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レダ (衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レダ
Leda
仮符号・別名 Jupiter XIII, J 13
分類 不規則衛星
軌道の種類 ヒマリア群
発見
発見日 1974年9月11日[1]
発見者 チャールズ・コーウェル
軌道要素と性質
平均公転半径 11,160,000 km[2]
近木点距離 (q) 9,039,300 km (0.060 au)
遠木点距離 (Q) 13,155,200 km (0.088 au)
離心率 (e) 0.16[2]
公転周期 (P) 240.92 日 (0.654 年)[2]
軌道傾斜角 (i) 27.46° (黄道面)
29.01° (木星の赤道)[2]
木星の衛星
物理的性質
半径 10 km[3]
質量 1.09 ×1016 kg
平均密度 2.6 g/cm3
表面重力 0.073
脱出速度 ~0.012 km/s
アルベド(反射能) 0.04?
Template (ノート 解説) ■Project

レダ[4][5] またはレーダ[6](Jupiter XIII Leda)は、木星の第13衛星。順行軌道にある不規則衛星である。1974年7月14日にチャールズ・コーウェルパロマー天文台にて発見した。9月11日から13日にかけての3夜で撮影された写真乾板の全てにレダが写っているのが確認された[1][7]

ギリシア神話に登場するカストール(カストル)、ポリュデウケース(ポルックス)、クリュタイムネーストラーヘレネーの母で、スパルタ王テュンダレオースの妻のレーダーに因んで命名された。この名称は発見者のコーウェルが提案したものであり、1975年に公式に認定された[8]

レダはヒマリア群に属しており、このグループの衛星は木星から1100万から1300万kmの範囲を、およそ27.5°の軌道傾斜角で公転している[2]アルベドとして0.04を仮定した場合、レダの平均半径は10 kmと推定される[3]。かつてギネスブックにおいて「最小の衛星」として認定されていたことがある[9][10]

なお、小惑星にも同名の天体レダ (Leda) がある。

出典

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  1. ^ a b Kowal, C. T. et al. (1975). “Thirteenth satellite of Jupiter”. The Astronomical Journal 80: 460-464. Bibcode1975AJ.....80..460K. doi:10.1086/111766. ISSN 00046256. http://adsabs.harvard.edu//full/seri/AJ.../0080//0000460.000.html. 
  2. ^ a b c d e Jacobson, R. A. (2000). “The Orbits of the Outer Jovian Satellites”. The Astronomical Journal 120 (5): 2679-2686. Bibcode2000AJ....120.2679J. doi:10.1086/316817. ISSN 00046256. https://trs.jpl.nasa.gov/bitstream/2014/15175/1/00-1187.pdf. 
  3. ^ a b In Depth | Leda - Solar System Exploration: NASA Science”. NASA (2017年12月5日). 2018年11月13日閲覧。
  4. ^ 太陽系内の衛星表”. 国立科学博物館. 2019年3月8日閲覧。
  5. ^ 『オックスフォード天文学辞典』(初版第1刷)朝倉書店、439頁。ISBN 4-254-15017-2 
  6. ^ 衛星の表(2A)物理表”. 美星天文台. 2019年3月8日閲覧。
  7. ^ Marsden, Brian G. (1974年9月20日). “IAUC 2702: Probable New Satellite of Jupiter”. 国際天文学連合. 2018年11月13日閲覧。
  8. ^ Marsden, Brian G. (1975年10月7日). “Satellites of Jupiter”. 国際天文学連合. 2018年11月13日閲覧。
  9. ^ 「直径15km以下しかない」と記述されていた。
  10. ^ アラン・ラッセル, ed (1986). 世界記録事典 ギネスブック'87. 大出健. 講談社. p. 410. ISBN 4-06-202948-0 

関連項目

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外部リンク

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