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ミスズシャルダン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミスズシャルダン
欧字表記 Misuzu Chardon[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 1995年3月11日[1]
死没 2015年10月9日(20歳没)[2]
トニービン[1]
ゴールドユウマ[1]
母の父 ブレイヴェストローマン[1]
生国 日本の旗 日本北海道様似町[1]
生産者 様似渡辺牧場[1]
馬主 永井啓弐[1]
調教師 加藤敬二栗東[1]
競走成績
生涯成績 15戦6勝[1]
獲得賞金 1億7774万3000円[1]
勝ち鞍
GIII 小倉大賞典 2001年
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ミスズシャルダン(欧字名:Misuzu Chardon1995年3月11日- 2015年10月9日[2])は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2001年小倉大賞典

引退後に種牡馬となり、わずか9頭の産駒の中から小倉記念覇者のサンレイジャスパーを出した。

競走馬時代

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デビューは1998年の7月と遅く、横山典弘とのコンビで未勝利戦よりデビューするも3着となったが、2戦目に未勝利戦を勝つと、続く500万下、格上挑戦となるしらかばステークス(1600万下)と3連勝を果たす。しかし、ここで約1年間の休養を挟むことになる。

1999年はHBC杯より始動。1番人気に支持されたものの2着に敗れたが、白井特別を蛯名正義とのコンビで勝利。再度の格上挑戦にして重賞初出走となる京都大賞典へ臨むこととなった。ここでは安藤勝己が騎乗することとなり、当日は5番人気に推される。そして結果は単勝1.8倍の1番人気スペシャルウィークが7着大敗、4番人気のツルマルツヨシが勝利するという波乱になった。ミスズシャルダンは人気通りの5着であったが、スペシャルウィークと6着のステイゴールドに先着している。その後年内は1600万下条件戦に1番人気で2度挑み、1戦目のドンカスターステークスはメイショウドトウの3着に敗れるも、2戦目のゴールデンホイップトロフィーでは勝利しこの年のレースを終えた。

2000年中山金杯より始動するもジョービッグバンの2着。さらに京都記念日経賞GIIを2戦するも4着となる。1番人気で出走したオーストラリアトロフィー(OP)でも6番人気だったポートブライアンズにクビ差屈し2着となり、ここで再び7ヶ月ほどの休養を挟むこととなる。

2001年万葉ステークス(OP)より始動、1番人気に支持されたがトシザブイの3着となる。そして続く小倉大賞典に出走。ここでは2番人気に支持されたが、2年後にこのレースを勝つマイネルブラウをクビ差退け勝利。自身初の重賞初制覇となったほか、鞍上のミルコ・デムーロの国内での重賞初制覇でもあった。このレースを最後に引退となったが、生涯1度も掲示板を外すことのない堅実な走りを見せ続けた。

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[3]およびJBISサーチ[4]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
1998.07.04 函館 4歳未勝利 芝2000m(良) 12 8 12 019.70(6人) 03着 R2:04.2(36.5) -0.5 0横山典弘 55 オースミタイカン 446
0000.07.18 函館 4歳未勝利 芝1800m(良) 14 8 13 002.90(2人) 01着 R1:51.4(35.1) -0.6 0横山典弘 55 (ニッポーキャプテン) 444
0000.08.02 函館 4歳上500万下 芝2000m(良) 16 3 5 002.50(1人) 01着 R2:03.5(36.9) -0.1 0横山典弘 55 (スカラシップ) 442
0000.08.29 札幌 しらかばS 1600万下 芝2600m(稍) 9 3 3 005.90(2人) 01着 R2:44.2(35.2) -0.3 0横山典弘 52 (エーピーランド) 434
1999.08.21 札幌 HBC杯 900万下 芝1800m(良) 12 4 4 003.60(1人) 02着 R1:48.6(36.2) -0.1 0横山典弘 57 ペイストリーシェフ 450
0000.09.18 中山 白井特別 900万下 芝2000m(良) 13 2 2 002.20(2人) 01着 R2:01.7(35.9) -0.1 0蛯名正義 57 (シンコウシングラー) 446
0000.10.10 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 10 1 1 017.40(5人) 05着 R2:24.8(35.0) -0.5 0安藤勝己 57 ツルマルツヨシ 450
0000.11.14 京都 ドンカスターS 1600万下 芝1800m(良) 11 1 1 001.50(1人) 03着 R1:47.0(33.8) -0.1 0蛯名正義 57 メイショウドトウ 456
0000.12.05 阪神 ゴールデンホイップT 1600万下 芝2000m(良) 14 4 6 001.50(1人) 01着 R2:01.2(35.1) -0.0 0J.シャヴェス 58 (エリモツインクル) 460
2000.01.05 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 13 6 9 004.20(2人) 02着 R2:01.6(35.6) -0.2 0的場均 56 ジョービッグバン 460
0000.02.20 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 11 8 10 006.50(4人) 04着 R2:14.0(34.6) -0.2 0M.デムーロ 57 テイエムオペラオー 456
0000.03.26 中山 日経賞 GII 芝2500m(良) 10 3 3 008.70(3人) 04着 R2:36.0(35.5) -0.6 0河内洋 57 レオリュウホウ 452
0000.04.22 京都 オーストラリアT OP 芝2000m(良) 11 3 3 001.90(1人) 02着 R1:59.2(35.0) -0.0 0河内洋 57 ポートブライアンズ 448
2001.01.08 京都 万葉S OP 芝3000m(稍) 10 6 6 003.90(1人) 03着 R3:09.1(35.3) -0.4 0M.デムーロ 56 トシザブイ 466
0000.02.04 小倉 小倉大賞典 GIII 芝1800m(稍) 16 3 6 004.50(2人) 01着 R1:49.5(38.0) -0.0 0M.デムーロ 56 (マイネルブラウ) 466

種牡馬時代

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引退後は静内町の岡野牧場で種牡馬入りする。2001年から2002年の間に12頭に種付けし、9頭が血統登録された。2003年3月付で用途変更となったあとも岡野牧場で功労馬として過ごし、2004年12月より引退名馬繋養展示事業の助成対象となる。その後、2015年10月9日に死亡。20歳没。

2005年中央競馬でデビューしたサンレイジャスパーはデビューから2連勝を飾り、その後はしばらく1000万下で勝ちきれない競馬が続いたものの、2006年マーメイドステークス新潟記念府中牝馬ステークスで2着となり、エリザベス女王杯でも7着となる。その後2007年のマーメイドステークスでも2着となったあと、6番人気で挑んだ小倉記念を勝利。産駒の重賞初制覇を果たした。なお、産駒の中央競馬における4勝はいずれもサンレイジャスパーの勝利である。

主な産駒

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  • 2002年産
    • サンレイジャスパー(小倉記念、マーメイドステークス2着2回、新潟記念2着、府中牝馬ステークス2着)

血統表

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ミスズシャルダン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 グレイソヴリン系
[§ 2]

*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
父の父
*カンパラ
Kampala
黒鹿毛 1976
Kalamoun *ゼダーン
Zeddaan
Khairunissa
State Pension *オンリーフォアライフ
Only For Life
Lorelei
父の母
Severn Bridge
1965 栗毛
Hornbeam Hyperion
Thicket
Priddy Fair Preciptic
Campanette

ゴールドユウマ
1986 黒鹿毛
*ブレイヴェストローマン
Bravest Roman
1972 鹿毛
Never Bend Nasrullah
Lalun
Roman Song Roman
Quiz Song
母の母
ヤマトシャルダン
1973 鹿毛
*セダン
Sedan
Prince Bio
Staffa
リンダセニヨリータ *ヒンドスタン
Hindostan
ワカシラオキ
母系(F-No.) フロリースカツプ(GB)系(FN:F3-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Nasrullah M4×S5、Prince Bio M4×S5 [§ 4]
出典
  1. ^ [5]
  2. ^ [6]
  3. ^ [5]
  4. ^ [5]

叔父に、1982年サンケイ大阪杯などを制したサンエイソロンがいる。

脚注

[編集]

注釈

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出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n ミスズシャルダン”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年5月24日閲覧。
  2. ^ a b ミスズシャルダン”. 競走馬のふるさと案内所. 2022年5月26日閲覧。
  3. ^ ミスズシャルダンの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年5月24日閲覧。
  4. ^ ミスズシャルダン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年5月24日閲覧。
  5. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ミスズシャルダン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年5月26日閲覧。
  6. ^ ミスズシャルダン - Misuzu Chardon - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2022年5月26日閲覧。

外部リンク

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