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三頭トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国道438号標識
国道438号標識

三頭トンネル(さんとうトンネル)は、徳島県美馬市香川県仲多度郡まんのう町を結ぶ全長2,648 m(香川県側1,165m、徳島県側1,483m)[1]トンネルである。国道438号を通す。

一般国道438号三頭トンネル(香川県側)

概要

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三頭越を通る区間が1982年昭和57年)に国道438号が指定施行された[2]が、当時は徒歩での往来に限られ、特に香川県側の仲多度郡琴南町過疎地域でありながら周囲に県境を往来可能な車道が無かったため、地域の発展が阻害されていた[3]。このため、トンネル建設が計画されて1997年平成9年)3月に供用開始となったことで点線国道は解消されて県境を車両で通行することが可能になった[3]

トンネル開通の翌年には明石海峡大橋が完成したこともあり、徳島自動車道美馬ICから金刀比羅宮などへ向かう近畿地方からの車両が増加するなど、トンネルの整備効果がみられた[3][4]

トンネル延長が長いことより、トンネル内での災害発生に備えて、徳島県と香川県の消防、警察や関係機関が防災訓練を1999年前後から実施している[5][6]

制限速度は40km/hである。徳島県にある道路トンネルの延長ベスト4(2020年12月13日現在)。開通時は最長であった。[要出典]

脚注

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  1. ^ 一般国道438号三頭トンネルの施行について” (PDF). 土木学会. 2021年5月4日閲覧。
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和56年政令第153号)”. 法庫. 2017年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  3. ^ a b c 効果事例 ●国道438号三頭トンネル ●平成9年3月開通”. 2004道路整備効果事例集. 国土交通省道路局. 2021年5月4日閲覧。
  4. ^ なお、明石海峡大橋の開通した1998年4月時点でこれを含む神戸淡路鳴門自動車道を経由し四国に入った場合、高松自動車道は特に鳴門 - 高松間については津田東 - さぬき三木間が開通していたにすぎず、鳴門IC - 徳島IC間を一般道で乗り継いでも当時徳島IC - 美馬IC間が開通していた徳島道経由が選択肢となっていた。
  5. ^ 三頭トンネル防災訓練”. 美馬市. 2021年5月4日閲覧。
  6. ^ 3年前には6人死傷の事故も発生…香川と徳島県境のトンネルで両県の警察らが交通事故を想定した訓練”. KSBニュース. 瀬戸内海放送 (2019年11月13日). 2021年5月4日閲覧。

関連項目

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