ミニゴルフ (コンピューターゲーム)
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ジャンル | ゴルフゲーム |
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対応機種 | MSX |
開発元 | ナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント) |
発売元 | ナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント) |
人数 | 1 - 2人(対戦) |
メディア | 32KBROMカセット |
発売日 | 1985年4月6日 |
デバイス | キーボード、ジョイスティック、ジョイパッド |
『ミニ ゴルフ』 (Mini Golf) は、1985年4月6日にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたMSXパソコン用ゲーム。ナムコットゲームセンターシリーズの第11弾。
概要
[編集]今までは『パックマン』をはじめ、『ボスコニアン』までとする過去10作品はアーケードゲームから移植されたものだった。本作はMSXパソコンならび家庭用ゲーム機初のオリジナルゲームとして発売。
ナムコ初のゴルフゲームでもある。
特徴
[編集]- 操作がわかりやすく、手順は常にコメントとして画面に表示される。
- グリーンの芝目が複雑に構成され、より本物に忠実なパッティング感覚が生み出されている。
- クラブや打球の方向の基準は、コンピュータが指示してくれる。
基本操作
[編集]- 飛び方向選択(SELECT DIRECTION)
- ボールを飛ばす方向を選ぶ。カーソルキーの上下で90度ずつの方向、左右で微妙な方向を調整。決定したら、スペースキーを押す(取り消しは、Xキー)。
- パワー調整(SELECT POWER)
- ゲーム画面の右側に表示されているインジケーターの目盛りが多いときにスペースキーを押すと、ボールが強く打たれ、遠くまで飛んでいく。
- スペースキーを押す前に、カーソルキーでインジケーターの上の矢印を動かすと、 スライスやフック、バック・スピンをかけることが可能(クラブによっては、かからないものもある)。
コンピューターキャディー機能
[編集]プレイ中、クラブや方向に関してコンピュータが選択してくれる。変更可能。
常にコンピュータの指示がベストとは限らないため、ある程度の注意が必要。タイトル画面の時にセレクトキー[1]を押すと、この機能を解除できる。
ゲームモード
[編集]- 1人用(ONE PLAYER)
- 1人で18ホールを回るモード。インとアウトが終了すると、総ストローグ数(総打数)が表示される。
- ストローグ・プレイ(STROKE PLAY)
- 2人で18ホールを回り、総ストローグ数を競い合うモード。
- ボールは、1プレイヤーは白、2プレイヤーは赤。2ホール以降は、前のホールで打数が少ないほうがオーナーとなって、先にティー・ショット(第1打)を打つ。2打目からは、グリーンの遠い方から打っていく。
- マッチプレイ(MATCH PLAY)
- 2人で各ホールごとに勝ち負けを決め、勝ったホール数を競い合うモード。
- ストローグ・プレイ同様、1プレイヤーは白、2プレイヤーは赤のボールを使用。
- 『OKボール』という、グリーンに乗ったボールについて、パットしなくても次の1打で入るものと相手プレイヤーが認めるルールがある。
コース構成
[編集]- ティーグランド
- 全てのコースは、ここからスタート。
- 風見鶏
- パーの方向に風が吹いている。風が悪いとショット後のボールに大きく影響する。
- バンカー
- 砂地の部分。サンドウェッジ以外のクラブは全て最悪のコンディションとなる。
- フェアウェイ
- ティーグランドとグリーンを結ぶ芝の整備された部分。ここでは全てのクラブが最良のコンディションで使用可能。
- ラフ
- フェアウェイのまわりの芝の整備されていない部分。ここからのショットは距離や方向が狂いやすい。
- OB区域
- プレイを許されない場所。ここにボールが落ちると、1打追加されて元の場所から打ち直しとなる。
- ウォーターハザード
- コースにある池や川。ここにボールが落ちると、1打追加されて特定の場所から次のショットとなる。
- 立木
- ボールが木に当たると跳ね飛ばされる。枝の下を通過させたり木の上を超えれば大丈夫。
- 100mの木
- この木からグリーンまで約100mを示す。
- グリーン
- オンすると、グリーン画面に切り替わる。
- 芝目(グリーン画面)
- パットされたボールは矢印の方向に流される。
- グリーン拡大画面(グリーン画面)
- グリーンのピンの位置、芝目は各ホール、各ラウンドごとに変化する。
コースガイド、標準飛距離
[編集]- 本作品で行われるゴルフコースは、全部で18のホールから構成されており、各ホールには規定の打数(パー)が定められている。ボールを打ち出す場所(ティーインググラウンド)からカップまでの距離が、1ホールの距離となっている。各ホールの長さやコースの全長は用途によって多様である。
- 本来のゴルフでは通例として、アメリカの距離単位・ヤードを使用しているが、本作品では国際単位系(SI)およびMKS単位系の距離単位・メートル(m)を使用している。
- 標準飛距離は、使用クラブとその略号、飛距離を表記。
- 例えば、1番ウッド(ドライバー)は通常「1W」と表わされるが、本作品では「W1」として表記されている。なお、ピッチングウェッジ(PW)、サンドウェッジ(SW)、パター(PT)は通常表記。
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脚注
[編集]- ^ MSX規格のオリジナルキー。