不思議の国のアニー
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『不思議の国のアニー』 | ||||
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アニー・ハズラム の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ウェンブリー The Music Centre[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、シンフォニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ワーナー・ブラザース・レコード サイアー・レコード | |||
プロデュース | ロイ・ウッド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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アニー・ハズラム アルバム 年表 | ||||
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『不思議の国のアニー』(原題:Annie in Wonderland)は、イギリスの歌手アニー・ハズラムが1977年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ルネッサンス在籍時に制作・発表され、同バンドのジョン・キャンプもソングライティング及び演奏に貢献した[3]。また、当時ハズラムの婚約者であったロイ・ウッドが、プロデュース及び大部分の楽器の演奏を担当している[4]。なお、本作のレコーディング当時、隣のスタジオでウイングスのアルバム『スピード・オブ・サウンド』のミキシングが行われており、「もしも貴方を愛したら」のプレイ・バックを聴いたポール・マッカートニーが「背筋が震えるようだったよ」と称賛したエピソードがある[5]。
「もしも貴方を愛したら」と「ネイチャー・ボーイ」はスタンダード・ナンバーのカヴァーで、アマチュアのコメディアン/歌手であったハズラムの父も歌っていた曲だという[5]。
オリジナルLPは見開きジャケット仕様で発売され、アートワークもロイ・ウッドが担当した[1]。ジャケットの絵は『不思議の国のアリス』をモチーフとしており、ウッドはイモムシの姿で描かれた[3]。
反響・評価
[編集]アメリカでは、1978年にBillboard 200で167位を記録した[2]。Tomas Mureikaはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ルネッサンスはプログ・ロックからニュー・ウェイヴ・ポップへの方向転換を始めていたが、アニー・ハズラムとロイ・ウッドは、プログ・ロック・ファンを繋ぎ止めるべく、この可愛らしい宝石を作り上げた」と評している[6]。
収録曲
[編集]- イントロリーズ/私が音楽でできてたら "Introlise/If I Were Made of Music" (Jon Camp) – 4:46
- 愛への疑い "I Never Believed in Love" (Roy Wood) – 3:40
- もしも貴方を愛したら "If I Loved You" (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II) – 4:39
- フニオコ "Hunioco" (R. Wood) – 7:33
- ロッカリーズ "Rockalise" (R. Wood) – 6:09
- ネイチャー・ボーイ "Nature Boy" (Eden Ahbez) – 4:56
- インサイド・マイ・ライフ "Inside My Life" (J. Camp) – 4:51
- 家路(ドヴォルザーク『新世界』より) "Going Home" (Antonín Dvořák, William Arms Fisher) – 5:01
参加ミュージシャン
[編集]- アニー・ハズラム - ボーカル
- ロイ・ウッド - プロデュース、アレンジ、エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ピアノ、クラビネット、ストリングアンサンブル、モーグ・シンセサイザー、エレクトリックベース、ダブル・ベース、ドラムス、アフリカン・ドラム、パーカッション、チェロ、バラライカ、トランペット、サクソフォーン、バスクラリネット、バッキング・ボーカル
- ジョン・キャンプ - ベース・ペダル(on #1)、アコースティック・ギター(on #1)、エレクトリックベース(on #2, #6, #7)、バッキング・ボーカル(on #7)
- デイヴ・ドノヴァン - ドラムス(on #1, #6)
- ルイス・クラーク - シンセサイザー(on #5)、フルート(on #8)、アレンジ(on #5, #8)
- ディック・プラント - バッキング・ボーカル
脚注・出典
[編集]- ^ a b Annie Haslam - Annie In Wonderland (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ a b “Annie Haslam - Awards”. AllMusic. 2016年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月6日閲覧。
- ^ a b 1991年再発CD (WPCP-4221)ライナーノーツ(赤岩和美)
- ^ “Biography”. anniehaslam.com. 2017年10月6日閲覧。
- ^ a b Cooper, Kevin. “INTERVIEW: Annie Haslam”. UK Music Reviews. 2017年10月6日閲覧。
- ^ Mureika, Tomas. “Annie in Wonderland - Annie Haslam”. AllMusic. 2017年10月6日閲覧。