 122 99 23 4.0 -- 6 1 27 27.0 27 0 2
2016 15 14 103 86 17 0.0 -- 3 1 0 0.0 0 0 2
2017 SF 51 怪我のため試合出場なし
2018 12 5 35 22 13 0.0 -- 1 -- -- 0.0 -- -- 0
2019 JAX 53 2 0 0 -- -- -- -- -- -- -- 0.0 -- -- --
DAL 43 2 1 5 4 1 0.0 -- 0 -- -- 0.0 -- -- 1
'19計 4 1 5 4 1 0.0 -- 0 -- -- 0.0 -- -- 1
NFL:5年 102 52 395 295 100 6.0 0 17 4 96 24.0 37 1 9
  • 2019年度シーズン終了時
  • 太字は自身最高記録

ポストシーズン

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年度 チーム 試合 タックル インターセプト ファンブル
出場 先発 合計
回数
試行
回数
アシ
スト
サック セイフ
ティ
パス
防御
パス
Int
獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
最長
リターン
リターン
TD
ファン
ブル数
2012 SEA 2 0 -- -- -- 0.0 0 0 0 0 -- 0 0 0
2013 3 2 -- -- -- 0.0 0 2 2 69 -- 69 1 0
2014 3 0 -- -- -- 0.0 0 0 0 0 -- 0 0 0
2016 OAK 1 1 -- -- -- 0.0 0 2 0 0 -- 0 0 0
9 3 -- -- -- 0.0 0 4 2 69 -- 69 1 0

関連項目

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脚注

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  1. ^ Game Ball: USC LB Malcolm Smith”. legendschannel.com (2009年12月1日). 2013年12月25日閲覧。
  2. ^ a b Tim Booth (2011年4月30日). “Seattle uses last pick on USC's Malcolm Smith”. シアトル・タイムズ. 2013年12月25日閲覧。
  3. ^ Seahawks force 8 turnovers, wallop Cardinals, 58-0”. ESPN (2012年12月9日). 2013年12月25日閲覧。
  4. ^ シーホークスのDEブルース・アービン、今季はOLBへ転向”. アメフトNewsJapan (2013年7月10日). 2013年12月25日閲覧。
  5. ^ Ashley Fox (2014年1月20日). “Stay away from Richard Sherman”. ESPN. 2014年1月25日閲覧。
  6. ^ 生沢浩 (2014年2月4日). “今季シーホークスを象徴、スーパーボウルMVP受賞のLBスミス”. NFLJAPAN.com. 2014年2月5日閲覧。
  7. ^ Raiders Sign LB Malcolm Smith”. オークランド・レイダース (2015年3月11日). 2015年5月17日閲覧。
  8. ^ Conor Orr (2015年3月11日). “Malcolm Smith expected to sign with Oakland Raiders”. nfl.com. 2015年5月17日閲覧。
  9. ^ Raiders Sign LB Malcolm Smith”. raiders.com (2015年3月11日). 2018年2月5日閲覧。
  10. ^ Eddie Paskal (2016年4月19日). “Malcolm Smith Talks 2016, Addition Of Bruce Irvin”. raiders.com. 2018年2月5日閲覧。
  11. ^ Niners LB Malcolm Smith (pectoral) out for season”. NFL.com (2017年8月5日). 2018年2月5日閲覧。
  12. ^ 49ers Sign WR Nick Williams, Release LB Malcolm Smith”. 49ers.com (August 27, 2019). 2020年1月1日閲覧。
  13. ^ Jaguars Sign Two Linebackers to Active Roster”. Jaguars.com (October 22, 2019). 2020年1月1日閲覧。
  14. ^ Phillips, Rob (December 17, 2019). “Gifford To IR; Cowboys Sign LB For Depth”. DallasCowboys.com. 2020年1月1日閲覧。
  15. ^ “Browns sign LB Malcolm Smith”. ClevelandBrowns.com. (August 23, 2020). https://www.clevelandbrowns.com/news/browns-sign-lb-malcolm-smith August 29, 2020閲覧。 
  16. ^ Michael Lev (2013年8月21日). “USC's Malcolm Smith tackles rare disorder”. ORANGE COUNTY REGISTER. 2013年12月25日閲覧。

外部リンク

[編集]