ロンドンの鉄道駅
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ロンドン・ステーション・グループ(London station group)とは、ロンドン市内にある特定のナショナル・レール駅の総称。グループ外の駅で発券された切符において、便宜的に同一箇所として扱われ、券面に「ロンドン・ターミナル」と表記される18駅が対象である[1]。大半は頭端式ターミナル駅である。幾つかの駅は通過式、もしくは両方を併せ持っている。
全ての駅がトラベラルカード・ゾーン1に位置する。これらターミナル駅の殆どがロンドン市内を取り囲むように置かれ、各駅間が地下鉄で結ばれるようになったのは、19世紀のイギリス議会がロンドン中心部への鉄道の乗り入れを拒否したからだとされている[2]。ネットワーク・レールの運営する大駅の大部分がこのグループに属している[3]。
駅一覧
[編集]現在、グループとして扱われている駅は以下のとおり(並びはアルファベット順)[1]。
- ブラック・フライアーズ(Blackfriars)b
- キャノン・ストリート(Cannon Street)
- チャリング・クロス(Charing Cross)
- シティ・テムズリンク(City Thameslink)b
- ユーストン(Euston)
- フェンチャーチ・ストリート(Fenchurch Street)
- キングス・クロス(King's Cross)
- リバプール・ストリート(Liverpool Street)
- ロンドン・ブリッジ(London Bridge)b
- メリルボーン(Marylbourne)
- ムーアゲート(Moorgate)
- オールド・ストリート(Old Street)
- パディントン(Paddington)
- セント・パンクラス(St Pancras)a
- ヴォクソール(Vauxhall)
- ヴィクトリア(Victoria)
- ウォータールー(Waterloo)
- ウォータールー・イースト(Waterloo East)
駅の概況
[編集]過去に所属していた駅
[編集]- ブロード・ストリート(Broad Street)(1986年閉鎖)
- ホルボーン・ヴィアダクト(Holborn Viaduct)(1990年閉鎖)
- ケンジントン・オリンピア(Kensington Olympia)(1994年廃止)[5]
- キングスクロス・テムズリンク(King's Cross Thameslink)[6](2007年閉鎖)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^a テムズリンク北行のみ[1]
- ^b テムズリンク南行のみ[1]
- ^c 地下鉄は除く。
- ^d 08/09年より、キングスクロス・テムズリンクの乗客数がセント・パンクラスに合算されるようになった。また、2007年9月よりユーロスターがセント・パンクラスを発着するようになった。
- ^e 国内外列車のランクはA、テムズリンクのランクはC[7]
出典
[編集]- ^ a b c d “Section A”. National Fares Manual 98. Association of Train Operating Companies. 2011年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月2日閲覧。
- ^ Wolmar, Christian (2004). The Subterranean Railway. Atlantic Books. ISBN 1843540231
- ^ a b c d e f g h i j k l “Stations Run by Network Rail”. Network Rail. 2010年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月2日閲覧。
- ^ “Estimates of station usage”. en:Office of Rail and Road. 11 Oct 2020閲覧。
- ^ National Fares Manual 57, 29 May 1994
- ^ “Section A”. National Fares Manual 97. Association of Train Operating Companies. 2 January 2010閲覧。 [リンク切れ]
- ^ “Part D: Annexes”. Better Rail Stations. Department for Transport (2009年). 2011年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月2日閲覧。
関連項目
[編集]- ロンドンの鉄道駅一覧
- エリザベス・ライン - ロンドン中心部とヒースロー空港を結ぶ路線。