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ロバート・パティンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロバート・パティンソン
Robert Pattinson
Robert Pattinson
2018年
本名 Robert Douglas Thomas Pattinson
生年月日 (1986-05-13) 1986年5月13日(38歳)
出生地 イングランドの旗 イングランドロンドン
国籍 イギリスの旗 イギリス
身長 185cm
職業 俳優・モデル・ミュージシャン
活動期間 2004年 -
著名な家族 リジー・パティンソン英語版(姉)
主な作品
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
トワイライト』シリーズ
リメンバー・ミー
コズモポリス
ロスト・シティZ 失われた黄金都市
グッド・タイム
ライトハウス
TENET テネット
THE BATMAN-ザ・バットマン-
君たちはどう生きるか
受賞
MTVムービー・アワード
ブレイクスルー演技賞
2009年トワイライト〜初恋〜
ゴールデンラズベリー賞
最低スクリーンアンサンブル賞
2012年トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2
その他の賞
備考
サイン
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ロバート・ダグラス・トーマス・パティンソン(Robert Douglas Thomas Pattinson, 1986年5月13日 - )は、イギリス俳優モデル歌手

来歴

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生い立ち

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イングランドロンドン出身。父親のリチャードはクラシック・カーの輸入業、母親のクレアはモデル事務所で働いていた[1]。2人の姉(リジー、ヴィクトリア)がいる。12歳の時に一定期間の間だけモデルをしていたことがある。15歳の時にアマチュア劇団バーンズ・シアター・グループの一員として本格的に演劇をはじめる。

キャリア

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2004年にテレビ映画『ニーベルングの指環』でデビュー。同年公開の『悪女』に出演したが、劇場版では出演シーンがカットとなってしまった(DVD版では収録されている)。翌年公開の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のセドリック・ディゴリー役で注目を集める。

2008年公開の『トワイライト〜初恋〜』で演じた、主人公ベラ・スワンの恋人エドワード・カレン役でブレイクした。『トワイライト〜初恋〜』においては、サム・ブラッドリーと共作してパティンソンが歌った「Never Think」という楽曲が挿入歌として使用されており、曲はサウンドトラックに収録されている。『トワイライト』シリーズでは、全作にわたってエドワード・カレン役を演じている。

2009年には第81回アカデミー賞のプレゼンターを務め、同年公開の『天才画家ダリ 愛と激情の青春』では画家のサルバドール・ダリを演じた。

2017年、第67回ベルリン国際映画祭でのパティンソン

2015年公開の『ディーン、君がいた瞬間』ではジェームズ・ディーンを撮影したカメラマン、デニス・ストック英語版を演じ、2017年公開に主演した『グッド・タイム』では、監督であるベニー・サフディ英語版と劇中の役柄と同じニューヨーク最下層の兄弟になりきって語り合うなど役作りをして挑んだ。

2020年にクリストファー・ノーラン監督による国際的なスパイの世界を舞台にしたアクション大作『TENET テネット』に出演。

2022年公開のマット・リーヴス監督による『THE BATMAN-ザ・バットマン-』では主演のブルース・ウェイン / バットマン役に抜擢された[2]

資産・金銭

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2010年7月、ニューヨーク・マガジンによると、映画『トワイライト』シリーズで一躍トップスターになったパティンソンだが、その出演料も破格の額に上がっているという。パティンソンはトワイライトの最終章の『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』と『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』の2部作でそれぞれ2,500万ドル(日本円で約22億5,000万円)の出演料が約束されており、作品がヒットすればさらにプラス1,600万ドル(日本円で約14億4,000万円)を手にすることになるという。ハリウッドにおいて2,000万ドル以上の出演料を手にするのは、ウィル・スミストム・クルーズなどの「A級リスト俳優」と呼ばれる一握りの人物に限られており、若手俳優としては異例である[3]

2010年11月、英ヒート・マガジンが最もリッチな30歳以下のイギリス人スターランキングを発表し、パティンソンは推定総資産額1,850万ポンド(日本円で約24億1,400万円)で5位にランクインした。ちなみにこのランキングの上位5位はシンガーではなく映画俳優が独占した。

2011年5月、イギリスの30歳未満の億万長者リストが発表され、パティンソンは総資産額は3,200万ポンド(約42億2,400万円)で昨年の14位から8位に大幅に順位を上げた[4]

2011年6月、経済誌『フォーブス』が「最も稼いでいる30歳未満のセレブ」を発表し、2010年の5月からの1年間で2,000万ドル(日本円で約16億円)稼いで15位にランクインした。このランキングのトップ20はミュージシャンとスポーツ選手が占めており、俳優はパティンソンとクリステン・スチュワートだけだった[5]

私生活

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趣味は音楽の演奏で、ギターキーボードが得意だという[6]

2009年エイズのチャリティ・イベントのためにパティンソンの頬にキスをできる権利をオークションにかけ、2人がそれぞれ2万ユーロ(日本円で約222万円)で落札したという。

2010年12月、charitybuzz.comによると、パティンソンは世界中の恵まれない子供達を救うチャリティー団体『GO Campaign』に寄付するために映画『トワイライト』シリーズの第4弾となる『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン』の撮影地を見学する権利をオークションにかけ、3万2500ドル(日本円で約273万円)で落札されたという。プランの内容はオークションの落札者とゲスト3人に対し、2011年の2月から4月中旬の間にカナダバンクーバーで行われる『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン』の撮影現場を1日見学し、出演者のクリステン・スチュワートテイラー・ロートナーダコタ・ファニングと面会する機会を与えるとともにフォーシーズン・ホテルに2泊し、VIPリムジンでホテルと撮影現場を送迎するという[7]

インタビュアーから奇妙なジョークが多いと評されており[8]、「バレエ映画をやりたい。バレエのやりかたは知らないが、僕の中にバレリーナがいると思う[9]」「休日はソファでゴロゴロするための30代の体だから[10]」「(シダーウッドの匂いを嗅いで)これはとても懐かしい匂いだ。僕は小さい頃よく鉛筆を食べていたから[11]」「(映画『ザ・バットマン』が成功しなかったら)ポルノをやる[12]」などの発言がある、こういったジョークの数々に対しロバート本人は「ジョークを発言するんだけど、記者がそれを本気にして記事を書くので、僕はもう収拾がつかなくなる。(例えば)21歳くらいにインタビューで髪を洗わないと言ったことが15年も付きまとっている」と語っている[13]

交友関係

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アンドリュー・ガーフィールドジェイミー・ドーナンエディ・レッドメインは元同居人であり、全員イギリス人俳優で同年代である彼らは、同時期にハリウッド作品のオーディションを受けるためにロサンゼルスに移住し、売れない時期をともに過ごした[14]

映画『トワイライト』シリーズで共演した女優クリステン・スチュワートと交際していたことが有名でファンは2人の名前を合わせて「ロブステン」と呼んでいた。報道当初は否定していたが、2010年2月にパティンソン本人が認めた。「トワイライト」の撮影時はクリステンが17歳で交際を禁止されていたため、正式に付き合いだしたのは『ニュームーン』撮影中の2009年夏頃である。2010年10月、トワイライトの最終章の撮影地であるニューオリンズで撮影のためにスチュワートと共に月5000ドル(日本円で約40万5000円)の家を借りた。関係者は「クリステンは『試験的結婚みたいね』とジョークを言っています」とコメントしている。2012年、スチュワートが出演した映画『スノーホワイト』の監督ルパート・サンダースとの浮気報道後破局、その後復縁したが再度破局した[15]

過去に女優のカミーラ・ベルと交際していたことがある、と報道されていたがパティンソン本人が交際の噂を否定している。

2014年よりシンガーソングライターのFKAツイッグスと交際を始め、2015年に婚約したが2017年に破局し婚約も破棄した。

2018年より女優のスキ・ウォーターハウスと交際している[16]。2023年11月、ウォーターハウスと婚約した[17]

フィルモグラフィ

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※役名の太字表記は主演。

映画

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題名 役名 備考 吹き替え
2004 悪女
Vanity Fair
ラウディ・クロウリー クレジットなし
出演シーン削除
ニーベルングの指環
Ring of the Nibelungs
ギゼルハー テレビ映画 石井揮之
2005 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
Harry Potter and the Goblet of Fire
セドリック・ディゴリー 日野聡
2006
The Haunted Airman
トビー・ジャグ テレビ映画
2007
The Bad Mother's Handbook
ダニエル・ゲール
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
Harry Potter and the Order of the Phoenix
セドリック・ディゴリー アーカイブ映像 (台詞なし)
2008 真夜中のギタリスト
How To Be
アート (吹き替え版なし)
トワイライト〜初恋〜
Twilight
エドワード・カレン 櫻井孝宏(ソフト版)
ウエンツ瑛士日本テレビ版)
2009 天才画家ダリ 愛と激情の青春
Little Ashes
サルバドール・ダリ 日本劇場未公開 (吹き替え版なし)

The Summer House
リチャード 短編映画
ニュームーン/トワイライト・サーガ
New Moon
エドワード・カレン 櫻井孝宏(ソフト版)
ウエンツ瑛士(日本テレビ版)
2010 リメンバー・ミー
Remember Me
タイラー・ホーキンス 兼製作総指揮 櫻井孝宏
エクリプス/トワイライト・サーガ
Eclipse
エドワード・カレン 成宮寛貴(劇場公開版)
櫻井孝宏(ソフト版)

Love & Distrust
リチャード ビデオ作品
2011 恋人たちのパレード
Water for Elephants
ジェイコブ・ジャンコウスキー 内田夕夜
トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1
The Twilight Saga: Breaking Dawn - Part 1
エドワード・カレン 櫻井孝宏
2012 ベラミ 愛を弄ぶ男
Bel Ami
ジョルジュ・デュロア (吹き替え版なし)
コズモポリス
Cosmopolis
エリック・パッカー 櫻井孝宏
トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2
The Twilight Saga: Breaking Dawn - Part 2
エドワード・カレン
2014 奪還者
The Rover
レイ 山本匠馬
マップ・トゥ・ザ・スターズ
Maps to the Stars
ジェローム・フォンタナ 櫻井孝宏
2015 アラビアの女王 愛と宿命の日々
Queen of the Desert
トーマス・エドワード・ロレンス (吹き替え版なし)
ディーン、君がいた瞬間
Life
デニス・ストック
シークレット・オブ・モンスター
The Childhood of a Leader
チャールズ・マーカー
大人のプレスコット
2016 ロスト・シティZ 失われた黄金都市
The Lost City of Z
ヘンリー・コスティン 益山武明
2017 グッド・タイム
Good Time
コンスタンティン・"コニー"・ニカス 不明

Fear & Shame
本人役 短編映画
兼脚本
2018 ダムゼル とらわれのお嬢さん
Damsel
サミュエル・アラバスター
ハイ・ライフ
High Life
モンテ 峰晃弘
2019 ライトハウス
The Lighthouse
イーフレイム・ウィンズロー / トーマス・ハワード 櫻井孝宏
キング
The King
ドーファン Netflixオリジナル映画
ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏
Waiting for the Barbarians
マンデル准尉 須嵜成幸
2020 TENET テネット
Tenet
ニール 櫻井孝宏
悪魔はいつもそこに
The Devil All the Time
プレストン・ティーガーディン牧師 Netflixオリジナル映画
2022 THE BATMAN-ザ・バットマン-
The Batman
ブルース・ウェイン / バットマン
2023 君たちはどう生きるか
The Boy and the Heron
青サギ / サギ男 声の出演(英語版吹き替え) 菅田将暉(原語版の声優)
2025 ミッキー17
Mickey 17
ミッキー・バーンズ17、18 ポストプロダクション
2026
Untitled Christopher Nolan Film
TBA
ザ・バットマン パート2(原題)
The Batman Part II
ブルース・ウェイン / バットマン プリプロダクション
TBA
Die, My Love
TBA 撮影中

The Drama
プリプロダクション

日本語吹き替え

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トワイライト〜初恋〜』以降、大半の作品で櫻井孝宏が声を担当している[18]。 櫻井はパティンソンについて『TENET テネット』で担当した際に「背が大きいし、あごのラインもしっかりしている。声のトーンも、高いような低いような、ちょっと不思議な音色の声をしているんです。それでいて、ちょっと影があって色っぽい。ただ彼の声は何度かやらせていただいているというアドバンテージがあったので、今回は作品の難しさの方に集中して収録をすることができました。彼の変化というか、俳優としての道のりをたどっていく楽しみはありますね。」と語っている。

櫻井が専属になるまでは、日野聡内田夕夜石井揮之山本匠馬などが担当することもあった。

出典

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  1. ^ Adams, Isabelle. “Robert Pattinson”. Harpercollinschildrens.com. 2010年8月22日閲覧。
  2. ^ 新バットマンにロバート・パティンソンが決定 米誌報道”. AFP通信. 2019年9月9日閲覧。
  3. ^ https://moviewalker.jp/news/article/15644/
  4. ^ “ダニエル・ラドクリフ、イギリスのリッチな俳優ナンバーワンに!全体では第5位”. シネマトゥデイ. (2011年5月9日). https://www.cinematoday.jp/news/N0032157 2011年6月15日閲覧。 
  5. ^ https://www.cinematoday.jp/news/N0033058
  6. ^ https://www.imdb.com/name/nm1500155/bio/
  7. ^ https://www.cinematoday.jp/news/N0028659
  8. ^ https://www.gq.com/story/robert-pattinson-viral-moments-ranked
  9. ^ https://variety.com/2019/film/features/jennifer-lopez-robert-pattinson-batman-hustlers-the-lighthouse-1203402753/
  10. ^ 映画「テネット」パンフレット
  11. ^ https://www.vogue.com/article/24-hours-with-robert-pattinson-dior-fall-2020-mens-paris-show
  12. ^ https://realsound.jp/movie/2022/03/post-980919.html
  13. ^ Sharf, Jack (2022年1月19日). “Robert Pattinson: Joking About Not Working Out for ‘The Batman’ Really ‘Came Back to Haunt Me’”. Variety. 2024年12月21日閲覧。
  14. ^ https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/glamour-eddie-redmayne-robert-pattinson-gym-story
  15. ^ https://www.cinematoday.jp/news/N0046350
  16. ^ Rosenbloom, Alli (2023年2月21日). “Suki Waterhouse is 'shocked' she's so happy with boyfriend Robert Pattinson five years into relationship” (英語). CNN. 2023年3月5日閲覧。
  17. ^ “ロバート・パティンソンとスキ・ウォーターハウスが婚約”. 映画.com. (2023年12月27日). https://eiga.com/news/20231227/7/ 2023年12月29日閲覧。 
  18. ^ 櫻井孝宏、ロバート・パティンソンの変化を感じ取る「今回のニールはひとつの転機」”. シネマカフェ (2020年12月15日). 2021年2月4日閲覧。

外部リンク

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