中島昭和
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中島 昭和(なかじま あきかず、1927年 - 2013年)は、日本のフランス文学者。中央大学名誉教授。
生涯
[編集]埼玉県生まれ。松本高等学校文科を経て、1951年東京大学仏文科卒業。1998年まで中央大学教授。
人物
[編集]- 妻はフランス文学者の中島公子、長女はエッセイストの中島さおり、二女は作家の中島京子。
- ヌーヴォー・ロマンの翻訳を多くおこなった。志摩三平の名で短歌も詠んだ。
- 晩年はアルツハイマー型の認知症を患い、二女京子の小説『長いお別れ』の下敷きとなった。
著書
[編集]- 『風なかに佇つ 志摩三平歌集』(中島昭和) 1999.10
- 『見える目の困惑 評論・随想・紀行』(武蔵野書房) 2001.3
共著
[編集]翻訳
[編集]- 『蕩児の帰宅 / 愛の試み』(アンドレ・ジイド、角川文庫) 1961
- 『黄色い犬』(ジョルジュ・シムノン、角川文庫) 1963
- 『原初の情景』(ベルナール・パンゴー、白水社) 1968
- 『現代の教養』(アンドレ・モロワ、角川文庫) 1968
- 『段階』(ミシェル・ビュトール、竹内書店) 1971
- 『アンドレ・ジィド=ロジェ・マルタン・デュ・ガール往復書簡』全4巻(ジャン・ドレ編、鈴木重生共訳、みすず書房) 1971 - 1974
- 『自由フランスの歴史』(アンリ・ミシェル、白水社、文庫クセジュ) 1974
- 『半島』(ジュリアン・グラック、中島公子共訳、白水社) 1974
- 『偏愛の文学』(ジュリアン・グラック、白水社) 1978.8
- 『夜の終り』(フランソワ・モーリヤック、集英社、世界文学全集) 1979.3
- 『森のバルコニー / 狭い水路』(ジュリアン・グラック、白水社) 1981.5、のち文遊社 2023
- 『真夜中』(ジュリアン・グリーン、人文書院、グリーン全集) 1982.2
- 『つまずきの石』(モーリヤック、春秋社、モーリヤック著作集5) 1983.10
- 『フィレンツェ史』(ピエール・アントネッティ、渡部容子共訳、白水社、文庫クセジュ) 1986.4
参考文献
[編集]- 『アルペン颪 旧制高等学校物語 松本高校編』(財界評論新社) 1967