ユニバーシアード記念九州大学野球選手権大会
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全九州大学野球選手権大会(ぜんきゅうしゅうだいがくやきゅうせんしゅけんたいかい)は1994年より毎年秋季に開催されている明治神宮野球大会の九州・沖縄地区代表決定トーナメントである。
概要
[編集]明治神宮野球大会の九州・沖縄地区代表を争う大会。九州・沖縄地区の福岡六大学野球連盟、九州六大学野球連盟、九州地区大学野球連盟の3つの大学野球連盟上位大学が出場する形式で、優勝校が明治神宮野球大会への出場権を得る。
九州・沖縄地区における代表枠の歴史
[編集]- 1970年-1981年:九州六大学野球連盟、九州地区大学野球連盟から1校。
- 1982年-1979年:九州地区(九州六大学と九州地区の代表決定戦の勝者)1校。
- 1980年-1993年:九州六大学と九州地区が隔年で1校出場。
- 1994年-現在:隔年出場が廃止、九州六大学・九州地区から1校出場。大会創設。
- 1998年から九州地区・九州六大学に、2000年から九州3連盟に変更。
試合方式
[編集]2023年(第30回大会)の大会を元に記述する。
出場チーム
[編集]- 福岡六大学野球連盟・九州六大学野球連盟は秋季リーグ戦の上位各3チーム、九州地区大学野球連盟は北部地区・南部地区の各地区上位3チームの計12チームが出場する。
シード
[編集]- 福岡六大学・九州六大学の各優勝チームは決勝トーナメント(準決勝)からのシードとなる。
- 九州地区大学野球連盟の北部と南部の優勝チームが対戦し、勝利チームは決勝トーナメント(準決勝)からのシードとなる。
- 上記の敗北チームは4回戦からのシードとなる。
予選トーナメント(1-4回戦)
[編集]- 1-3回戦はシード校を除いた8チームによるトーナメント方式。1チームが4回戦に進出する。
- 4回戦(3回戦の勝者対九州地区優勝同士の対戦の敗者)の勝者が決勝トーナメント(準決勝)に進出する。
- 会場は福岡工業大学のグラウンドと雁の巣球場を使用。
- 予選トーナメントではコールドゲームを適用(7回・8回で7点差以上。)
決勝トーナメント(準決勝・決勝)
[編集]- 準決勝はシードされた3連盟の上位チームと、予選トーナメントを突破した1チームの4チームによるトーナメント方式。準決勝は、シード校同士の対戦と、シード校対4回戦勝ち抜け校による対戦になる。
- 準決勝・決勝はコールドゲームを採用しない、会場は福岡ドームを使用。
- 予選トーナメント・決勝トーナメント両方で指名打者制度が採用される[1]。
歴代出場校
[編集]- 上段がリーグ優勝、中段がリーグ2位、下段がリーグ3位
- 2016年~2018年の九州地区は上段が第1代表、中段が第2代表、下段が第3代表、()は所属地区
回 | 年度 | 福岡六大学 | 九州六大学 | 九州地区 |
---|---|---|---|---|
1 | 1994 | 九州共立大学 福岡教育大学 福岡工業大学 |
九州国際大学 福岡大学 久留米大学 |
沖縄国際大学 九州東海大学 熊本学園大学 |
2 | 1995 | 九州共立大学 第一経済大学 九州産業大学 |
九州国際大学 福岡大学 西南学院大学 |
日本文理大学 熊本工業大学 別府大学 |
3 | 1996 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡教育大学 |
福岡大学 九州国際大学 久留米大学 |
日本文理大学 名桜大学 熊本学園大学 |
4 | 1997 | 九州共立大学 福岡教育大学 九州工業大学 |
九州国際大学 福岡大学 西南学院大学 |
別府大学 日本文理大学 宮崎産業経営大学 |
5 | 1998 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡教育大学 |
福岡大学 九州国際大学 九州大学 |
日本文理大学 九州東海大学 宮崎産業経営大学 |
6 | 1999 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡工業大学 |
九州国際大学 福岡大学 北九州大学 |
九州東海大学 熊本工業大学 大分大学 |
7 | 2000 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡教育大学 |
九州国際大学 福岡大学 久留米大学 |
九州東海大学 日本文理大学 崇城大学 |
8 | 2001 | 九州共立大学 福岡工業大学 第一経済大学 |
福岡大学 九州国際大学 久留米大学 |
日本文理大学 九州東海大学 西日本工業大学 |
9 | 2002 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡工業大学 |
九州国際大学 北九州市立大学 福岡大学 |
日本文理大学 名桜大学 宮崎産業経営大学 |
10 | 2003 | 九州共立大学 福岡工業大学 九州産業大学 |
福岡大学 九州国際大学 北九州市立大学 |
沖縄国際大学 崇城大学 名桜大学 |
11 | 2004 | 九州産業大学 福岡工業大学 第一経済大学 |
福岡大学 九州国際大学 北九州市立大学 |
九州東海大学 名桜大学 日本文理大学 |
12 | 2005 | 九州産業大学 九州共立大学 第一経済大学 |
九州国際大学 北九州市立大学 福岡大学 |
日本文理大学 西日本工業大学 沖縄国際大学 |
13 | 2006 | 九州産業大学 福岡工業大学 九州共立大学 |
九州国際大学 北九州市立大学 福岡大学 |
九州東海大学 日本文理大学 西日本工業大学 |
14 | 2007 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡工業大学 |
福岡大学 北九州市立大学 九州国際大学 |
別府大学 沖縄国際大学 日本文理大学 |
15 | 2008 | 九州産業大学 九州共立大学 福岡経済大学 |
福岡大学 九州国際大学 西南学院大学 |
西日本工業大学 宮崎産業経営大学 日本文理大学 |
16 | 2009 | 九州産業大学 九州共立大学 福岡工業大学 |
九州国際大学 久留米大学 福岡大学 |
日本文理大学 別府大学 名桜大学 |
17 | 2010 | 九州産業大学 福岡工業大学 九州共立大学 |
九州国際大学 福岡大学 北九州市立大学 |
日本文理大学 名桜大学 東海大学九州キャンパス |
18 | 2011 | 九州共立大学 九州産業大学 日本経済大学 |
九州国際大学 福岡大学 北九州市立大学 |
日本文理大学 別府大学 第一工業大学 |
19 | 2012 | 九州産業大学 九州共立大学 日本経済大学 |
九州国際大学 福岡大学 北九州市立大学 |
日本文理大学 西日本工業大学 名桜大学 |
20 | 2013 | 福岡工業大学 日本経済大学 九州産業大学 |
福岡大学 西南学院大学 九州国際大学 |
日本文理大学 名桜大学 第一工業大学 |
21 | 2014 | 九州共立大学 福岡工業大学 九州産業大学 |
福岡大学 西南学院大学 九州国際大学 |
日本文理大学 第一工業大学 西日本工業大学 |
22 | 2015 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡工業大学 |
九州国際大学 福岡大学 西南学院大学 |
沖縄大学 日本文理大学 近畿大学産業理工学部 |
23 | 2016 | 九州共立大学 九州産業大学 日本経済大学 |
北九州市立大学 西南学院大学 久留米大学 |
日本文理大学(北部) 沖縄大学(南部) 近畿大学産業理工学部(北部) |
24 | 2017 | 九州共立大学 日本経済大学 九州産業大学 |
九州国際大学 福岡大学 北九州市立大学 |
日本文理大学(北部) 沖縄大学(南部) 東海大学九州キャンパス(南部) |
25 | 2018 | 九州共立大学 九州産業大学 福岡工業大学 |
西南学院大学 福岡大学 九州国際大学 |
日本文理大学(北部) 第一工業大学(南部) 西日本工業大学(北部) |
回 | 年度 | 福岡六大学 | 九州六大学 | 九州地区北部 | 九州地区南部 |
---|---|---|---|---|---|
26 | 2019 | 九州産業大学 九州共立大学 日本経済大学 |
北九州市立大学 福岡大学 西南学院大学 |
日本文理大学 近畿大学産業理工学部 久留米工業大学 |
宮崎産業経営大学 鹿屋体育大学 沖縄国際大学 |
27[3] | 2020 | 九州産業大学 | 福岡大学 | 日本文理大学 | 東海大学九州キャンパス |
歴代代表
[編集]回 | 年度 | 代表(所属連盟) |
---|---|---|
1 | 1994 | 九州東海大学(九州地区) |
2 | 1995 | 九州国際大学(九州六大学) |
3 | 1996 | 九州国際大学(九州六大学) |
4 | 1997 | 九州共立大学(福岡六大学) |
5 | 1998 | 九州共立大学(福岡六大学) |
6 | 1999 | 九州共立大学(福岡六大学) |
7 | 2000 | 九州共立大学(福岡六大学) |
8 | 2001 | 福岡大学(九州六大学) |
9 | 2002 | 九州国際大学(九州六大学) |
10 | 2003 | 九州国際大学(九州六大学) |
11 | 2004 | 九州産業大学(福岡六大学) |
12 | 2005 | 九州産業大学(福岡六大学) |
13 | 2006 | 九州産業大学(福岡六大学) |
14 | 2007 | 九州産業大学(福岡六大学) |
15 | 2008 | 福岡大学(九州六大学) |
16 | 2009 | 九州産業大学(福岡六大学) |
17 | 2010 | 九州産業大学(福岡六大学) |
18 | 2011 | 九州共立大学(福岡六大学) |
19 | 2012 | 福岡大学(九州六大学) |
20 | 2013 | 福岡大学(九州六大学) |
21 | 2014 | 九州産業大学(福岡六大学) |
22 | 2015 | 九州国際大学(九州六大学) |
23 | 2016 | 日本文理大学(九州地区) |
24 | 2017 | 九州共立大学(福岡六大学) |
25 | 2018 | 九州共立大学(福岡六大学) |
26 | 2019 | 九州産業大学(福岡六大学) |
27 | 2020 | 九州産業大学(福岡六大学) |
大学別優勝回数
[編集]- 9回 九州産業大学
- 7回 九州共立大学
- 5回 九州国際大学
- 4回 福岡大学
- 1回 九州東海大学(現:東海大学九州キャンパス)・日本文理大学
連盟別優勝回数
[編集]- 17回 福岡六大学野球連盟
- 9回 九州六大学野球連盟
- 2回 九州地区大学野球連盟
出典・注
[編集]- ^ 明治神宮大会の代表決定戦で指名打者制を用いるのは九州・沖縄地区と関東地区と中国・四国地区のみである
- ^ 全国大学野球総合情報サイト 大学野球~神宮への道~「九州大学野球選手権大会」を基に作成
- ^ 新型コロナウイルスの影響を考慮して各リーグ優勝校のみ出場。明治神宮大会は中止