ラフチジン
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IUPAC命名法による物質名 | |
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データベースID | |
CAS番号 | 118288-08-7 |
ATCコード | A02BA08 (WHO) |
PubChem | CID: 5282136 |
KEGG | D01131 |
化学的データ | |
化学式 | C22H29N3O4S |
分子量 | 431.54 g/mol |
ラフチジン(英: Lafutidine(INN))は、ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)のひとつ。2012年12月に販売開始された[1][2]
効能・効果
[編集]胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎[1][2]。
下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善[1][2]。
- 急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期[1]。
麻酔前投薬(成人の場合、ラフチジンとして1回10mgを手術前日就寝前及び手術当日麻酔導入2時間前の2回経口投与)[1][2]
用法及び用量
[編集]成人にはラフチジンとして1回10mgを1日2回(朝食後、夕食後または就寝前)経口投与する。年齢・症状により増減する[1][2]。
使用上の注意
[編集]- 透析患者では非透析時の最高血中濃度が健康人の約2倍に上昇する場合があるため、低用量から慎重に投与する[1]。
慎重投与
[編集]- 薬物過敏症の既往歴のある患者。
- 肝障害のある患者。 - 症状が悪化するおそれあり。
- 腎障害のある患者。 - 症状が悪化するおそれあり。
- 透析患者。 - 血中濃度の上昇が報告されている。
- 高齢者。
副作用
[編集]- ショック、アナフィラキシー様症状を起こす場合がある。
- 肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
- 無顆粒球症、血小板減少:無顆粒球症(初期症状:咽頭痛、全身倦怠感、発熱等)、血小板減少があらわれることがある。