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ロイ・ヴィカーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロイ・ヴィカーズ
Roy Vickers
誕生 1888年
イギリス サリー州
死没 1965年7月22日
職業 作家
言語 英語
ジャンル 推理小説
文学活動 1921年 - 1965年
代表作 『迷宮課事件簿』 (1949年)
デビュー作 "The Mystery of the Scented Death" (1921年)
ウィキポータル 文学
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ロイ・ヴィカーズRoy Vickers, 1888年 - 1965年7月22日)はイギリス小説家倒叙スタイルのミステリ短編「迷宮課」シリーズで知られる。

生涯

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オックスフォード大学ブレーズノーズ・カレッジを出て法学院で法律を学び、週刊誌・月刊誌の編集者を務めながらゴーストライターとしてスリラー短編などを書き作家生活をスタートした。

1921年、"The Mystery of the Scented Death"でミステリ作家としてデビュー。1924年に女怪盗フィデリティ・ダヴを主人公とした短編集『フィデリティ・ダヴの大仕事』を出版。そして、1934年に「ピアスンズ・マガジン」にロンドン警視庁の架空の部署「迷宮課」を舞台とする短編「ゴムのラッパ」を発表。「迷宮課」シリーズはヴィカーズの代表作として書き続けられることとなる。

そのほか、様々な筆名を用いて作品を発表しており、1965年に亡くなるまで67の長編と8つの短編集を発表した[1]

著作(日本語訳があるもの)

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  • The Exploits of Fidelity Dove, 1924
  • The Department of Dead Ends, 1949
  • Murdering Mr. Velfrage, 1950
    • 『ヴェルフラージュ殺人事件』小倉多加志訳(ハヤカワ・ミステリ402)
  • Murder Will Out, 1950
    • 『百万に一つの偶然』宇野利泰訳(ハヤカワ・ミステリ725)
    • 『百万に一つの偶然 ー迷宮課事件簿[II]ー』宇野利泰訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • Eight Murders in the Suburbs, 1954
    • 『老女の深情け』村上啓夫・他訳(ハヤカワ・ミステリ734)
    • 『老女の深情け ー迷宮課事件簿[III]ー』宇野輝雄・他訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • Double Image and other stories, 1955
    • 『罪なき者を捜せ』尾坂力訳(ハヤカワ・ミステリ1008)
  • Seven Chose Murder, 1959
    • 『殺人を選んだ7人』井上一夫・他訳(ハヤカワ・ミステリ971)

参考文献

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早川書房編集部・編『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年-2003年』(2003年、早川書房

脚注

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  1. ^ HPB402「ヴェルフラージュ殺人事事件」巻末「ヴィカーズおぼえがき」(早川書房、1958年)