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ベズプレーチュヌイ (駆逐艦・3代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベズプレーチュヌイ
Безупречный
1986年8月、大西洋上を進むベズプレーチュヌイ
艦歴
起工 1980年 第190造船工場
進水 1983年8月
竣工 1985年11月6日
所属 ソ連海軍北方艦隊
ロシア海軍北方艦隊
除籍 2002年
要目
艦種 駆逐艦
艦型 956 「サルィーチ」設計
工場番号 865
排水量 基準排水量 6500 t
満載排水量 7940 t
全長 156.37 m
全幅 17.19 m
喫水 7.79 m
機関 蒸気タービン2 基 99500 馬力(73100 kWt)
KVN-98/64 4 基
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機4 基 各600 kWt
タービン発動機2 基 各1250 kWt
速力 最大速度 33.4 kn
巡航速度 18.4 kn
航続距離 2400 /32 kn
4500 浬/18.4 kn
乗員 士官 31 名
水兵 313 名
武装 KT-190「モスキート」4連装艦対艦ミサイル発射機 2 基(3M80「モスキート」ミサイル8 発)
3K90 M-22「ウラガーン」艦対空ミサイル連装発射機 1 基(9M38Mミサイル48 発)
130 mm連装両用AK-130 2 基
30 mm6砲身機関砲AK-630M 4 基
533 mm2連装魚雷発射管DTA-53 2 基
6連装対潜ロケット弾発射機RBU-1000「スメールチ3」 2 基(RGB-10ロケット48 発)
機雷 40 個
レーダー 対空・対水上捜索照準レーダー「フレガートM2」 1 基
水上捜索照準レーダー「ヴォールガ」 3 基
射撃管制レーダー 「ミネラール」(「モスキート」用) 1 基
MR-700「オレーフ」(「ウラガーン」用) 6 基
MR-184「レーフ218M」(130 mm砲用) 1 基
MR-123「ヴィーンペル」(CIWS用) 2 基
ソナー MGK-335S「プラーチナS」 1 基
水中通信システムMG-7 1 基
電子戦装備 MR-405M「スタールト2」 1 基
チャフフレア連装発射機PK-2 2 基
チャフ・フレア10連装発射機PK-10「スメールイ」 8 基
諸装備 光学航法システムDVU-2 1 基
電波航法システム 2 基
通信システム 1 式
敵味方識別装置 各種
搭載機 Ka-27PS/PL 1 機

ベズプレーチュヌイ(ロシア語:Безупречныйビズプリェーヌィイ)は、ソ連ロシア連邦駆逐艦(艦隊水雷艇:Эскадренный миноносец)である。艦名は「申し分のない、非の打ち所のない」といった意味のロシア語の形容詞で、ロシア帝国時代以来代々使用されてきた由緒ある艦名である。

概要

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1979年2月21日956 「サルィーチ」設計艦隊水雷艇の5番艦となる工場番号第865号艦がソ連海軍に登録された。この艦は、1980年にレニングラート(現サンクトペテルブルク)の第190造船工場(A・A・ジュダーノフ記念工場、現セーヴェルナヤ・ヴェールフィ)で起工、ベズプレーチュヌイと命名された。1983年8月には進水1985年11月6日には竣工し、1986年1月7日には赤旗受賞北方艦隊に配備された。

ベズプレーチュヌイと4番艦オスモトリーテリヌイは、艦橋頂上部に搭載された捜索レーダーが「フレガートM2」となっているのが特徴であった。このレーダーは、3番艦までに搭載されていたレーダー「フレガート」と6番艦以降に搭載された3次元レーダーMR-750「フレガートMA」の過渡期に当たるレーダーであり、その外観も両者の中間的な形状を成していた。

ベズプレーチュヌイの活動範囲は、主として大西洋地中海であった。そうした中、1984年6月2日から6月5日にかけてリビアトリポリを訪問、1990年7月9日から7月13日にかけてはイギリスポーツマスを訪問、1991年2月20日から2月24日にかけてはエジプトアレクサンドリアを訪問した。その後、1991年ソビエト連邦の崩壊により、グレミャーシチイはロシア海軍に転属した。

1993年11月3日には、オーバーホールのためサンクトペテルブルクに入港、1994年からセーヴェルナヤ・ヴェールフィにて工事は開始された。しかし、1990年代にロシアを襲った深刻な経済不振により作業は遅延、最終的に2002年には修理を断念して海軍より除籍された。

関連項目

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外部リンク

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