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三好大倫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三好 大倫
2022年8月17日 マツダスタジアム
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 香川県大川郡白鳥町(現:東かがわ市
生年月日 (1997-09-28) 1997年9月28日(27歳)
身長
体重
179 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2020年 ドラフト6位
初出場 2022年3月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

三好 大倫(みよし ひろのり、1997年9月28日 - )は、香川県大川郡白鳥町(現:東かがわ市)出身[1]プロ野球選手外野手)。左投左打。

兄はJR四国に所属する社会人野球選手の三好大輝[2]

経歴

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プロ入り前

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東かがわ市立白鳥小学校2年時に「白鳥ジュニアファイターズ」で野球を始め、東かがわ市立白鳥中学校時代までは軟式野球をプレーする[3]

香川県立三本松高等学校へ進学すると、投げては最速144km/h、打っては高校通算26本塁打を記録し、二刀流の投手としてプロから注目される[4]。しかし、甲子園出場は無かった[3]

JFE西日本時代
(2020年10月4日、東広島アクアスタジアムにて)

高校卒業後はJFEスチールに入社し、同社の社会人野球チームであるJFE西日本でプレーをする。入社3年目まで投手としてプレーし、4年目からは外野手に転向した[5]。当時のチームメイトに河野竜生吉川雄大小林寛がいる。

2020年プロ野球ドラフト会議では、入社5年目にして中日ドラゴンズから6位指名を受け、11月20日に契約金3500万円、年俸840万円で仮契約を結んだ[6]。背番号は30[7]。担当スカウトは野本圭[5]

中日時代

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2021年の春季キャンプでは、ルーキーの中で唯一、一軍キャンプメンバーに抜擢された[8]。7月15日に開催されたフレッシュオールスターに選出された[9]。一軍出場は無かった。

2022年は開幕は二軍で迎えたが、3月29日に初めて一軍に昇格し[10]、翌日の試合途中に守備で初出場を果たした。6月19日の対読売ジャイアンツ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、「2番・右翼手」でプロ初の先発出場を果たし、6回裏にはマット・シューメーカーからプロ初安打となる右翼フェンス直撃の二塁打を放った[11]。8月20日の対東京ヤクルトスワローズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、原樹理から右翼席へソロ本塁打を放ち、プロ初打点及び初本塁打を記録した[12]。シーズン終了まで外野の守備固めや代走の起用を中心に6盗塁を記録し、打撃でも打率.218を記録した。11月22日に160万円増の推定年俸900万円で契約を更改した[13]

2023年は前半に二軍で59試合に出場して打率.263、14打点、9盗塁の結果を残し、7月29日に同年一軍初昇格を果たした[14]。一軍では主に代走や守備固めを中心として出場し、打率.154、3盗塁の成績だった。出場30試合中代走での出場は16試合であった[15]。オフの11月23日に40万円減の年俸860万円で契約更改した(金額は推定)[16]

2024年は前年に中堅を守っていた岡林勇希の怪我もあり「1番・中堅手」としてプロ入り後初の開幕一軍、開幕スタメンを勝ち取った。開幕直後は1番バッターとしてチームの一時首位浮上に貢献したが徐々に打撃の状態を落として5月24日に一軍登録を抹消された[17]。そのまま一軍に再昇格されることなくシーズンを終え打率.220、0本、4打点、0盗塁という成績に終わった。10月29日、戦力外通告を受けた[18]

選手としての特徴

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50メートル5秒8の俊足と遠投110メートルの強肩、積極的な打撃が持ち味[5][19]

人物

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目標とする選手は大島洋平[20]

趣味は読書で、好物は豚骨ラーメン。好きな有名人はゆきぽよ[3]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2022 中日 45 61 55 7 12 2 1 1 19 2 6 0 4 0 2 0 0 16 0 .218 .246 .345 .591
2023 30 17 13 6 2 1 0 0 3 0 3 2 1 0 1 0 2 4 0 .154 .313 .231 .543
2024 37 90 82 6 18 2 1 0 22 4 0 0 1 1 5 0 1 22 2 .220 .270 .268 .538
通算:3年 112 168 150 19 32 5 2 1 44 6 9 2 6 1 8 0 3 42 2 .213 .265 .293 .559
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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外野












2022 中日 25 28 0 0 0 1.000
2023 9 4 0 0 0 1.000
通算 34 33 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録

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背番号

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  • 30(2021年 - 2024年)

登場曲

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脚注

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  1. ^ 三好、走攻守そろう プロ野球ドラフト」『四国新聞』2020年10月27日。2020年12月14日閲覧
  2. ^ 中日6位・三好大倫(JFE西日本・外野手) 野球人生の危機を脱したコンバート」『週刊ベースボールONLINE』2020年12月8日。2020年12月20日閲覧
  3. ^ a b c 「落合さんの著書に学びました」中日6位指名のJFE西日本・三好大倫外野手、趣味は読書「新人王取りたい」」『中日スポーツ』2020年10月27日。2020年12月14日閲覧
  4. ^ 三本松・三好 香川にもいた“二刀流”」『デイリースポーツ』2015年7月2日。2020年12月14日閲覧
  5. ^ a b c 中日6位・三好大倫に野本スカウトも太鼓判「クリーンアップの後も打てる」野手転向2年目の即戦力候補」『中日スポーツ』2020年11月9日。2020年12月14日閲覧
  6. ^ 中日ドラフト6位三好大倫 契約金3500万円、年俸840万円 走攻守そろった即戦力候補「新人王」が目標」『中日スポーツ』2020年11月20日。2020年12月14日閲覧
  7. ^ 中日が新入団9選手の背番号を発表、1位の高橋宏は『19』、2位の森は『28』、3位の土田は『45』」『中日スポーツ』2020年12月11日。2020年12月14日閲覧
  8. ^ 【中日】ドラフト6位・三好が1軍キャンプに大抜擢 与田監督が高評価 福留は2軍スタート」『中日スポーツ』2021年1月14日。2021年2月21日閲覧
  9. ^ 中日6位三好大倫「目立ってなんぼ ホームラン打ちたい!」フレッシュオールスターへ意気込む」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年7月14日。2021年7月14日閲覧
  10. ^ 【中日】プロ初1軍昇格の三好大倫「自分のやれることを、しっかりやりたい」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年3月29日。2022年6月22日閲覧
  11. ^ 【中日】三好大倫プロ初安打「ようやくスタートラインにつけた」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年6月20日。2022年8月20日閲覧
  12. ^ 【中日】三好大倫がプロ初本塁打!ヤクルト・原の変化球とらえ右翼席へ「素直にうれしいです」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年8月20日。2022年8月20日閲覧
  13. ^ 三好大倫、160万円アップ900万円でサイン 来季は「2桁盗塁はしたい」」『中日スポーツ』2022年11月22日。2022年11月23日閲覧
  14. ^ 松山晋也が1軍へ 鵜飼に代わって三好大倫も登録【中日】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』中日新聞社、2023年7月29日。2024年3月20日閲覧
  15. ^ 【中日】代走男が打撃開眼 オープン戦14安打でトップタイ」『スポーツ報知』報知新聞社、2024年3月16日。2024年3月20日閲覧
  16. ^ 【中日】三好40万円ダウンの860万円でサイン 来季は脚力で活路を「大事なところで盗塁を決められる存在に」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月23日。2024年3月20日閲覧
  17. ^ 【中日】ディカーソンが開幕カード以来の1軍へ 5月14打席ノーヒットの三好大倫が抹消(日テレNEWS NNN)”. Yahoo!ニュース. 2024年11月14日閲覧。
  18. ^ 中日、三好大倫に戦力外通告 「びっくりしました。悔しい部分はあるが仕方ない」今季開幕戦でスタメン出場も…」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年10月29日。2024年11月12日閲覧
  19. ^ 中日ドラフト6位・三好 即戦力の自覚「一番の持ち味は積極的なスイング」」『中日スポーツ』2020年12月12日。2020年12月14日閲覧
  20. ^ 【中日】ドラ6三好大倫が仮契約 昨年投手から転向したばかりの天才打者 即戦力の期待に「新人王を取れるように」」『スポーツ報知』2020年11月20日。2020年12月14日閲覧
  21. ^ 【中日】三好大倫「2番・右翼」でプロ初スタメン!郡司が「「3番・左翼」巨人に3連勝なるか」『中日スポーツ』2022年6月19日。2022年6月19日閲覧
  22. ^ 【中日】三好大倫のプロ初安打は右翼フェンス直撃の二塁打!初スタメン起用に見事に応える」『中日スポーツ』2022年6月19日。2022年6月19日閲覧

関連項目

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外部リンク

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