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モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港
Aéroport International Pierre-Elliott-Trudeau de Montréal
Montréal-Pierre Elliott Trudeau International Airport
IATA: YUL - ICAO: CYUL
概要
国・地域 カナダの旗 カナダ
所在地 ケベック州ドーバル市英語版
母都市 モントリオール
種類 公共
標高 36 m (118 ft)
座標 北緯45度28分05秒 西経73度44分29秒 / 北緯45.46806度 西経73.74139度 / 45.46806; -73.74139座標: 北緯45度28分05秒 西経73度44分29秒 / 北緯45.46806度 西経73.74139度 / 45.46806; -73.74139
公式サイト 公式サイト
地図
YULの位置(モントリオール内)
YUL
YUL
YULの位置(ケベック州内)
YUL
YUL
YULの位置(カナダ内)
YUL
YUL
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
06L/24R NO 3,353×61 舗装
06R/24L NO 2,926×61 舗装
10/28 NO 2,134×61 舗装
リスト
空港の一覧
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モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港(モントリオール・ピエール・エリオット・トルドーこくさいくうこう、: Aéroport International Pierre-Elliott-Trudeau de Montréal: Montréal-Pierre Elliott Trudeau International Airport)は、カナダケベック州モントリオールにある国際空港。市街地中心から西南西20kmに位置する。エア・カナダの本拠地。

空港全体図
国際線ターミナル内部
新築された国際線ターミナル内部
2016年に新築された国際線ターミナル
空港内免税店

概要

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当空港は「モントリオール・ドルバル国際空港」(Montréal – Dorval International Airport)として1941年9月にモントリオール島内に開港した。元は競馬場の敷地だった。

1975年モントリオール・ミラベル国際空港カナダ連邦政府のプロジェクトで開港し国際線を集約させた。これに伴い当空港はカナダ国内線およびアメリカ合衆国向け専用空港となった。

その後、連邦政府は方針を変更し、市街地に近い当空港へ国内および国際線の旅客業務を集約させることとした[1]2004年1月、これに合わせて当空港を地元出身のカナダ元首相ピエール・エリオット・トルドー(Pierre Elliott Trudeau)の名にちなみ「ピエール・エリオット・トルドー国際空港」と改名した。2000年以降は空港の集約化に合わせターミナルの増築や改築が行われ、現在でも整備が進められている。

2018年6月2日よりエアカナダが日本(成田国際空港)への直行便を就航[2]

2019年の旅客数は2030万人でカナダの空港ではトロント国際空港バンクーバー国際空港に続いて3位だった[3]

就航路線

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航空会社就航地
カナダの旗エア・カナダ国内 : カルガリーエドモントンハリファックスケロウナオタワセントジョンズトロント/YYZバンクーバーウィニペグ
アメリカ : デンバーフォートローダーデールフォートマイヤーズホノルルロサンゼルス/LAXマイアミニューヨーク/LGAサンディエゴサンフランシスコタンパウェストパームビーチ
ヨーロッパ : アテネブリュッセルダブリンフランクフルトジュネーヴリスボンロンドン/LHTミラノニースパリ/CDGリヨンレイキャビクローマヴェネツィア
カリブ : モンテゴベイポワンタピートルセントジョンズバルバドスキュラソーナッソー
プロビデンシアレスセントルシアサンフアン
中南米 : ボゴタカンクンブエノスアイレス/エセイサイスタパ・シワタネホリベリアメキシコシティプエルトバヤルタサンホセサンパウロ
アフリカ : アルジェカサブランカカイロ
アジア : デリー上海/浦東東京/成田
中東 : テルアビブ
カナダの旗エアカナダ・エクスプレスジャズ航空国内 : バゴヴィルベコモバサーストフレデリクトンシャーロットタウン
ハリファックスガスペ (ケベック州)マドレーヌ諸島 (カナダ)モンクトンモン・ジョリオタワケベック・シティールーワン・ノランダセントジョン (ニューブランズウィック州)セティル
トロント/YYZトロント/YTZヴァルドールウィニペグワブッシュ
アメリカ : ボストンシカゴ/ORDハートフォードニューヨーク/LGAニューアークワシントン/レーガンヒューストン
カナダの旗エアカナダ・ルージュカヨココ、コスメルフォートマイヤーズラスベガスマイアミオーランド、サンタ・クララ、プエルト・プラタタンパ、バラデロ、ウエストパームビーチ
カナダの旗エア・トランザットアメリカ : フォートローダーデール
ヨーロッパ : マラガパリ/CDGリヨンマルセイユトゥールーズナントニースバルセロナマドリードアテネミュルーズ/バーゼルボルドーブリュッセルブダペストダブリンリスボンポルトロンドン/LGWプラハローマヴェネツィア
カリブ : モンテゴベイポルトープランスラ・ロマーナ (ドミニカ共和国)、プエルト・プラタ、プエルトバヤルタシント・マールテン島、オルギン、バラデロ、カマグエイ、カヨココ、カヨ・ラルゴ、フォール=ド=フランスポワンタピートルロアタン、サマナ、サンタ・クララ、セントルシア
中南米 : アカプルコカンクンコスメル、イスパタ、カルタヘナサンアンドレス島パナマシティマナグアサンホセ リベリア
中近東 : テルアビブ
カナダの旗ウエストジェットカルガリーカンクンエドモントンフォートローダーデールオーランドラスベガスプンタカナ、バラデロ、モンテゴベイプロビデンシアレスシント・マールテントロント/YYZバンクーバーウィニペグ
カナダの旗サンウィング航空 カンクンフォートローダーデール、イスパタ、カマグエイ、カヨココ、コスメル、バラデロ、オルギン、サンタ・クララ、モンテゴベイプンタカナシント・マールテンラ・セイバアルババルバドス、カヨ・ラルゴ、フリーポートワタルコ、イスタパ・シワタネホ、リベリアマンサニヨ(キューバ)オーランドパナマシティ、プエルト・プラタ、プエルトバヤルタリオ・アトロスカボス、サンティアーゴ・デ・クーバ、セントルシア
カナダの旗ポーター航空ハリファックスセントジョンズサンダーベイトロント/YCTウィンザーモントランブラン (ケベック州)
カナダの旗フレア航空カルガリーエドモントンハリファックストロント/YYZバンクーバー
季節運航 : フォートローダーデールオーランド/サンフォード
カナダの旗エア・イヌイット クージュアラピククージュアクラグランドケベックシティ
カナダの旗PAL航空ケベックシティ
カナダの旗カナディアンノース航空クージュアク
アメリカ合衆国の旗アメリカン航空シャーロットマイアミ
季節運航 : ダラス/フォートワース
アメリカ合衆国の旗アメリカン・イーグルシャーロットシカゴ/ORDニューヨーク/LGAフィラデルフィア
季節運航 : ダラス/フォートワース
アメリカ合衆国の旗デルタ航空 アトランタミネアポリス
アメリカ合衆国の旗デルタ・コネクションデトロイト
アメリカ合衆国の旗ユナイテッド・エクスプレスシカゴ/ORDニューアークワシントン/ダレス
メキシコの旗アエロメヒコ航空メキシコシティ
パナマの旗コパ航空パナマシティ
フランスの旗エールフランス パリ/CDG
フランスの旗コルセールフライ パリ/ORY
フランスの旗エール・サン=ピエールサンピエール
アイスランドの旗アイスランド航空レイキャビク
イギリスの旗ブリティッシュエアウェイズロンドン/LHT
ドイツの旗ルフトハンザドイツ航空ミュンヘンフランクフルト
オランダの旗KLMオランダ航空アムステルダム
スイスの旗スイス国際航空チューリッヒ
ポルトガルの旗アゾレス・エアラインズリスボンポンタ・デルガダ
アルジェリアの旗アルジェリア航空アルジェ
モロッコの旗ロイヤル・エア・モロッコカサブランカ
チュニジアの旗チュニジア航空 チュニス
ヨルダンの旗ロイヤル・ヨルダン航空アンマン
カタールの旗カタール航空 ドーハ
トルコの旗ターキッシュ エアラインズイスタンブール
中華人民共和国の旗中国国際航空北京/首都ハバナ

地域別就航先一覧

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夜のメインターミナル
管制塔
エアカナダのB777-300ER
空港ターミナル到着ロビー
エア・カナダ(奥)旧塗装(手前)新塗装
  • 北アメリカ
カナダの旗トロントバンクーバーオタワカルガリーケベック・シティーウィニペグエドモントンハリファックスセントジョンセントジョンズモンクトンシャーロットタウンフレデリクトンバサーストベ・コモモン・ジョリイカルイトマドレーヌ諸島モントランブランヴァゴヴィルルーワン・ノランダヴァルドールシブガモークージュアラピクラ・グランドセティルクージュアク
フランスの旗サンピエール島
アメリカ合衆国の旗シカゴニューヨークマイアミオーランドフォートローダーデールフォートマイヤーズラスベガスロサンゼルスサンフランシスコタンパボストンハートフォードワシントンD.C.ヒューストンダラスクリーブランドアトランタミネアポリスデトロイトフィラデルフィアシャーロットフェニックス
  • 中南米
メキシコの旗メキシコシティカンクンアカプルココスメルプエルト・バジャルタイスタパ/シウアタネッホワタルコサン ホセ デル カボ
パナマの旗パナマシティ
エルサルバドルの旗サンサルバドル
コスタリカの旗サンホセ
ニカラグアの旗マナグア
コロンビアの旗カルタヘナサンアンドレス島
ホンジュラスの旗ロアタンラ・セイバ
ペルーの旗リマ(2017年12月~)
  • カリブ海
キューバの旗カヨ・ココカヨ・ラルゴサンタ・クララハバナサンティアーゴ・デ・クーバシエンフエーゴスカマグエイバラデロオルギン
マンサニヨ
フランスの旗フォール=ド=フランスポワンタピートル
バハマの旗ナッソーサン・サルバドル島グランド・バハマ島
ドミニカ共和国の旗サントドミンゴプエルト・プラタプンタ・カナラ・ロマーナサマナ
ハイチの旗ポルトープランス
タークス・カイコス諸島の旗プロビデンシアレス島
ジャマイカの旗モンテゴベイ
バルバドスの旗バルバドス
セントルシアの旗セントルシア
アンティグア・バーブーダの旗アンティグア・バーブーダ
オランダの旗シント・マールテンアルバキュラソー島
  • ヨーロッパ
ドイツの旗フランクフルトミュンヘン
スイスの旗チューリッヒジュネーヴバーゼル
フランスの旗パリリヨンナントニースマルセイユボルドートゥールーズ
イタリアの旗ローマヴェネツィア
スペインの旗マドリードバルセロナマラガ
ポルトガルの旗リスボンポルトポンタ・デルガダ
オーストリアの旗ウィーン
オランダの旗アムステルダム
ギリシャの旗アテネ
ベルギーの旗ブリュッセル
アイルランドの旗ダブリン
イギリスの旗ロンドン
ハンガリーの旗ブダペスト
チェコの旗プラハ
アイスランドの旗レイキャビク
  • アフリカ
アルジェリアの旗アルジェ
モロッコの旗カサブランカ
チュニジアの旗チュニス
  • 中近東
ヨルダンの旗アンマン
トルコの旗イスタンブール
カタールの旗ドーハ
イスラエルの旗テルアビブ
  • アジア
中華人民共和国の旗北京上海
日本の旗東京(2018年6月~)

アクセス

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路線バス

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モントリオール交通局英語版 (Société de transport de Montréal, STM) によりいくつかのバス路線が運行されている。

  • 747系統は空港から高速道路を通り市中心部と結び24時間運行している。終点はBerri通りバスターミナルで、ルネ・レヴェック通り沿いに8つの停留所がある。地下鉄へはLionel-Groulx駅英語版Berri-UQAM駅英語版で乗り換えることができる。モントリオール中央駅近くにも止まる。午前8:30から午後8:00までは10–12分間隔、午前5:30から午前8:30と午後8:00から午前1:00は30分間隔、午前2:00から午前5:00は1時間間隔である[4]。他の路線バスとは料金体系が異なり[5]、硬貨で$10払うと終点まで乗車できる。もしくは事前に購入したSTMの一日(24時間)乗車券($10)、3日、1週間、1ヶ月乗車券、週末券も有効である[6]。高速道路の渋滞により一時間近く時間がかかる事もあるため注意が必要である。
  • 209系統Des Sources。これもDorval駅に停車する。
  • 356系統Lachine /Montreal-Trudeau /Des Sources。西行きはDorval駅、東行きはMontreal市内、Atwater駅、Frontenac駅に停車する。深夜バスである。
  • 378系統Sauvé /Côte-Vertu /Montreal-Trudeau。東行きはCôte-Vertu駅、Montpellier駅、Sauvé駅に停車する。深夜バスである。

鉄道

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脚注

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  1. ^ これに伴い2004年10月よりモントリオール・ミラベル国際空港は貨物用及びチャーター機のみの利用となった。
  2. ^ エア・カナダ、18年6月から成田/モントリオール線、ツアーに期待 トラベルビジョン 2017年8月24日
  3. ^ 2019 Passenger Traffic and Aircraft Movements”. Aeroports de Montreal. January 4, 2022閲覧。
  4. ^ Press releases”. Stm.info (2010年6月10日). 2011年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月19日閲覧。
  5. ^ 通常の路線では通常乗車券(2時間券)3ドル50セントで乗車でき、車内でも購入できる。
  6. ^ これらの乗車券は薬局や地下鉄の駅で購入できるが、バス車内では購入できない。
  7. ^ CDPQ (April 22, 2016). “Réseau Électrique Métropolitain”. CDPQ. April 2016閲覧。

外部リンク

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