ロックス・ザ・ウェスト
『ロックス・ザ・ウェスト』 | ||||
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カリフォルニア・ギター・トリオ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1999年10月22日 コロラド州 ボルダー・シアター(#1, #5, #7, #8, #10, #11, #13)[3] 10月26日 カリフォルニア州ベンロモンド ヘンフリングス(#12)[3] 10月28日 カリフォルニア州ゴリータ マーキュリー・ラウンジ(#4, #6)[3] 10月29日 カリフォルニア州ロサンゼルス ルナ・パーク(#2, #3, #9)[3] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ニューエイジ・ミュージック | |||
時間 | ||||
レーベル | ディシプリン・グローバル・モービル | |||
プロデュース | カリフォルニア・ギター・トリオ、ブライアン・ルーシー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
カリフォルニア・ギター・トリオ アルバム 年表 | ||||
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『ロックス・ザ・ウェスト』(Rocks the West)は、カリフォルニア・ギター・トリオが1999年10月に録音し、2000年に発表したライブ・アルバム。
解説
[編集]トニー・レヴィンとスティーヴ・ジャンセンがゲスト参加した。収録曲「ウォーターズ・オブ・エデン」はレヴィンの曲で、アルバム『ウォーターズ・オブ・エデン』(2000年)には、カリフォルニア・ギター・トリオをゲストに迎えたスタジオ録音のヴァージョンが収録されている[4]。「ブルーアイド・モンキー」は、ジャンセンが客席からステージへ歩きながら演奏したサクソフォーン・ソロで、本作に収録された聴衆の笑い声は、ジャンセンの近くを歩いていた観客の尻に向けて、警笛のような音を鳴らした時のものである[5]。
Tom Schulteはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ベートーヴェンの"Symphony No. 9"、ムソルグスキーの"Pictures at an Exhibition"といったクラシックの楽曲に、見事な編曲を施している。さらに、"Bohemian Rhapsody"やエリントンの"Caravan"といった、より新しい名曲の編曲も聴ける」と評している[1]。また、Michael AskounesはAll About Jazzにおいて、「ボヘミアン・ラプソディ」のアレンジを「あまりにも仰々しい」と批判する一方、全体像に関して「クラシック、ジャズ、ロカビリーなど、あらゆる領域の音楽に取り組み、この6弦楽器の可能性を魅惑的な形で提示している」と評し、「ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』」および「六段」を、編曲の成功例として挙げている[6]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はバート・ラムズ、ポール・リチャーズ、森谷英世の共作。
- スクランブル - "Scramble" - 2:22
- ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 - "Symphony No. 9" (Ludwig van Beethoven) - 8:58
- ボヘミアン・ラプソディ - "Bohemian Rhapsody" (Freddie Mercury) - 5:46
- キャラヴァン - "Caravan" (Duke Ellington, Irving Mills, Juan Tizol) - 3:34
- プンタ・パトリ - "Punta Patri" (Bert Lams) - 4:19
- ウォーターズ・オブ・エデン - "Waters of Eden" (Tony Levin) - 4:27
- ブルーアイド・モンキー - "Blue-Eyed Monkey" (Bill Janssen) - 1:59
- パスウェイズ - "Pathways" - 4:58
- 展覧会の絵 - "Pictures at an Exhibition" (Modest Mussorgsky) - 3:59
- ハッピー・タイム・イン・ファン・タウン - "Happy Time in Fun Town" (B. Lams, Paul Richards, Hideyo Moriya, T. Levin, B. Janssen) - 3:16
- ミザルー - "Misirlou" (Chaim Tauber, Fred Wise, Milton Leeds, Nicholas Roubanis) - 2:04
- 六段 - "Rokudan" (Kengyo Yatsuhashi) - 1:50
- ブロックヘッド - "Blockhead" (P. Richards) - 4:38
参加ミュージシャン
[編集]- バート・ラムズ - アコースティック・ギター
- ポール・リチャーズ - アコースティック・ギター
- 森谷英世 - アコースティック・ギター
ゲスト・ミュージシャン
- トニー・レヴィン - フレットレスベース、チャップマン・スティック(on #1, #5, #6, #8, #10, #11, #13)
- ビル・ジャンセン - サクソフォーン(on #7, #8, #10, #11, #13)
脚注
[編集]- ^ a b Schulte, Tom. “California Guitar Trio - Rocks the West Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “カリフォルニア・ギター・トリオ/ロックス・ザ・ウェスト”. CDJournal. 音楽出版社. 2023年9月24日閲覧。
- ^ a b c d CD英文ブックレット内クレジット
- ^ “Waters of Eden CD”. Tony Levin's Website. 2023年9月24日閲覧。
- ^ CD英文ライナーノーツ
- ^ Askounes, Michael (2000年10月1日). “California Guitar Trio: Rocks the west album review”. All About Jazz. 2023年9月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- ロックス・ザ・ウェスト - Discogs (発売一覧)