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ラフチジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラフチジン
IUPAC命名法による物質名
データベースID
CAS番号
118288-08-7
ATCコード A02BA08 (WHO)
PubChem CID: 5282136
KEGG D01131
化学的データ
化学式C22H29N3O4S
分子量431.54 g/mol
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ラフチジン: LafutidineINN))は、ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)のひとつ。2012年12月に販売開始された[1][2]

効能・効果

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胃潰瘍十二指腸潰瘍吻合部潰瘍逆流性食道炎[1][2]

下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善[1][2]

急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期[1]

麻酔前投薬(成人の場合、ラフチジンとして1回10mgを手術前日就寝前及び手術当日麻酔導入2時間前の2回経口投与)[1][2]

用法及び用量

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成人にはラフチジンとして1回10mgを1日2回(朝食後、夕食後または就寝前)経口投与する。年齢・症状により増減する[1][2]

使用上の注意

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  • 透析患者では非透析時の最高血中濃度が健康人の約2倍に上昇する場合があるため、低用量から慎重に投与する[1]

慎重投与

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以下の場合には投与の慎重さが望まれる[1][2]

  • 薬物過敏症の既往歴のある患者。
  • 肝障害のある患者。 - 症状が悪化するおそれあり。
  • 腎障害のある患者。 - 症状が悪化するおそれあり。
  • 透析患者。 - 血中濃度の上昇が報告されている。
  • 高齢者。

副作用

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  • ショックアナフィラキシー様症状を起こす場合がある。
  • 肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
  • 無顆粒球症、血小板減少:無顆粒球症(初期症状:咽頭痛、全身倦怠感、発熱等)、血小板減少があらわれることがある。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h ラフチジン錠5mg「サワイ」/ラフチジン錠10mg「サワイ」”. 2018年9月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 日医工 - 日本薬局方 ラフチジン錠”. 2018年9月14日閲覧。