コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

リーガ・エスパニョーラ1986-1987

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

リーガ・エスパニョーラ1986-1987は、スペインの国内プロサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラの1部リーグのプリメーラ・ディビシオンの56回目のシーズンである。1986年8月30日から1987年6月21日に開催された。
 翌シーズンより、プリメーラ・ディビシオンの構成チーム数が2増えて20チームとなり、本シーズンに限りセグンダ・ディビシオンへの降格チームは1チームだけとなった。本シーズンは史上最長のプリメーラ・ディビシオンのシーズンとなった。本シーズンは1・2期制の2つから構成される変則的なものとなり、第1期では全18チームがホーム&アウェーで対戦した後、上位6チーム(グループA)・中位6チーム(グループB)・下位6チーム(グループC)に分かれて、再度、第2期で同一グループの6チーム内でホーム&アウェーで対戦して順位を決定した。更にグループCの下位3チームは、シーズン末に降格プレーオフをチーム総当たり(ただし、ホーム&アウェーではなく1回ずつの対戦)を行ない、そのプレーオフで最も成績の悪かったチームをセグンダ・ディビシオンに降格させるというものだった。
 セグンダ・ディビシオンから昇格し、本季のプリメーラ・ディビシオンに参戦するのは、セグンダ・ディビシオン1985-1986の成績上位によって自動昇格した「レアル・ムルシア」・「CEサバデル」・「RCDマヨルカ」の合わせて3チーム。
 キンタ・デル・ブイトレと称された「レアル・マドリード」がプリメーラ・ディビシオン2連覇となる通算22回目の優勝を達成した。

リーガ・エスパニョーラ1986-1987のチーム本拠地 (カナリア諸島)

順位

[編集]

第1期

[編集]

スペインプロリーグ機構の成績資料に基づく[1]

凡例
グループA
グループB
グループC
順位 クラブ名 勝点 得点 失点
1 レアル・マドリード 50 20 10 4 61 29 +32
2 FCバルセロナ 49 18 13 3 51 22 +29
3 RCDエスパニョール 43 17 9 8 52 30 +22
4 スポルティング・デ・ヒホン 37 14 9 11 47 36 +11
5 RCDマヨルカ 36 14 8 12 42 46 -4
6 レアル・サラゴサ 36 13 10 11 31 30 +1
7 アトレティコ・マドリード 35 13 9 12 37 40 -3
8 レアル・ベティス 34 13 8 13 36 43 -7
9 セビージャFC 34 13 8 13 41 35 +6
10 レアル・ソシエダ 34 13 8 13 45 35 +10
11 レアル・ムルシア 32 13 6 15 31 43 -12
12 レアル・バジャドリード 31 11 9 14 31 32 -1
13 アスレティック・ビルバオ 31 11 9 14 39 40 -1
14 UDラス・パルマス 29 11 7 16 41 48 -7
15 CAオサスナ 27 8 11 15 24 40 -16
16 ラシン・サンタンデール 26 9 8 17 31 49 -18
17 CEサバデル 25 7 11 16 28 50 -22
18 カディスCF 23 8 7 19 22 42 -20

第2期

[編集]
グループA
順位 クラブ名 勝点 得点 失点 備考
1 レアル・マドリード 66 27 12 5 84 37 +47 UEFAチャンピオンズカップ 1987-88 一回戦出場権
2 FCバルセロナ 63 24 15 5 63 29 +34 UEFAカップ1987-88 一回戦出場権
3 RCDエスパニョール 51 20 11 13 66 46 +20
4 スポルティング・デ・ヒホン 45 16 13 15 58 50 +8
5 レアル・サラゴサ 44 15 14 15 46 47 -1
6 RCDマヨルカ 42 15 12 17 48 65 -17
グループB
順位 クラブ名 勝点 得点 失点 備考
7 アトレティコ・マドリード 47 18 11 15 58 54 +4
8 レアル・ソシエダ 47 19 9 16 59 54 +5 UEFAカップウィナーズカップ 1987-88 出場権[2]
9 レアル・ベティス 45 18 9 17 61 59 +2
10 レアル・バジャドリード 41 15 11 18 42 45 -3
11 レアル・ムルシア 41 17 7 20 50 63 -13
12 セビージャFC 39 14 11 19 51 53 -2
グループC
順位 クラブ名 勝点 得点 失点 備考
13 アスレティック・ビルバオ 42 15 12 17 51 50 +1
14 UDラス・パルマス 41 16 9 19 59 67 -8
15 CEサバデル 38 12 14 18 38 59 -21
16 CAオサスナ 38 12 14 18 40 48 -8 降格プレーオフ
17 ラシン・サンタンデール 33 12 9 23 46 66 -20
18 カディスCF 29 10 9 25 31 59 -28

降格プレーオフ結果

[編集]
ラシン・サンタンデール 1-1 カディスCF PK戦:4-3
カディスCF 1-1 CAオサスナ PK戦:4-3
CAオサスナ 2-0 ラシン・サンタンデール
順位 クラブ名 勝点 得点 失点
1 CAオサスナ 3 1 1 0 3 1 +2
2 カディスCF 2 0 2 0 2 2 0
3 ラシン・サンタンデール 1 0 1 1 1 3 -2

CAオサスナ」と「カディスCF」がプリメーラ・ディビシオン残留を決めた。
ラシン・サンタンデール」 が1987-1988シーズンの"セグンダ・ディビシオン(スペイン2部リーグ)"に降格した。

ピチーチ賞

[編集]

最も多く得点を挙げた選手にはピチーチ賞が贈られる。

順位 選手 所属クラブ 得点数
1
メキシコの旗 ウーゴ・サンチェス レアル・マドリード
34
2
イングランドの旗 ゲーリー・リネカー FCバルセロナ
20
3
スペインの旗 エンリケ・マグダレノ RCDマヨルカ
19
4
アルゼンチンの旗スペインの旗 ガブリエル・カルデロン レアル・ベティス
18
5
チリの旗 ホルヘ・コントレラス UDラス・パルマス
17
スペインの旗 ピッチ・アロンソ RCDエスパニョール

脚注

[編集]