三瓶町 (大田市)
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三瓶町 | |
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北緯35度06分54秒 東経132度37分40秒 / 北緯35.115124度 東経132.627792度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 島根県 |
市町村 | 大田市 |
座標: 北緯35度06分54秒 東経132度37分40秒 / 北緯35.115124度 東経132.627792度[1] 三瓶町(さんべちょう)は、島根県大田市の地名。
観光名所
[編集]- 三瓶山
- 白山火山帯に属する火山群[2]。『出雲国風土記』には「佐比売山」とあり、国引き神話で有名[2]。
- 活火山であるが[2]、最後に噴火したのは約4,000年前のことであり[3]、有史以降の記録に残る火山活動はない[4]。
- 男三瓶山(親三瓶山・1126m)を主峰に、子三瓶山(961m)、孫三瓶山(903m)、女三瓶山(953m)が室ノ内火口を中心に環状に並ぶ[2]。
- 現在は観光地化が進んでおり、南麓に三瓶温泉、北麓に小屋原温泉、西麓に浮布池があるほか、「三瓶山自然林」は国の天然記念物に指定されている[2][5]。大山隠岐国立公園に属する[2]。
- 三瓶温泉
- 三瓶山南麓に湧出する温泉[6]。旧称は志学温泉[6]。
- 泉質は塩化物泉で、泉温は39~44℃(1872年の浜田地震で泉温が上がった)[6]。
- 1959年に国民保養温泉地に指定された[6]。
島根県西部地震による被害
[編集]2018年4月9日に島根県大田市を襲ったM6.1(最大震度5強)の島根県西部地震により[7][8]、三瓶町では志学地区(特に「上の町」というエリア)を中心に大きな被害が発生した[9][10]。町内では土砂崩れや地割れが発生したり[11][12][13][14][15]、住宅や店舗が被災したり、建物が崩れたりした[16][17]。また、三瓶町志学の老舗温泉旅館「湯元旅館」は、この地震で半壊被害を受けたため、解体を余儀なくされた[18][19]。なお、三瓶町志学一帯は、40年前(1978年6月4日)の島根県中部地震でも大きな被害を受けている[20][21]。
脚注
[編集]- ^ “地理院地図”. maps.gsi.go.jp. 国土地理院. 2025年1月2日閲覧。
- ^ a b c d e f 『三瓶山』 - コトバンク
- ^ “三瓶山について”. 三瓶山観光ホームページ. 2024年12月31日閲覧。
- ^ “三瓶山”. www.data.jma.go.jp. 気象庁. 2024年12月31日閲覧。
- ^ 三瓶山自然林 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ a b c d 『三瓶温泉』 - コトバンク
- ^ 島根県西部地震を振り返る (PDF) CRID 1522262181053947776
- ^ 大田市東部を震源とする島根県西部地震 (PDF)
- ^ “大田地域の地質と地震 ~2018年島根県西部(大田)地震に学ぶ~”. sanbesan.web.fc2.com (2018年5月15日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ “<さんいんスコープ>島根県西部地震5年 動き出す住民 自主防災組織結成”. 山陰中央新報デジタル (2023年4月9日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ “平成30年島根県西部地震で被災した島根県大田市の復興支援をする”. ふるさとチョイス災害支援. 2024年12月31日閲覧。
- ^ Seya, Kensuke (2018年4月9日). “島根で震度5強の地震 崩れる建物や地割れ 現地を捉えた写真”. BuzzFeed. 2024年12月31日閲覧。
- ^ “島根で震度5強の地震 崩れる建物や地割れ 現地を捉えた写真(バズフィード)”. LINE NEWS. 2024年12月31日閲覧。
- ^ “地震 島根県西部で震度5強 津波の心配なし”. 毎日新聞 (2018年4月9日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ “H30島根県西部地震支援ページ”. 災害情報支援ポータル. 2024年12月31日閲覧。
- ^ “始業式も中止 けが人や水道管破裂 島根で震度5強”. テレ朝news (2018年4月9日). 2024年10月26日閲覧。
- ^ 始業式も中止 けが人や水道管破裂 島根で震度5強 - YouTube
- ^ “島根 老舗温泉旅館復活へ 県西部地震から2年”. 朝日新聞デジタル (2020年4月10日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ “島根地震で半壊した旅館を復興! 三瓶の源泉を楽しむ「温泉そばカフェ」を作る!”. camp-fire.jp. 2024年12月31日閲覧。
- ^ 1978年6月4日の島根県中部地震による墓石の被害について (PDF)
- ^ 1978年6月4日島根県中部地震のアンケート調査による実態調査報告書 - CiNii Research