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ヨカスタ・バジェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨカスタ・バジェ
基本情報
本名 Yokasta Galeth Valle Álvarez
階級 ミニフライ級
身長 163cm
国籍 コスタリカの旗 コスタリカ
誕生日 (1992-08-28) 1992年8月28日(32歳)
出身地 ニカラグアの旗 ニカラグア
マタガルパ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 33
勝ち 30
KO勝ち 9
敗け 3
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ヨカスタ・ガレス・バジェ・アルバレスYokasta Galeth Valle Álvarez1992年8月28日 - )は、コスタリカの女子プロボクサーである。元IBFWBO女子世界ミニマム級統一王者、元IBF女子世界アトム級王者、元IBF女子世界ライトフライ級王者。

来歴

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ニカラグアマタガルパで生まれ、7歳でコスタリカに移住。幼少期はバレーボールをしていたが、後にボクシングに転向し13歳でアマチュアの試合に出場[1]

2014年7月26日、アラフエラにてプロデビューし勝利。

2016年12月16日、サンホセにてAna Victoria Poloと新設されたIBF女子世界アトム級王座決定戦に挑み、10回2-1(93-97、96-94×2)の判定を制して初代王座獲得。

2017年12月1日、後楽園ホールにて藤岡奈穂子が持つWBO女子世界ライトフライ級王座に挑むが、10回0-3(94-96、92-98、91-99)の判定で敗れプロ初黒星[2][3]

2018年6月16日、ドイツ・ウンターシュライスハイムにて前王者小関桃の引退により空位となったWBC女子世界ミニマム級王座決定戦をティナ・ルプレヒトと争うが、10回3-0(95-98、94-97×2)の判定で敗れ2連敗[4]

その後パナマでKO勝利して再起を果たすと、4連勝をマーク。

2019年8月4日、スペインマルベーリャにてジョアナ・パストラーナが持つIBF女子世界ミニマム級王座に挑戦し、10回2-1(94-96、97-93×2)の判定で勝利し王座奪取とともに2階級制覇達成[5]

2020年2月8日、カレアン・リバス相手に初防衛戦を行い、6回TKOで初防衛成功。

2021年1月30日、葉月さなを迎えて2度目の防衛戦を行い、10回3-0(98-92、100-90×2)の判定で2度目の防衛成功[6]

2021年8月7日、Debora Rengifoとノンタイトルを行い、10回3-0(100-89×3)の判定勝利。

2021年12月18日、Elizabeth Lopez Corzo相手に3度目の防衛戦を行い、10回3-0(98-92×2、99-91)の判定で3度目の防衛に成功。

2022年3月25日、4度目の防衛戦として葉月さなと再戦[7]。10回3-0(100-90×3)判定で返り討ちにし、4度目の防衛に成功[8]

2022年6月11日、アメリカ・アナハイムのホンダ・センターにてロレイン・ヴィラロボスと対戦し、10回3-0(100-90×3)判定で5度目の防衛に成功。

2022年9月8日、サンホセにてWBO王者グエン・ティ・トゥ・ニとの王座統一戦を行い、10回3-0(100-90×3)判定でIBF王座6度目の防衛とともにWBO王座獲得に成功し、2団体王座統一に成功[9]

2022年11月26日、エブリン・ベルムデスが持つIBF・WBO女子世界ライトフライ級王座に挑戦し、10回2-0(99-91、97-93、95-95)の判定で勝利し3階級制覇達成。ミニマム級2冠王座を保持したままだったが、ライトフライ級王座は後に返上。

2023年3月25日、ジェシカ・バスルト相手にミニマム級2冠の防衛戦を行い、10回3-0(100-90×2、98-92)の判定でIBF7度目、WBO初防衛に成功。

2023年9月16日、アメリカ・ロサンゼルスのザ・コマース・カジノ&ホテルにてマリア・サンティソ相手に防衛戦を行い、10回3-0(99-91×2、100-90)の判定でIBF8度目、WBO2度目の防衛に成功[10]

2023年11月4日、コスタリカ・カルタゴのカルタゴ・スポーツセンターで元WBC・前WBA女子世界ミニマム級王者のアナベル・オルティス相手にミニマム級2冠の防衛戦を行い、10回3-0(100-90、99-91、99-92)の判定でIBF9度目、WBO3度目の防衛に成功した。

2024年3月29日、アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナにてオスカル・バルデス対リアム・ウィルソンの前座でWBAWBC女子世界ミニマム級統一王者のセニエサ・エストラーダと女子世界ミニマム級4団体王座統一戦を行うも、10回0-3(93-97×3)の判定でWBA・WBC王座の獲得と王座統一に失敗、IBF・WBO王座から陥落した[11]

戦績

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  • プロボクシング:33戦 30勝 (9KO) 3敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2014年7月26日 4R 判定3-0 マリア・グアダルーペ・アティラノ・ゴメス メキシコの旗 メキシコ プロデビュー戦
2 2014年10月10日 3R 3:00 TKO フランシスカ・ビケス ニカラグアの旗 ニカラグア
3 2015年6月13日 4R 判定3-0 ヨバネラ・ソサ ニカラグアの旗 ニカラグア
4 2015年8月1日 2R 1:28 TKO ヨバネラ・ソサ ニカラグアの旗 ニカラグア
5 2015年10月17日 1R 0:42 TKO リディエッテ・オルティス パナマの旗 パナマ
6 2015年11月28日 6R 判定3-0 クシオマラ・ビロリオ ホンジュラスの旗 ホンジュラス
7 2015年12月19日 1R 終了 TKO ブランカ・ロドリゲス コスタリカの旗 コスタリカ
8 2016年1月15日 2R 終了 TKO クシオマラ・ビロリオ ホンジュラスの旗 ホンジュラス
9 2016年4月2日 5R 終了 TKO マリア・エスキベル・サモラ メキシコの旗 メキシコ
10 2016年5月28日 8R 判定3-0 ロレーナ・メンドーサ メキシコの旗 メキシコ
11 2016年8月19日 8R 判定3-0 ロサリンダ・ゴメス・バスケス メキシコの旗 メキシコ
12 2016年12月16日 10R 判定2-1 アナ・ビクトリア・ポロ メキシコの旗 メキシコ IBF女子世界アトム級王座決定戦
13 2017年3月31日 10R 判定3-0 ヤディトサ・ペレス パナマの旗 パナマ
14 2017年12月1日 10R 判定0-3 藤岡奈穂子竹原慎二&畑山隆則 日本の旗 日本 WBO女子世界ライトフライ級王座決定戦
15 2018年6月16日 10R 判定0-3 ティナ・ルプレヒト ドイツの旗 ドイツ WBO女子世界ミニマム級タイトルマッチ
16 2018年8月23日 2R 1:24 TKO ハイデエ・サパ  コロンビア
17 2018年10月13日 10R 判定3-0 ルイサナ・ボリバール ベネズエラの旗 ベネズエラ
18 2018年12月8日 8R 判定3-0 エディス・デ・ヘスス・フローレス メキシコの旗 メキシコ
19 2019年2月2日 5R 1:11 TKO バレリア・メヒア ペルーの旗 ペルー
20 2019年8月4日 10R 判定2-1 ジョアナ・パストラーナ スペインの旗 スペイン IBF女子世界ミニマム級タイトルマッチ
21 2019年11月9日 10R 判定3-0 エニフェル・レオン ベネズエラの旗 ベネズエラ
22 2020年2月8日 6R 1:20 TKO カーリアンズ・リバス フィリピンの旗 フィリピン IBF防衛1
23 2021年1月30日 10R 判定3-0 葉月さな(YuKoフィットネス) 日本の旗 日本 IBF防衛2
24 2021年8月7日 10R 判定3-0 デボン・レンヒフォ ベネズエラの旗 ベネズエラ
25 2021年12月18日 10R 判定3-0 エリザベス・ロペス メキシコの旗 メキシコ IBF防衛3
26 2022年3月25日 10R 判定3-0 葉月さな(YuKOフィットネス) 日本の旗 日本 IBF防衛4
27 2022年6月11日 10R 判定3-0 ロレーヌ・ビラロボス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 IBF防衛5
28 2022年9月8日 10R 判定3-0 グエン・ティ・トゥ・ニ  ベトナム IBF・WBO世界ミニマム級王座統一戦
IBF防衛6・WBO獲得
29 2022年11月26日 12R 判定2-0 エブリン・ベルムデス アルゼンチンの旗 アルゼンチン IBF・WBO女子世界ライトフライ級タイトルマッチ
30 2023年3月25日 10R 判定3-0 ヘシカ・バスルト・サラザール メキシコの旗 メキシコ IBF防衛7・WBO防衛1
31 2023年9月16日 10R 判定3-0 マリア・サンティソ グアテマラの旗 グアテマラ IBF防衛8・WBO防衛2
32 2023年11月4日 10R 判定3-0 アナベル・オルティス メキシコの旗 メキシコ IBF防衛9・WBO防衛3
33 2024年3月29日 10R 判定0-3 セニエサ・エストラーダ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA・WBC・IBF・WBO女子世界ミニマム級王座統一戦
IBF・WBO陥落
テンプレート

獲得タイトル

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  • 初代IBF世界アトム級王座(防衛0=返上)
  • 第8代IBF女子世界ミニマム級王座(防衛9)
  • 第11代WBO女子世界ミニマム級王座(防衛3)
  • 第7代IBF女子世界ライトフライ級王座(防衛0=返上)
  • 第8代IBF女子世界ライトフライ級王座(防衛0=返上)

脚注

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  1. ^ Yokasta Valle, la gran campeona de Costa Rica y Nicaragua” (スペイン語). everardoherrera.com (2019年8月5日). 2019年10月6日閲覧。
  2. ^ “Naoko Fujioka captures fifth world title with unanimous decision over Yokasta Valle” (英語). The Japan Times. (2017年12月1日). https://www.japantimes.co.jp/sports/2017/12/01/more-sports/boxing-2/naoko-fujioka-captures-fifth-world-title-unanimous-decision-yokasta-valle 2019年10月6日閲覧。 
  3. ^ Yokasta Valle pierde su invicto en Japón luego de protagonizar gran pelea ante Naoko Fujioka” (スペイン語). Teletica.com (2017年11月30日). 2019年10月6日閲覧。
  4. ^ Tina Rupprecht holt sich auf Petkos Fightnight WBC WM Titel” (ドイツ語). Sport in Augsburg (2018年6月17日). 2019年10月6日閲覧。
  5. ^ La boxeadora española Joana Pastrana pierde el título mundial de peso mínimo ante la costarricense Yokasta Valle” (スペイン語). RTVE.es (2019年8月4日). 2019年10月6日閲覧。
  6. ^ “葉月さな コスタリカで世界王座獲得ならず”. Boxing News. (2021年1月31日). https://boxingnews.jp/news/81185/ 
  7. ^ “¡Atención Zona Norte! La campeona mundial Yokasta Valle defenderá su título en San Carlos” (スペイン語). LAREPUBLICA.net. (2022年3月18日). https://www.larepublica.net/noticia/atencion-zona-norte-la-campeona-mundial-yokasta-valle-defendera-su-titulo-en-san-carlos 2022年3月22日閲覧。 
  8. ^ “El título se queda en casa: Yokasta Valle defendió con éxito su título mundial”. crhoy.com. (2022年3月25日). https://www.crhoy.com/deportes/el-titulo-se-queda-en-casa-yokasta-valle-defendio-con-exito-su-titulo-mundial/ 2022年3月26日閲覧。 
  9. ^ “【ボクシング】IBF王者ヨカスタ・バジェがWBO王者ヌエン完封し女子ミニマム級王座統一”. BBM sports. (2022年9月9日). https://www.bbm-japan.com/article/detail/35774 
  10. ^ “Yokasta Valle retains unified titles by decision against Maria Micheo Santizo” (英語). FIGHTMAG. (2023年9月17日). https://www.fightmag.com.au/2023/09/17/yokasta-valle-retains-unified-titles-by-decision-against-maria-micheo-santizo/ 
  11. ^ “エストラーダがミニマム級女子4団体統一 2団体王者のバジェを振り切る”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2024年3月30日). https://boxingnews.jp/news/106949/ 

関連項目

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外部リンク

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創設 初代IBF女子世界アトム級王者

2016年12月16日 - 2017年11月(返上)

空位
次タイトル獲得者
花形冴美
前王者
グエン・ティ・トゥ・ニ
第11代WBO女子世界ミニフライ級王者

2019年4月4日 - 2024年3月29日

次王者
セニエサ・エストラーダ
前王者
ジョアナ・パストラーナ
第8代IBF女子世界ミニフライ級王者

2022年9月8日 - 2024年3月29日

次王者
セニエサ・エストラーダ
前王者
エブリン・ベルムデス
第7代IBF女子世界ライトフライ級王者

2022年11月26日 - 2022年11月(返上)

空位
次タイトル獲得者
エブリン・ベルムデス
前王者
エブリン・ベルムデス
第9代WBO女子世界ライトフライ級王者

2022年11月26日 - 2022年11月(返上)

空位
次タイトル獲得者
エブリン・ベルムデス