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三岐朝明信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三岐朝明駅から転送)
三岐朝明信号場
列車内より撮影。分岐器で右に分かれる方の線路が近鉄富田方面、他方の線路がJR富田方面。
さんぎあさけ
SANGI-ASAKE
地図
所在地 三重県四日市市西富田町
北緯35度0分56.0秒 東経136度38分56.0秒 / 北緯35.015556度 東経136.648889度 / 35.015556; 136.648889座標: 北緯35度0分56.0秒 東経136度38分56.0秒 / 北緯35.015556度 東経136.648889度 / 35.015556; 136.648889
所属事業者 三岐鉄道
電報略号 アケ
駅構造 地上駅*
ホーム 1面1線*
開業年月日 1950年(昭和25年)10月30日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 三岐線(本線)**
キロ程 1.0 km(富田起点)
富田 (1.0 km)
(1.5 km) 大矢知(S02)
所属路線 三岐線(近鉄連絡線)**
キロ程 1.1 km(***近鉄富田起点)
***(S01)近鉄富田 (1.1 km)
(- km) (大矢知)(S02)
備考 1989年(平成元年)4月1日旅客営業廃止、信号場に格下げ[1]
* 旅客営業当時。信号場格下げ後は撤去
** 旅客列車は全て近鉄連絡線経由。本線富田方は貨物列車のみ運行
*** 正式には当信号場が起点
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三岐朝明信号場(さんぎあさけしんごうじょう)は、三重県四日市市西富田町にある三岐鉄道三岐線信号場。元は三岐朝明駅というであったが、1989年平成元年)4月1日に廃駅となり信号場に格下げされた[2]

歴史

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現役時代の三岐朝明駅。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。1975年度。

構内構造

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JR関西本線を跨ぐ橋梁の富田駅寄りの築堤上で、三岐線と近鉄連絡線が分岐する。ここの分岐器は近鉄富田方面が分岐線側であり、旅客列車は全て速度制限(30 km/h)を受ける。上り列車に対しては出発信号機のみが、下り列車に対しては場内信号機のみがある変則的な構造となっている。ATSは設けられていない。駅廃止後にホームは撤去されたが、ホーム基礎部分などの構造が現在も残る。

三岐朝明駅時代

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単式ホーム1面1線の地上駅で、無人駅として営業していた。近鉄連絡線開業後、三岐線との分岐のための信号場の機能が付加された。ホームはJR関西本線を跨ぐ橋梁の大矢知駅寄りの築堤上にあり、階段で築堤下の道路に下りる構造であった。末期は一部の列車のみが停車し、大半の列車は通過していた。また、手動の乗車証明書発行機が設置されていた。

信号場格下げ後

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三岐線と近鉄連絡線の分岐点のため、信号場として存置された。構内の信号機は、保々CTCセンターで近鉄富田駅出発・場内信号機、大矢知駅出発・場内信号機と同時に制御されるため、当信号場で列車が停車することは滅多に無い。2006年(平成18年)に信号機がLEDのものに交換された。

周辺

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住宅地となっているが、田畑がわずかに残る所がある。近隣には鉄工所などの会社事務所やがある。広域複合施設のあさけプラザは南東側、鏡ヶ池跡は北東側にある。

隣の駅

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三岐鉄道
三岐線
富田駅 - 三岐朝明信号場 - 大矢知駅(S02)
近鉄連絡線
近鉄富田駅(S01) - 三岐朝明信号場 (正式には三岐朝明信号場側が起点)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 26号 長良川鉄道・明知鉄道・樽見鉄道・三岐鉄道・伊勢鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年9月18日、25頁。 
  2. ^ a b 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、31頁。ISBN 978-4-10-790026-5 

関連項目

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  • 日本の鉄道駅一覧
  • 相模国分信号所 - 当信号場と同じく、2路線の接続地点であり、駅から降格した信号場。接続する2路線のうち先に開業した側が貨物専用となっており、その先はJR線と線路がつながっている点も共通する。