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アイスランド航空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイスランド航空
Icelandair ehf.
IATA
FI
ICAO
ICE[1]
コールサイン
ICE AIR[1]
設立 1937年6月3日 (1937-06-03)
ハブ空港 ケプラヴィーク国際空港
マイレージサービス Saga Club
会員ラウンジ Saga Lounge
親会社 アイスランド航空グループ
保有機材数 37機(10機発注中)
就航地 24都市
本拠地 アイスランド レイキャヴィーク
代表者 Birkir Hólm Guðnason
外部リンク icelandair.com
テンプレートを表示
ボーイング757-200
ボーイング757‐200(WL装着機)

アイスランド航空(Icelandair)はアイスランド航空会社の一つ。

概要

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アイスランドの首都であるレイキャヴィーク近郊のケプラヴィーク国際空港を拠点としている。アイスランドへの乗客需要はあまり多くないが、同国がヨーロッパ北米の中間地点に位置していることから、乗り継ぎ客を重視した路線編成を行っている。日本へはチャーター便として羽田空港などへの飛来実績がある。

航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している。 [2]

歴史

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アイスランド航空の前身となった航空会社の一社、Flugfélag Akureyrarは、1937年、アイスランド北部の都市アークレイリを拠点として設立された。同社は後に本拠地をレイキャヴィークに移し、Flugfélag Íslandsに改名した。1945年には国際線の運航を開始、国外では当初Iceland Airwaysの名称を、後にIcelandairの名称を使用した[3]

また1944年にはLoftleiðir(英名:アイスランディック航空Icelandic Airlines en)が設立され、当初はレイキャヴィーク空港から国内線を、1947年には国際線の運航を開始した。1964年、格安航空会社 の先駆として北大西洋上を連絡する便に速度の遅い機体カナディアCL-44を導入、全席エコノミー仕様でサービスを開始、1970年にはDC-8に更新し継続した。


1973年、この2社は合併してFlugleiðirとなったが、運航はそれぞれの名称で行われていた。しかし1979年には運航も統一されることになり、"F"をデザインしたロゴもこのとき採用された。

1997年には、国内線等の短距離路線を担う子会社としてエア・アイスランド(Flugfélag Íslands)が設立された。

就航路線

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2024年8月現在

国・地域 都市名 空港名 備考
ヨーロッパ
イギリスの旗 イギリス グラスゴー グラスゴー国際空港
ロンドン ヒースロー国際空港
ガトウィック空港
マンチェスター マンチェスター国際空港
ドイツの旗 ドイツ ベルリン ブランデンブルク国際空港
フランクフルト フランクフルト国際空港
ハンブルク ハンブルク空港
ミュンヘン ミュンヘン国際空港
スペインの旗 スペイン アリカンテ アリカンテ=エルチェ・ミゲル・エルナンデス空港
バルセロナ バルセロナ=エル・プラット国際空港
グラン・カナリア島 グラン・カナリア空港 季節運航
マドリード アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港 季節運航
テネリフェ島 テネリフェ・ノルテ空港
オランダの旗 オランダ アムステルダム アムステルダム・スキポール空港
 ノルウェー ベルゲン ベルゲン空港 季節運航
オスロ オスロ空港
 デンマーク ビルン ビルン空港 季節運航
コペンハーゲン コペンハーゲン空港
フェロー諸島 ヴォーアル空港 レイキャビク空港発着
ベルギーの旗 ベルギー ブリュッセル ブリュッセル空港
アイルランドの旗 アイルランド ダブリン ダブリン空港
スイスの旗 スイス ジュネーヴ ジュネーヴ空港 季節運航
チューリッヒ チューリッヒ空港
 フィンランド ヘルシンキ ヘルシンキ・ヴァンター空港
 オーストリア インスブルック インスブルック空港 季節運航
ザルツブルク ザルツブルク空港 季節運航
ポルトガルの旗 ポルトガル リスボン ウンベルト・デルガード空港 季節運航
イタリアの旗 イタリア ミラノ ミラノ・マルペンサ空港 季節運航
ローマ ローマ・フィウミチーノ空港
ヴィローナ ヴィローナ=ヴィッラフランカ空港 季節運航
フランスの旗 フランス ニース コート・ダジュール空港 季節運航
パリ シャルルドゴール空港
 チェコ プラハ ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港 季節運航
 スウェーデン ストックホルム アーランダ空港
グリーンランド(ヌーク線を除きレイキャビク空港発着)
グリーンランドの旗 グリーンランド イルリサット イルリサット空港 季節運航
クルスク クルスク空港
ナルサルスアーク ナルサルスアーク 季節運航
ヌーク ヌーク空港
北米
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ボルチモア ボルチモア・ワシントン国際空港
ボストン ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港
シカゴ シカゴ・オヘア国際空港
デンバー デンバー国際空港
デトロイト デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港 季節運航
ミネアポリス ミネアポリス・セントポール国際空港 季節運航
ニューヨーク ジョン・F・ケネディ国際空港
ニューアーク・リバティー国際空港
オーランド オーランド国際空港 季節運航
ピッツバーグ ピッツバーグ国際空港 季節運航
ポートランド ポートランド国際空港 季節運航
ローリー ローリー・ダーラム国際空港
シアトル シアトル・タコマ国際空港
ワシントンD.C. ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港
カナダの旗 カナダ トロント トロント・ピアソン国際空港
バンクーバー バンクーバー国際空港
ハリファックス ハリファックス・ロバート・L・スタンフィールド国際空港 季節運航

機材

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現在の保有機材

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アイスランド航空 運航機材一覧(2024年2月現在)[4][5]
機材 運用数 発注数 座席数 備考
J Y
エアバスA321LR - 7 TBA 2024年後半より納入予定[6]
エアバスA321XLR - 13 TBA 2029年より納入開始予定[6]
12機のオプション付き
ボーイング737 MAX 8 15 1 16 144 160
ボーイング737 MAX 9 4 - 16 162 178
ボーイング757-200 13 - 22 161 183 2026年までに退役予定[7]
20 164 184
80 - 80
ボーイング757-300 2 - 22 203 225 2026年までに退役予定[7]
ボーイング767-300ER 3 - 25 237 262
デ・ハビランド・カナダ DHC-8-Q200 3 - - 37 37 エア・アイスランドによる運航
ボンバルディア DHC-8-Q400 3 - - 72 72 エア・アイスランドによる運航
- 76 76
貨物機
ボーイング757-200PF 1 - 貨物
ボーイング767-300BCF 2 - 貨物
46 21

過去の保有機材

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ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b Designators for Aircraft Operating Agencies, Aeronautical Authorities and Services / Indicatifs des exploitants d’aéronefs et des administrations et services aéronautiques / Designadores de empresas explotadoras de aeronaves, de entidades oficiales y de servicios aeronáuticos / Условные обозначения летно-эксплуатационных агентств, авиационных полномочных органов и служб, Edition No. 156, Montréal: International Civil Aviation Organization, April 2011, p. 1-53.
  2. ^ Airlines using Amadeus” (英語). アマデウスITグループ. 2015年9月27日閲覧。
  3. ^ Flugfélag Íslands tekur upp enska nafnið Icelandair”, Þjóðviljinn, 14. árgangur 22. tölublað(18 janúar 1957).
  4. ^ Icelandair Fleet | Icelandair” (英語). www.icelandair.com. 2019年10月4日閲覧。
  5. ^ Icelandair Fleet Details and History
  6. ^ a b Icelandair signs contracts for two additional Airbus aircraft” (英語). GlobeNewswire. 2024年2月22日閲覧。
  7. ^ a b Icelandair to retire its Boeing 757 fleet by 2026” (英語). Airlinerwatch. 2024年2月22日閲覧。

外部リンク

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