ライ・クーダー・ファースト
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『ライ・クーダー・ファースト』 | ||||
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ライ・クーダー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック、ルーツ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | リプリーズ・レコード | |||
プロデュース | ヴァン・ダイク・パークス、レニー・ワロンカー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ライ・クーダー アルバム 年表 | ||||
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『ライ・クーダー・ファースト[注釈 1]』(原題:Ry Cooder)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ライ・クーダーが1970年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]「ダーク・イズ・ザ・ナイト」は、ブラインド・ウィリー・ジョンソンが1927年に録音・1928年に発表した曲「Dark Was the Night - Cold Was the Ground」のカヴァーで、クーダーは後年、映画『パリ、テキサス』のサウンドトラックにおいても、この曲を「Dark Was the Night」というタイトルで取り上げている[1]。ジャケットに写っている車は、1937年製のエアストリームのキャンピングトレーラーである[2]。
Brett Hartenbachはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「彼自身の複雑でシンコペーションしているギター、ヴァン・ダイク・パークスとレニー・ワロンカーによる風変わりな音作り、パークスとカービー・ジョンソンによるストリングス・アレンジをフィルターとして、ブルース、フォーク、ロックンロール、ポップスの興味深い融合を創造している」と評している[3]。
収録曲
[編集]- アリモニー - Alimony (Brenda Jones, Welton Young, Robert Higginbotham) - 2:55
- フランス・チャンス - France Chance (Joe Callicott) - 2:48
- ワン・ミート・ボール - One Meat Ball (Louis Singer, Hy Zaret) - 2:29
- ドレミ - Do Re Mi (Woody Guthrie) - 3:03
- オールド・ケンタッキー - My Old Kentucky Home (Turpentine & Dandelion Wine) (Randy Newman) - 1:48
- プア・マン - How Can a Poor Man Stand Such Times and Live? (Alfred Reed) - 2:46
- アヴェイラブル・スペイス - Available Space (Ry Cooder) - 2:14
- ピッグ・ミート - Pigmeat (Huddie Ledbetter) - 3:08
- ポリス・ドッグ・ブルース - Police Dog Blues (Arthur Blake) - 2:46
- ゴーイン・トゥ・ブランズヴィル - Goin' to Brownsville (John Estes) - 3:24
- ダーク・イズ・ザ・ナイト - Dark Is the Night (Blind Willie Johnson) - 2:47
参加ミュージシャン
[編集]- ライ・クーダー - ボーカル、ギター、ベース、マンドリン
- ヴァン・ダイク・パークス - ピアノ、アレンジ
- クリス・エスリッジ - ベース
- ロイ・エストラーダ - ベース
- マックス・ベネット - ベース
- リッチー・ヘイワード - ドラムス
- ジョン・バーベイタ - ドラムス
- ミルト・ホランド - パーカッション
- ボビー・ブルース - ヴァイオリン
- カービー・ジョンソン - アレンジ、指揮
- グロリア・ジョーンズ& Co. - ボーカル
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 再発CDの帯に準拠。日本初回盤LP (P-8060R)の邦題は『ライ・クーダー登場』で、2007年発売の紙ジャケットCD (WPCR-12690)においても当時の帯が復刻された。
出典
[編集]- ^ “Original versions of Dark Is the Night by Ry Cooder”. SecondHandSongs. 2018年2月9日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ Hartenbach, Brett. “Ry Cooder - Ry Cooder”. AllMusic. 2018年2月9日閲覧。