レシャード・カレッド
表示
レシャード・カレッド(パシュトー語: رشاد خالد、英語: Reshad Khaled、1950年 - )は、アフガニスタン王国(当時)カンダハール出身のアフガニスタン系日本人医師。
人物
[編集]京都大学医学部卒、医学博士[1]。関西電力病院、天理よろづ相談所病院、市立島田市民病院における勤務医を経た後、1993年より自身の開業したレシャード医院(静岡県島田市)院長[2]。2002年4月に任意団体カレーズの会(静岡県静岡市)を設立し、同年7月より故郷カンダハールでの医療支援を開始[3]、2013年9月26日にはカレーズの会が特定非営利活動法人として静岡市より認証を受ける[4]。
経歴
[編集]- 1950年:アフガニスタン王国(当時)カンダハールで誕生[5]
- 1969年:千葉大学留学生部 入学[2]
- 1972年:京都大学医学部 編入[2]
- 1976年:京都大学医学部 卒業[1]
- 1982年:島田市民病院呼吸器科 医長[1]
- 1984年:京都大学 医学博士号取得[1]
- 1987年:日本に帰化[2][6]
- 1991年:松江赤十字病院 呼吸器科部長[1]
- 1993年:レシャード医院開設 医院長[1]
- 1999年:老人保健施設アポロン設立 理事長[1]
- 2002年:任意団体カレーズの会設立、故郷カンダハールでの医療支援を開始[3]
- 2003年:社会福祉法人島田福祉の杜設立 理事長[1]
- 2004年:京都大学医学部臨床教授 就任[1]
- 2008年:島田市医師会 会長[1]
- 2011年:老人保健施設アポロン伊太設立 理事長[1]
- 2012年:島田市医師会 任期満了につき退任[1]
- 2013年:特定非営利活動法人カレーズの会設立 代表[4]
- 2018年:平成30年度外務大臣表彰 受賞[7]
著作
[編集]単著
[編集]- 知ってほしいアフガニスタン―戦禍はなぜ止まないか(高文研、2009年) ISBN 9784874984307
- 最後の時を自分らしく―在宅医療ができること(新日本出版社、2017年) ISBN 9784406061384
共著
[編集]- 戦争に巻きこまれた日々を忘れない―日本とアフガニスタンの証言(新日本出版社、2016年)ISBN 9784406060387 - 長倉禮子との共著
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l 医師のご紹介 | レシャード医院 島田市の呼吸器内科・循環器内科・外科
- ^ a b c d レシャード・カレッド | 株式会社高文研
- ^ a b 特定非営利活動法人 カレーズの会 | ここからネット - 静岡市市民活動ポータル
- ^ a b 特定非営利活動法人カレーズの会 | NPO法人ポータルサイト - 内閣府
- ^ レシャード・カレッド・「カレーズの会」理事長・医師 | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)
- ^ 2019年8月26日の取材インタビューによると、留学当初は日本で医師国家試験に合格したら祖国アフガニスタンに戻って医者として暮らす予定だったが、日本滞在中の1979年にソ連軍がアフガニスタンに侵入して戦争が始まったため、戦争8年目の1987年に日本に帰化。
- ^ 平成30年度外務大臣表彰受賞者(個人) | 外務省, p.14