上市駅
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上市駅* | |
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駅舎(2018年10月) | |
かみいち Kamiichi | |
◄T11 新相ノ木 (1.2 km) (1.8 km) 新宮川 T13► | |
所在地 | 富山県中新川郡上市町若杉4-2 |
駅番号 | T12 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 13.3 km(電鉄富山起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,862人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)8月15日 *[1][2][3] |
* 開業当初は上市口駅[4] |
上市駅(かみいちえき)は、富山県中新川郡上市町若杉にある[5]、富山地方鉄道本線の駅である。駅番号はT12。当駅ではスイッチバックを行う構造となっている[3][4][6][7]。
歴史
[編集]軽便鉄道
[編集]- 1913年(大正2年)6月25日:立山軽便鉄道の滑川駅 - 五百石駅間の開通[2]と同時に当駅が開業[8]。軌間762 mm、動力は蒸気[9]。
- 1917年(大正6年)6月25日:立山軽便鉄道が立山鉄道に社名を変更[10]。
- 1931年(昭和6年)3月20日:富山電気鉄道が立山鉄道を合併[2][10]。
富山電気鉄道・富山地方鉄道
[編集]- 1931年(昭和6年)
- 1932年(昭和7年)12月20日:当駅 - 五百石駅間が廃止[11]。
- 1943年(昭和18年)
- 1947年(昭和22年)11月1日:駅舎改築[11]。[12]
- 1970年(昭和45年)9月5日:貨物取扱を廃止[14][8]。
- 1972年(昭和47年)
- 2021年(令和3年)11月6日・7日:開設90年を迎え、記念イベントを開催。ホームに「寄せ書き電車」が入線し、車両前部に90周年のヘッドマークを掲げた[16]。
なお、旧上市駅 - 上市口駅(現・上市駅)間の廃止後も、スイッチバック解消を目的に上市駅をさらに西方向へ移転させる計画もあったが、これも地元からの反対により、今日まで実現していない[12]。
駅構造
[編集]頭端式2面3線のホームを持つ[17]。ICカード専用改札機も設置されている。ホーム番号の並びは変則的で、最も南の片面ホームが2番線、中央が1番線、北側が3番線となっている[17]。
駅舎は鉄骨鉄筋2階建(一部3階建)の駅ビルとなっている。総面積は5,038 m2(ボウリング場を除く)[18]。駅ビル内にはかつてはスーパーや衣料品店のほか20店舗、食堂街、遊戯施設などが入居していたが、1991年の核テナントの閉店[19]を経て、現在はアルプス農業協同組合の事務所と数軒のテナントに留まる。2021年には駅開業90周年記念事業として、上市町観光協会が改札横にストリートピアノ(かみいち駅ピアニーノ)を設置した[5][20]。
のりば
[編集]駅舎南側から
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2 | ■本線 | 下り | 宇奈月方面[1] | |
1・3 | 上り | 富山方面[1] | 3番のりばは当駅始終着の列車[1] |
配線図
[編集]↑ 宇奈月温泉 | ||
← 電鉄富山 |
||
凡例 出典:[17] |
利用状況
[編集]2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は1,862人であった。
近年の1日平均乗降人員推移は以下の通りである[21]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
1995年 | 3,338 |
1996年 | 3,158 |
1997年 | 2,846 |
1998年 | 2,642 |
1999年 | 2,468 |
2000年 | 2,343 |
2001年 | 2,236 |
2002年 | 2,101 |
2003年 | 1,869 |
2004年 | 1,820 |
2005年 | 1,863 |
2006年 | 1,922 |
2007年 | 1,948 |
2008年 | 1,898 |
2009年 | 1,768 |
2010年 | 1,855 |
2011年 | 1,897 |
2012年 | 1,933 |
2013年 | 1,709 |
2014年 | 1,745 |
2015年 | 1,813 |
2016年 | 1,837 |
2017年 | 1,876 |
2018年 | 1,995 |
2019年 | 1,862 |
2020年 | 1,574 |
2021年 | 1,592 |
2022年 | 1,657 |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]- 富山地方鉄道
- ■本線
脚注
[編集]- ^ a b c d 川島 2010, p. 64.
- ^ a b c d e 朝日 2011, p. 14.
- ^ a b c d e f g “広報かみいち2021年11月号” (PDF). 上市町企画課. pp. 2-3 (2021年11月). 2021年11月7日閲覧。
- ^ a b “上市駅に駅ピアノ常設 町観光協会”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2021年7月7日) 2021年11月7日閲覧。
- ^ 朝日 2011, p. 5.
- ^ “地鉄上市駅90周年 町産の杉でベンチ 記念ロゴ入り8脚新設”. 北陸中日新聞Web. (2021年10月21日). オリジナルの2021年10月22日時点におけるアーカイブ。 2021年11月7日閲覧。
- ^ a b 寺田 2013, p. 243.
- ^ a b 寺田 2013, p. 90.
- ^ a b 寺田 2013, p. 242.
- ^ a b c d e f 「年表 富山電気鉄道/富山地方鉄道」『写真でつづる富山地方鉄道50年の歩み』富山地方鉄道、1979年7月、175-177頁。doi:10.11501/11956681 。
- ^ a b c d e f g 『いこま27号 富山地方鉄道』(1994年3月31日、大阪産業大学文化会鉄道研究部発行)48頁。
- ^ 「第4章富山地方鉄道の成長 第7節富山地方鉄道新発足 8.上山駅(旧)の廃止」『富山地方鉄道五十年史』富山地方鉄道、1983年3月、330-332頁。doi:10.11501/11955610 。
- ^ 「第8章展開 第2節基盤整備の展開 1.高速鉄道的運営路線(本線、立山線)の整備 (6)駅務の再構成」『富山地方鉄道五十年史』富山地方鉄道、1983年3月、529-530頁。doi:10.11501/11955610 。
- ^ a b 「第8章展開 第2節基盤整備の展開 1.高速鉄道的運営路線(本線、立山線)の整備 (11)主要駅の総合ステーションビル化」『富山地方鉄道五十年史』富山地方鉄道、1983年3月、535-539頁。doi:10.11501/11955610 。
- ^ 『富山地鉄 上市駅90周年 記念ヘッドマーク設置』北日本新聞 2021年11月7日22面
- ^ a b c 川島 2010, p. 33.
- ^ 『富山地方鉄道50年史』(昭和58年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)538ページ
- ^ 『新上市町誌』(2005年9月30日、上市町発行)509 - 510ページ。
- ^ “♪ ピアノ響く上市駅に 設置記念し園児らが歓迎会”. 北陸中日新聞Web. (2021年7月7日). オリジナルの2021年7月6日時点におけるアーカイブ。 2021年11月8日閲覧。
- ^ 統計年鑑 - 富山県
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』講談社、2010年10月20日。ISBN 978-4-06-270067-2。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄19 富山地方鉄道 富山ライトレール・万葉線 黒部峡谷鉄道・北越急行』朝日新聞出版、2011年7月24日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 上市駅 - 富山地方鉄道