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リチャード・ワイアンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リチャード・ワイアンズ
Richard Wyands
出生名 Richard Francis Wyands
生誕 (1928-07-02) 1928年7月2日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州オークランド
死没 (2019-09-25) 2019年9月25日(91歳没)
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン、作曲家、編曲家
担当楽器 ピアノ
活動期間 1944年 - 2019年

リチャード・ワイアンズRichard Wyands1928年7月2日 - 2019年9月25日)は、アメリカジャズピアニスト、作曲家、編曲家であり、サイドマンとしての仕事で最もよく知られている。

略歴

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生い立ち

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ワイアンズは1928年7月2日にカリフォルニア州オークランドで生まれ、バークレーで育った[1][2]。7歳か8歳の頃からピアノを弾き始め、1944年にサンフランシスコで、10代のときにもうプロとして弾き始めていた[1]。1950年、ワイアンズはサンフランシスコ州立大学で音楽の学位を取得した[2]。学校や大学では、ピアノとドラムを演奏した[1]。ワイアンズは、カウント・ベイシーナット・キング・コールエロル・ガーナーアート・テイタムテディ・ウィルソンの影響を受けていた[3][2]

その後とキャリア

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1950年代初頭、ワイアンズはサンフランシスコのブラックホーク・クラブのハウスバンドであったヴァーノン・アリーのグループの一員を務め[1]、それにより客員ソリストに伴うリズム・セクションの一部となった[1]。1954年にブラックホークを離れた翌年、ワイアンズは別のサンフランシスコのクラブで休憩時のパフォーマーを務めた[1]。その後、1956年の3か月間にボーカリストのエラ・フィッツジェラルドの音楽監督に就任した[3]

1957年頃の10か月間、彼はカナダのオタワにあるクラブでポップ・シンガーたちの伴奏者を務めた。その後、ボーカリストのカーメン・マクレエと3か月間にわたるツアーを行い、1958年に彼女と一緒にニューヨークへと到着した[1]。ニューヨークでは、ロイ・ヘインズチャールズ・ミンガス(1959年)、ジェローム・リチャードソン(1959年)、ジジ・グライスと共演してきた[1]。1960年代、ワイアンズはイリノイ・ジャケーのバンド・メンバーとなった[1]。ワイアンズは1965年から1974年までギタリストのケニー・バレルと共演した[1]

ワイアンズは、2019年9月25日にニューヨークで亡くなった[2]

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • 『ゼン、ヒア・アンド・ナウ』 - Then, Here and Now (1978年、Storyville)
  • 『ジ・アライヴァル』 - The Arrival (1992年、DIW)
  • Reunited (1995年、CrissCross)
  • 『ゲット・アウト・オブ・タウン』 - Get Out of Town (1996年、Steeplechase)
  • Half and Half (1999年、CrissCross)
  • As Long as There's Music (2000年、Savant)
  • 『ラベンダー・ミストの女』 - Lady of the Lavender Mist (2002年、Venus)

参加アルバム

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ジーン・アモンズ

  • Nice an' Cool (1961年、Moodsville)
  • 『ジャグ』 - Jug (1961年、Prestige)
  • 『ソウル・サミットVol.2』 - Soul Summit Vol. 2 (1962年、Prestige) ※1961年録音
  • Late Hour Special (1964年、Prestige) ※1961年録音
  • Velvet Soul (1964年、Prestige) ※1961年録音

ケニー・バレル

  • The Tender Gender (1966年、Cadet)
  • 『ア・ジェネレーション・アゴー・トゥデイ』 - A Generation Ago Today (1967年、Verve)
  • 『ナイト・ソング』 - Night Song (1969年、Verve)
  • 『ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド』 - God Bless the Child (1971年、CTI)
  • 'Round Midnight (1972年、Fantasy)
  • Up the Street, 'Round the Corner, Down the Block (1974年、Fantasy)
  • Stormy Monday (1978年、Fantasy) ※1974年録音
  • Prime: Live at the Downtown Room (2009年、HighNote) ※1976年録音

ベニー・カーター

  • Over the Rainbow (1989年、MusicMasters)
  • Cookin' at Carlos I (1990年、MusicMasters) ※1988年録音

エディ・デイヴィス

  • Trane Whistle (1960年、Prestige)

テディ・エドワーズ

フランク・フォスター

  • 『マンハッタン・フィーヴァー』 - Manhattan Fever (1968年、Blue Note)

ジジ・グライス

  • 『セイイング・サムシン!』 - Saying Somethin'! (1960年、New Jazz)
  • 『ザ・ハプニンズ』 - The Hap'nin's (1960年、New Jazz)
  • 『ラット・レース・ブルース』 - The Rat Race Blues (1960年、New Jazz)
  • 『レミニシン』 - Reminiscin' (1960年、Mercury)
  • Doin' the Gigi (2011年、Uptown)

ロイ・ヘインズ

  • 『ジャスト・アス』 - Just Us (1960年、New Jazz)

フレディ・ハバード

  • 『ファースト・ライト』 - First Light (1971年、CTI)

ウィリー・ジャクソン

  • 『リアリー・グルーヴィン』 - Really Groovin' (1961年、Prestige)
  • In My Solitude (1961年、Moodsville)

エタ・ジョーンズ

  • 『ドント・ゴー・トゥー・ストレンジャーズ』 - Don't Go to Strangers (1960年、Prestige)
  • 『サムシング・ナイス』 - Something Nice (1961年、Prestige)
  • Easy Living (2000年、HighNote)
  • Etta Jones Sings Lady Day (2001年、HighNote)

ローランド・カーク

  • 『ウィ・フリー・キングス』 - We Free Kings (1961年、Mercury)

チャールズ・ミンガス

  • 『ジャズ・ポートレイツ』 - Jazz Portraits: Mingus in Wonderland (1959年、United Artists)

オリヴァー・ネルソン

  • 『スクリーミン・ザ・ブルース』 - Screamin' the Blues (1960年、New Jazz)
  • 『ストレイト・アヘッド』 - Straight Ahead (1961年、Prestige)

ヒューストン・パーソン

  • Person-ified (1997年、HighNote)
  • My Romance (1998年、HighNote)
  • Soft Lights (1999年、HighNote)
  • Blue Velvet (2001年、HighNote)
  • Sentimental Journey (2002年、HighNote)

ジェローム・リチャードソン

  • 『ローミン・ウィズ・リチャードソン』 - Roamin' with Richardson (1959年、New Jazz)

ジェームス・スポルディング

  • The Smile of the Snake (1997年、HighNote)

バディ・テイト & アル・グレイ

  • Just Jazz (1984年、Uptown)

カル・ジェイダー

  • Cal Tjader: Vibist (1954年、Savoy)
  • Ritmo Caliente (1954年、Fantasy)

ウォーレン・ヴァシェ

  • Horn of Plenty (1994年、Muse)
  • Talk to Me Baby (1996年、Muse)

リチャード・ウィリアムス

  • 『ニューホーン・イン・タウン』 - New Horn in Town (1960年、Candid)

レム・ウインチェスター

  • Lem Winchester with Feeling (1961年、Moodsville)

Fine Wine Trio

  • Fine Wine Trio (2000年、Fine Wine)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j Gardner, Mark; Kernfeld, Barry, Wyands, Richard, Grove Music Online. Oxford Music Online. Oxford University Press, http://www.oxfordmusiconline.com/subscriber/article/grove/music/J492700 December 18, 2014閲覧。 
  2. ^ a b c d Richard Wyands, Consummate Accompanist and Impeccable Jazz Pianist, Is Dead at 91” (英語). www.wbgo.org. 1 October 2019閲覧。
  3. ^ a b Panken, Ted (December 2, 2012) "An interview with Richard Wyands for the Liner Notes for Half and Half (Criss-Cross) – Feb. 7, 2000".

外部リンク

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