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ラストロープヌイ (駆逐艦・3代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラストロープヌイ
Расторопный
1994年7月1日、バルト海上を進むラストロープヌイ
艦歴
起工 1986年8月15日 第190造船工場
所属 ソ連海軍北方艦隊
ロシア海軍北方艦隊
進水 1988年6月4日
竣工 1989年12月30日
要目
艦種 駆逐艦
艦型 956 「サルィーチ」設計
工場番号 872
排水量 基準排水量 6500 t
満載排水量 7940 t
全長 156.37 m
全幅 17.19 m
喫水 7.79 m
機関 蒸気タービン2 基 99500 馬力(73100 kWt)
KVG-5 4 基
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機4 基 各600 kWt
タービン発動機2 基 各1250 kWt
速力 最大速度 33.4 kn
巡航速度 18.4 kn
航続距離 2400 /32 kn
4500 浬/18.4 kn
乗員 士官 31 名
水兵 313 名
武装 KT-190「モスキート」4連装艦対艦ミサイル発射機 2 基(3M80「モスキート」ミサイル8 発)
3K90 M-22「ウラガーン」艦対空ミサイル連装発射機 1 基(9M38Mミサイル48 発)
130 mm連装両用AK-130 2 基
30 mm6砲身機関砲AK-630M 4 基
533 mm2連装魚雷発射管DTA-53 2 基
6連装対潜ロケット弾発射機RBU-1000「スメールチ3」 2 基(RGB-10ロケット48 発)
機雷 40 個
レーダー 対空・対水上捜索照準3次元レーダーMR-750「フレガートMA」 1 基
水上捜索照準レーダー「ヴォールガ」 3 基
射撃管制レーダー 「ミネラール」(「モスキート」用) 1 基
MR-700「オレーフ」(「ウラガーン」用) 6 基
MR-184「レーフ218M」(130 mm砲用) 1 基
MR-123「ヴィーンペル」(CIWS用) 2 基
ソナー MGK-335S「プラーチナS」 1 基
水中通信システムMG-7 1 基
電子戦装備 MR-405M「スタールト2」 1 基
チャフフレア連装発射機PK-2 2 基
チャフ・フレア10連装発射機PK-10「スメールイ」 8 基
諸装備 光学航法システムDVU-2 1 基
電波航法システム 2 基
通信システム 1 式
敵味方識別装置 各種
搭載機 Ka-27PS/PL 1 機

ラストロープヌイ(ロシア語:Расторопныйラスタロープヌィイ)は、ソ連ロシア連邦駆逐艦(艦隊水雷艇:Эскадренный миноносец)である。艦名は「敏捷な」といった意味のロシア語の形容詞で、ロシア帝国時代以来代々使用されてきた由緒ある艦名である。

概要

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1985年3月21日956 「サルィーチ」設計艦隊水雷艇の12番艦となる工場番号第872号艦がソ連海軍に登録された。この艦は、1986年8月15日にレニングラート(現サンクトペテルブルク)の第190造船工場(A・A・ジュダーノフ記念工場、現セーヴェルナヤ・ヴェールフィ)で起工、ラストロープヌイと命名された。1988年6月4日には進水1989年12月30日に竣工すると、1990年2月28日北方艦隊に配備された。

1990年代前半には、1993年10月11日から10月15日にかけてフランストゥーロンを訪問するなど活発な活動を展開した。しかし、1990年代末には活動が低下し、そのためジェーン海軍年鑑はじめ西側諸国の専門機関ではラストロープヌイを2000年に退役扱いとした。しかしこれは誤りで、実際には2000年から建造元のセーヴェルナヤ・ヴェールフィにてオーバーホールに入れられていたが未完で放置され、2015年には解体が開始されている[1]

出典

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関連項目

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外部リンク

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