ユルゲン・テーメン
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選手情報 | ||||
ラテン文字 | Jurgen Themen | |||
国籍 | スリナム | |||
競技 | 陸上競技 (短距離走) | |||
種目 | 100m, 200m | |||
大学 | アダムズ州立大学 | |||
生年月日 | 1985年10月26日(39歳) | |||
出身地 | パラマリボ | |||
身長 | 172cm | |||
体重 | 75kg | |||
成績 | ||||
オリンピック | 100m 予選1組5着 (2012年) | |||
世界選手権 | 100m 予選4組8着 (2011年)[注 1] | |||
地域大会決勝 |
南アメリカ選手権 200m 決勝途中棄権 (2009年) | |||
自己ベスト | ||||
60m | 6秒65 (2016年) | |||
100m | 10秒13 (2016年) | |||
200m |
20秒94 (2016年) 20秒66w (2016年) | |||
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ユルゲン・テーメン(Jurgen Themen、1985年10月26日 ‐ )は、スリナム・パラマリボ出身で短距離走が専門の陸上競技選手。100mの自己ベストはスリナム選手初の10秒1台となる10秒13、200mの自己ベストはスリナム選手初の20秒台となる20秒94など、複数種目のスリナム記録保持者である。
経歴
[編集]2016年2月6日に室内60mで6秒68の自己ベスト(当時)をマークし、Ifrish Albergが保持しているスリナム記録(6秒68)と同等のタイムをマークしたが、これはスリナム記録に認定されなかった[1]。
2016年2月27日のRMAC(ロッキー・マウンテン・アスレティック・カンファレンス)室内選手権男子60m決勝で6秒65のスリナム新記録を樹立した[2]。
2016年4月15日のマウント・サック・リレー男子200mで20秒66(+2.2)をマークし、追い風参考記録ながらスリナム記録(21秒00)を大幅に上回った。
2016年5月8日のRMAC選手権男子100m決勝でスリナム新記録(当時)となる10秒20(+1.6)をマークし、ジェフリー・バナンが保持していたスリナム記録(10秒28)を塗り替えた[3]。男子200m決勝でも21秒25(+1.6)の自己ベスト(当時)をマークし、100mと200mの2冠を達成した[4]。
2016年5月28日のNCAA(全米大学体育協会)2部選手権男子100m決勝で南米歴代9位およびスリナム新記録となる10秒13(+1.6)をマークし、自身の持つスリナム記録を0秒07塗り替え、リオデジャネイロオリンピックの参加標準記録(10秒16)を突破して優勝した。男子200m決勝でも20秒94(+0.9)のスリナム記録を樹立し、Sammy Monselsが保持していたスリナム記録を34年ぶりに塗り替えた(結果は6位)[5]。
人物・エピソード
[編集]自己ベスト
[編集]記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 10秒13 (+1.6) | 2016年5月28日 | ブレイデントン | スリナム記録 |
200m | 20秒94 (+0.9) | 2016年5月28日 | ブレイデントン | スリナム記録 |
20秒66w (+2.2) | 2016年4月15日 | ウォルナット | 追い風参考記録 | |
室内 | ||||
60m | 6秒65 | 2016年2月27日 | シャドロン | スリナム記録 |
主要大会成績
[編集]備考欄の記録は当時のもの
年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2007 | 南アメリカ選手権 (en) | サンパウロ | 100m | 予選 | 11秒05 (-0.8) | |
200m | 予選 | 22秒29 (+0.7) | ||||
パンアメリカン競技大会 (en) | リオデジャネイロ | 100m | 予選 | 11秒13 (+1.5) | ||
200m | 予選 | DNF | ||||
世界選手権 | 大阪 | 100m | 1次予選 | 10秒96 (-0.1) | 自己ベスト | |
2008 | オリンピック | 北京 | 100m | 1次予選 | 10秒61 (-0.2) | 自己ベスト |
2009 | 南アメリカ選手権 (en) | リマ | 100m | 予選 | 10秒77 (-2.4) | |
200m | 決勝 | DNF | ||||
世界選手権 | ベルリン | 100m | 1次予選 | 11秒24 (-0.7) | ||
2011 | 中央アメリカ・カリブ選手権 (en) | マヤグエス | 100m | 予選 | 10秒99 (-1.8) | |
ユニバーシアード (en) | 深圳 | 100m | 1次予選 | 10秒87 (-0.4) | ||
200m | 1次予選 | 22秒14 (+1.2) | ||||
世界選手権 | 大邱 | 100m | 予選 | 10秒94 (-1.3) | ||
パンアメリカン競技大会 (en) | グアダラハラ | 100m | 予選 | 11秒71 (-2.0) | ||
2012 | オリンピック | ロンドン | 100m | 予選 | 10秒53 (-1.4) | |
2014 | パンアメリカン スポーツフェスティバル (en) |
メキシコシティ | 100m | 予選 | 11秒05 (-1.6) | |
200m | 予選 | 22秒77 (-0.6) | ||||
2015 | 南アメリカ選手権 (en) | リマ | 200m | 予選 | 22秒11 (-1.1) | |
2016 | オリンピック | リオデジャネイロ | 100m | 予選 | 10秒47 (-0.4) |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 国際陸上競技連盟が世界選手権の開催時に配布しているStatistics Handbookでは、2011年世界選手権以降の予備予選は1次予選、予選は2次予選という扱いになっている。
出典
[編集]- ^ “Tijd Themen wordt niet erkend als Surinaams record”. De Ware Tijd Online (2016年2月7日). 2016年6月1日閲覧。
- ^ “60M Surinaams indoor record geëvenaard”. スリナム陸上競技連盟 (2016年). 2016年6月1日閲覧。
- ^ “Themen sprint naar nieuw 100m Surinaams record”. De West (2016年5月12日). 2016年6月1日閲覧。
- ^ “Men's Outdoor Track and Field”. Rocky Mountain Athletic Conference (2016年5月8日). 2016年6月1日閲覧。
- ^ “Jurgen Themen, de Surinam: 10.13 en 100, récord y a los Juegos”. 南アメリカ陸上競技連盟 (2016年5月28日). 2016年6月1日閲覧。
- ^ a b “Jurgen Themen - 2015-16 Men's Track and Field”. アダムズ州立大学 (2015年). 2016年6月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- ユルゲン・テーメン - Olympedia
- ユルゲン・テーメン - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- ユルゲン・テーメン - 国際陸上競技連盟
- ユルゲン・テーメン - アダムズ州立大学のプロフィール
記録 | ||
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先代 ジェフリー・バナン (10秒28) 2015年5月16日 |
男子100m スリナム記録保持者 (10秒20 - 10秒13) 2016年5月8日 - |
次代 未定 |
先代 Sammy Monsels (21秒00) 1982年5月23日 |
男子200m スリナム記録保持者 (20秒94) 2016年5月28日 - |
次代 未定 |