コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

中村礼子

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中村礼子
選手情報
フルネーム 中村礼子
国籍 日本の旗 日本
泳法 背泳ぎ
所属 東京スイミングセンター
大学 日本体育大学
生年月日 (1982-05-17) 1982年5月17日(42歳)
生誕地 神奈川県横浜市
身長 166cm[1]
体重 53kg[1]
獲得メダル
競泳
オリンピック
2004 女子200m背泳ぎ
2008 女子200m背泳ぎ
世界水泳選手権
2005年 女子200m背泳ぎ
2007年 女子100m背泳ぎ
2007年 女子200m背泳ぎ
世界短水路選手権
2002年 女子200m背泳ぎ
アジア競技大会
2006年 女子100m背泳ぎ
2006年 女子200m背泳ぎ
2006年 女子400mメドレーリレー
2006年 女子50m背泳ぎ
パンパシフィック水泳選手権
2006年 女子200m背泳ぎ
2006年 女子100m背泳ぎ
テンプレートを表示

中村 礼子(なかむら れいこ、1982年5月17日 - )は、日本の元競泳選手。専門種目は背泳ぎ東京スイミングセンター(東京SC)所属。2004年アテネオリンピック2008年北京オリンピックの200m背泳ぎで2大会連続銅メダルを獲得した。

人物

神奈川県横浜市都筑区出身。3歳の時ヨコハマスイミングクラブで水泳を始める[2]横浜市立勝田小学校横浜市立茅ヶ崎中学校湘南工科大学附属高等学校日本体育大学卒業。

年上に稲田法子中尾美樹中村真衣萩原智子、年下に寺川綾伊藤華英と、同じ種目のライバル選手が多く、大学入学までは目立った活躍はなかった。

日体大ではインカレの200m背泳ぎで史上初の4連覇を達成。大学対抗戦女子優勝に貢献した。

2001年を境にして稲田・中村(真)・萩原の引退、寺川の不振などもあり、日本代表に定着。

2004年、大学4年次のアテネオリンピックで、100m背泳ぎ4位入賞、200m背泳ぎ銅メダル。4×100mメドレーリレー5位入賞[3]

大学卒業後、東京スイミングセンターに移籍[4]

2005年世界水泳選手権銅メダル、北京オリンピック銅メダルをいずれも200mで獲得した。2大会連続のメダル獲得は、日本の競泳女子では72年振り[5]。また、100mで6位入賞、4×100mメドレーリレーでは6位入賞に貢献した[6]

現在までに日本水泳選手権大会背泳ぎ200m5回・100m2回の優勝の実績がある。

北島康介は所属クラブと大学が同じで同学年ということもあり、親しい関係にある。大学卒業後は北島と異なり大学院には進まず、所属クラブ職員として選手活動を続けていたが、2008年10月6日に現役引退を表明した[7]。現在は所属する東京スイミングセンターでコーチのアシスタントとして活動している。

2009年8月16日、8歳年上の会社員と結婚した。2010年5月18日に第1子(長女)、2012年12月9日に第2子(次女)[8]を出産。

水着問題への対応

中村は個人的にアシックスの水着を好んでおり、同社も中村を競泳水着の「顔」として売り込みを図っている。しかし、英国SPEEDO社が「レーザー・レーサー」を発表。中村は北京五輪代表権獲得後、積極的にそのテストを行っている。

2008年6月6日、「ジャパンオープン」では「レーザー・レーサー」を着用。100m背泳ぎで、伊藤に簡単に塗り替えられた日本新記録をまた更新する。レース後のインタビューでは、改めて「レーザー・レーサー」の性能に驚いていた。北京オリンピックではその「レーザー・レーサー」を着用してレースに臨んでいた。

主な戦歴

  • アテネオリンピック(2004年)
    • 女子100m背泳ぎ 4位入賞(タイム:1分01秒05)
    • 女子200m背泳ぎ 銅メダル(タイム:2分09秒88、当時の日本記録を更新)
    • 女子400mメドレーリレー 5位入賞(タイム4分04秒83、田中雅美大西順子永井奉子と共に出場)
  • 世界水泳モントリオール大会(2005年)
    • 女子200m背泳ぎ 銅メダル(タイム:2分10秒41)
  • ビクトリアパンパシフィック水泳選手権大会(2006年
    • 女子200m背泳ぎ 金メダル(タイム:2分08秒86、日本新記録)
  • 世界水泳メルボルン大会2007年
    • 女子100m背泳ぎ 銅メダル(タイム:1分00秒40、日本新記録)
    • 女子200m背泳ぎ 銅メダル(タイム:2分08秒54、自身の持つ日本記録を0秒32更新)
  • 日本選手権(2007年)
    • 女子100m背泳ぎ 優勝(タイム:1分0秒29、自身の持つ日本記録を0秒11更新)
  • 競泳ジャパンオープン2008
  • 日本選手権(2008年)
    • 100m背泳ぎ予選で日本女子選手史上初の1分突破となる59秒96の日本新記録。なおこの記録は決勝で優勝した伊藤華英にあっさりと破られてしまった(59秒83)。中村は1分オーバーで2位だったがこの種目の五輪出場権を獲得。
  • 北京オリンピック(2008年)
    • 女子100m背泳ぎ 6位(タイム:59秒72)
      なお予選では59秒36の日本記録を樹立した。
    • 女子200m背泳ぎ 銅メダル(タイム:2分7秒13、日本新記録)
      アテネオリンピックからの2大会連続メダル獲得は女子日本水泳競技史上前畑秀子以来72年振りの快挙である。
    • 女子400mメドレーリレー 6位入賞(タイム3分59秒54、北川麻美加藤ゆか上田春佳と共に出場)

記録

  • 50m背泳ぎ 28秒25(当時日本新記録)[9]
  • 100m背泳ぎ 59秒36(当時日本新記録)[10]
  • 200m背泳ぎ 2分07秒13(日本記録[11]

関連項目

出典

  1. ^ a b 北京オリンピック日本代表選手団名簿”. JOC. 2013年1月4日閲覧。
  2. ^ 水泳 中村礼子GROWING
  3. ^ 中村礼子日本オリンピック委員会アテネオリンピック2004
  4. ^ 北京五輪に向けて 日本スポーツ振興センター
  5. ^ SPORTSよこはまVol.9:スポーツナビゲーターハマスポ
  6. ^ 中村礼子日本オリンピック委員会北京オリンピック2008
  7. ^ “背泳ぎ中村礼子引退、銅銅人生に区切り”. 日刊スポーツ. (2008年10月7日). https://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20081007-416577.html 2013年1月4日閲覧。 
  8. ^ 産まれました(*^^*)”. オフィシャルブログ「Swimming Life」 (2012年12月11日). 2013年1月4日閲覧。
  9. ^ 競技No. 78 女子 50m 背泳ぎ 決勝 1組
  10. ^ “平成20年度(2008年度)事業報告書”. 日本水泳連盟. (2009年6月17日). http://www.swim.or.jp/about/download/project/h20_b_report.pdf 2023年11月15日閲覧。 
  11. ^ 競泳 日本記録

外部リンク