ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア
ロジャー・ジョセフ・ マニング・ジュニア (Roger Joseph Manning Jr.) | |
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ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア (2021年) | |
基本情報 | |
生誕 | 1966年5月27日(58歳) |
出身地 | アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル |
ロック ポップス |
職業 |
ソングライター 歌手 プレイヤー アレンジャー リミキサー |
担当楽器 |
ボーカル ピアノ シンセサイザー キーボード ギター ベース ドラム パーカッション など |
活動期間 | 1988年 - |
共同作業者 |
ジェリーフィッシュ インペリアル・ドラッグ ムーグ・クックブック ティーヴィー・アイズ |
公式サイト | www.rogerjosephmanningjr.com |
ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア(Roger Joseph Manning Jr., 1966年5月27日 - )は、シンガーソングライター、キーボード奏者。ロサンゼルス在住。
ジェリーフィッシュ、インペリアル・ドラッグ、ムーグ・クックブック、ティーヴィー・アイズ、変名プロジェクトのマリブ等で活動し、2006年にはポニー・キャニオンから初のソロ・アルバム『ソリッド・ステイト・ウォーリアー』を発表。
他アーティストのサポート・ワークも活発で、数年間にわたりベックのバック・バンドでキーボード奏者をつとめたほか、多彩なアーティストの作品にキーボード、コーラス、リミックスなどで参加している。リミキサーとして活動するときに使用する「マリブ」という名称はベックが命名。
ヴィンテージ・キーボードのコレクターとしても知られ、特にキッチュなアナログ・シンセサイザーを多数所有している。
ロジャー・マニング(Roger Manning)の名でキャリアをスタートしたが、NYを拠点とする同姓同名のアンチフォーク・シンガーRoger Manningとの混同を避けるため、後にロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア(Roger Joseph Manning Jr.)と改称。
主な経歴
[編集]- 1988年、ハイスクール時代の友人アンディ・スターマーの誘いでビートニク・ビーチに参加。アルバム「Beatnik Beatch」の収録曲のうち、4曲でキーボードを演奏。
- アンディとジェリーフィッシュを結成し、1990年に『Bellybutton』でデビュー。1993年には、セカンドアルバム『Spilt Milk』をリリースし来日公演も行うが、ツアー終了後の1994年に解散。
- 1994年、ジェリーフィッシュの2代目ギタリストをつとめたエリック・ドーヴァーと、グラマラス&ヘヴィーなパワー・ポップバンドインペリアル・ドラッグを結成。それと並行して、メロトロンやモーグ・シンセサイザーのコレクターとしても知られるブラインアン・キーヒューと組んだ、エレクトロ・インストゥルメンタル・ポップ・ユニットムーグ・クックブックでも活動をスタート。1996年にはオープニングアクトがムーグ・クックブックで、メインアクトがインペリアル・ドラッグという組み合わせで来日公演も行う。
- 1997年より、ベックのバンドメンバーに。『ミューテイションズ』から『グエロ』まで4枚のアルバム制作と、いくつかのツアーに参加。1998年のフジ・ロック・フェスティバル、1999年の来日公演には、ベック・バンドの一員として同行している。
- 1998年、フランスのエレクトロ・デュオAIRのツアーにキーボードプレイヤーとして同行。シングルのリミックスやアルバム制作にも関わる。
- 2000年、架空のB級SF映画「Logan's Sanctuary」のサウンドトラックと銘打ち、ブライアン・レイツェルとアルバムを共作(ジェイソン・フォークナーも2曲に参加)。その後3人で、エレポップ・ユニットティーヴィー・アイズを結成。2003年にはロサンゼルスでライヴを行っている。
- 2006年、4年の歳月をかけてつくられた待望のソロアルバム『ソリッド・ステイト・ウォーリアー』を日本先行リリース。アメリカでは一部の収録曲を入れ替え、The Land Of Pure Imaginationのタイトルでリリースされた。同年7月にフジ・ロック・フェスティバルに出演。10月には東京・大阪での単独来日公演も実現。
- 2007年、マリブ名義でエレポップ・アルバム『ロボ・サピエンス』を発表。5月には、東京・代官山で行われたイベントに招かれ、パフォーマンスを行う。
- 2008年、セカンド・ソロアルバム『キャットニップ・ダイナマイト』をリリース。アルバム収録曲のうち3曲は、同年2月に行われたローランドのイベントでいちはやく披露された。7月にはフジ・ロック・フェスティバルに出演。"That Is Why"ではジェイソン・フォークナーが飛び入り参加し、オーディエンスを熱狂させた。
- 2018年、4曲入りEP『Glamping』をリリース。
- 2020年、ジェリーフィッシュの後期メンバーのティム・スミス、エリック・ドーヴァーと一緒に新バンド、リケリッシュ・クォーテットを結成し、EP『Threesome Vol. 1』をリリース。2021年には『Threesome Vol. 2』をリリースした。2022年5月に『Threesome Vol. 3』を発売予定。
- 2023年、15年ぶりの新アルバム『Radio Daze & Glamping』を海外で9月22日発売。リリース元はOmnivore Recordings。
ディスコグラフィ
[編集]ビートニク・ビーチ
[編集]- Beatnik Beatch (1988)
ジェリーフィッシュ
[編集]- ベリーバトゥン - Bellybutton (1990)
- こぼれたミルクに泣かないで - Spilt Milk (1993)
インペリアル・ドラッグ
[編集]- インペリアル・ドラッグ - Imperial Drag (1996/6/21)
ムーグ・クックブック
[編集]- ムーグ・クックブック - The Moog Cookbook (1996/9/1)
- 宇宙バンドのクラシック・ロック - Ye Olde Space Bande (1998/3/21)
- Bartell (2005)
リケリッシュ・クォーテット
[編集]- Threesome Vol. 1 (2020)
- Threesome Vol. 2 (2021)
- Threesome Vol. 3 (2022)
ソロ・アルバム
[編集]- ソリッド・ステイト・ウォーリアー - Solid State Warrior (2006/2/22)
- ザ・ランド・オブ・ピュア・イマジネーション The Land Of Pure Imagination
- トゥー・レイト・フォー・アス・ナウ Too Late For Us Now
- ウィッシュ・イット・ウッド・レイン Wish It Would Rain
- ザ・ルーザー The Loser
- サンドマン Sandman
- ホワット・ユー・ドント・ノウ・アバウト・ザ・ガール What You Don't Know About The Girl
- ドラゴンフライ Dragonfly
- クリープル・ピープル Creeple People
- スリープ・チルドレン Sleep Children
- ユー・ワー・ライト You Were Right
- ティル・ウイ・ミート・アゲイン Til We Meet Again
- The Land Of Pure Imagination (2006)
- The Land of Pure Imagination
- Too Late for Us Now
- Wish It Would Rain
- The Loser
- Sandman
- Pray for the Many
- Dragonfly
- Creeple People
- In the Name of Romance
- You Were Right
- Appleby
- キャットニップ・ダイナマイト - Catnip Dynamite (2008/3/19)
- ザ・クイックニング The Quickening
- ウタカタの恋 Love's Never Half As Good
- ダウン・イン・フロント Down in Front
- マイ・ガール My Girl
- イマジナリー・フレンド Imaginary Friend
- ホーンテッド・ヘンリー Haunted Henry
- ティンセル・タウン Tinsel Town
- ザ・ターンスタイル・アット・ヘヴンズ・ゲート Turnstile at Heaven's Gate
- サヴァイバル・マシーン Survival Machine
- リヴィング・イン・エンド・タイムス Living in the End Time
- ドライヴ・スルー・ガール Drive Thru Girl
- アメリカン・アフルエンザ American Affluenza
- Catnip Dynamite(2009/2/3)
- The Quickening
- Love's Never Half As Good
- Down In Front
- My Girl
- Imaginary Friend
- Haunted Henry
- Tinsel Town
- The Turnstile at Heaven's Gate
- Survival Machine
- Living in End Times
- Drive Thru Girl
- Europa and the Pirate Twins
- You Were Right
- Love Lies Bleeding
<12-14:Bonus Tracks - Live From Fuji Rock, Japan>
- Glamping EP(2018)
- Operator
- Funhouse
- Is It All A Dream?
- I’m Not Your Cowboy
- What You Don't Know About The Girl (Live)
- Operator (Live)
- Creeple People (Live)
- Radio Daze & Glamping(2023)
- I FEEL GOOD, BAD, FINE
- ROCKIN’ IT OUR WAY
- I’M STARTIN’ A BAND
- ON OUR WAY TO THE MOON
- OPERATOR
- FUNHOUSE
- IS IT ALL A DREAM
- I’M NOT YOUR COWBOY
- WHAT YOU DON’T KNOW ABOUT THE GIRL (Live)
- OPERATOR (Live)
- CREEPLE PEOPLE (Live)
- DOWN IN FRONT (Live)
- TOO LATE FOR US NOW (Live)
- I’M NOT YOUR COWBOY (Live)
- I’M STARTIN’ A BAND (Instrumental)
- ON OUR WAY TO THE MOON (Instrumental)
マリブ名義
[編集]- ロボ・サピエンス - Robo-Sapiens (2007/4/18)
ティーヴィー・アイズ
[編集]- ティーヴィー・アイズ - TV Eyes (2006/10/25)
サウンドトラック
[編集]- Logan's Sanctuary (2000)
映画「Logan's Sanctuary」は、1976年公開の映画「2300年未来への旅 - Logan's Run」の続編という設定。
- ロスト・イン・トランスレーション オリジナル・サウンドトラック - Lost in Translation (2003/10/16)
"On the Subway"、"Shibuya"、"50 Floors Up"の3曲をブライアン・レイツェルと共作。
主な参加作品
[編集]- リンゴ・スター『Time Takes Time』(1992)
- カーラズ・フラワーズ(マルーン5の前身バンド)『The Fourth World』(1997)
- ベック『Mutations』(1998)
- ベック『Midnite Vultures』(1999)
- ブリンク 182『Enema of the State』(1999)
- メラニー・ C『Northern Star』(1999)
- グリーン・デイ『Warning』(2000)
- MxPx『The Ever Passing Moment』(2000)
- エール『10 000 Hz Legend』(2001)
- ブリンク 182『Take Off Your Pants and Jacket』(2001)
- オーケー・ゴー『OK Go』(2001)
- シェリル・クロウ『C'mon C'mon』(2001)
- スウェード『A New Morning』(2001)
- ザ・ヴァインズ『Highly Evolved』(2001)
- ベック『Sea Change』(2002)
- ブリンク 182『Blink-182』(2003)
- ジェット 『Get Born』(2003)
- ザ・コアーズ『Borrowed Heaven』(2004)
- フィオナ・アップル『Extraordinary Machine』(2004)
- ジョニー・キャッシュ『My Mother's Hymn Book』(2004)
- リサ・マリー・プレスリー『Now What』(2004)
- マーズ・ヴォルタ『Frances the Mute』(2004)
- モリッシー『You Are the Quarry』(2004)
- ニール・ダイアモンド『12 Songs』(2004)
- シャキーラ『Fijación Oral Vol. 1』(2004)
- スカイ・スウィートナム『Noise from the Basement』(2004)
- ウィルソン・フィリップス『California』( 2004)
- ベック『Guero』(2005)
- ジェイソン・ムラーズ『Mr. A-Z』(2005)
- ジョニー・キャッシュ『American IV: The Man Comes Around』(2005)
- マーク・オーエン『How the Mighty Fall』(2005)
- シェリル・クロウ『Wildflower』(2005)
- ニール・ザザ『When Gravity Fails』(2006)
影響を受けたミュージシャン
[編集]シカゴ、キッス、レッド・ツェッペリン、ザ・ビーチ・ボーイズ 、イエス、ジェネシス、キング・クリムゾン、パット・メセニー、ハービー・ハンコック、ジャン=リュック・ポンティ、チック・コリア、フランク・ザッパ、エマーソン・レイク・アンド・パーマー、ブライアン・イーノ、ロキシー・ミュージック、スティーリー・ダン、マハヴィシュヌ・オーケストラ、ギャング・オブ・フォー、トーマス・ドルビー、ピーター・ガブリエル、トーキング・ヘッズ、エルヴィス・コステロ、バズコックス、デッド・ケネディーズ、トーク・トーク、ダムド、 XTC、ティアーズ・フォー・フィアーズ、スイサイダル・テンデンシーズ、マッドネス、ウォール・オブ・ブードゥー