久々湊晴夫
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久々湊 晴夫(くぐみなと はるお、1943年4月14日 - )は、日本の法学者。専門は、医事法・家族法。北海道医療大学名誉教授、元北海学園大学法科大学院教授。泉久雄門下。
エピソード
[編集]- 北海道医療大学(旧東日本学園大学)創設期から在籍し、薬学部、歯学部、看護福祉学部で、「法学」「薬事法規(のちに医事法学)」「医事法制」を担当した。
- 「医療と法」「医事法学」の新しい領域を開拓。
- 北海道医療大学を退職後、北海学園大学の法科大学院の創設に参加し、「民法Ⅴ」(家族法)、「医事法」を担当した[1]。
- 近年の研究テーマ、臓器移植と法・終末期医療と法、代理懐胎と法・医療事故と法など。
経歴
[編集]- 1943年 富山県新湊市(現 射水市)に生まれる
- 1962年 富山県立新湊高等学校卒業
- 1966年 専修大学法学部卒業
- 1973年 専修大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学
- 1974年 東日本学園大学(現北海道医療大学)薬学部専任講師(法学)[2]
- 1981年 東日本学園大学音別教養部助教授[3]
- 1985年 北海道医療大学教養部教授(薬事法・医事法)
- 1993年 北海道医療大学基礎教育部教授(医事法学・医事法制)
- 1997年 北海道医療大学学生部長・基礎教育部長・理事を歴任(1999年まで)
- 2005年 北海道医療大学名誉教授
- 2005年 北海学園大学法科大学院教授(家族法・医事法)、北海学園大学法学部教授・兼任(家族法)
- 2014年 北海学園大学定年退職[4]・同法科大学院非常勤講師(医療と法、2017年まで)[5]。
著書
[編集]- 『医事法学』姫嶋瑞穂と共著(成文堂 2016年)
- 『はじめての家族法(第2版)』常岡史子編、鈴木伸智・田巻帝子・岩澤哲・羽生香織・千葉華月・中村恵・大杉麻美と共著(成文堂 2013年)
- 『はじめての医事法(第2版)』旗手俊彦と共編、森元拓・永水裕子・森本敦司・森本直子・本田まり・宮崎真由・境原三津夫・千葉華月共著(成文堂 2011年)
- 『判例家族法』落合福司・笠原克也と共著(成文堂 2010年)
- 『はじめての医事法』旗手俊彦と共編(成文堂 2009年)
- 『はじめての家族法』常岡史子編、鈴木伸智・田巻帝子・岩澤哲・羽生香織・千葉華月・大杉麻美と共著(成文堂 2008年)
- 『講説 親族法・相続法(第2版)』木幡文徳・落合福司・高橋敏・椎名規子・小野憲昭・桜井弘晃・宗村和弘と共著(信山社 2007年)
- 『やさしい医事法学(第2版)』(成文堂、2004年)
- 『やさしい家族法』落合福司・甲斐善弘と共著(成文堂 2003年)
- 『やさしい法学(第3版)』鈴木敬夫・千葉卓・城下祐二・山口康夫・渡辺利治・吉川日出男・落合福司・宇田一明・小川賢一と共著(成文堂 2002年)
- 『事例DE法学入門』荘子邦雄監修・鳥居喜代和・水島朝穂・白藤博行・白取祐司・城下祐二・千葉恵美子・伊藤知義・藤原正則・新山一範・原強・松本祥志と共著(青林書院 1998年)
- 『医事法学講義』(成文堂 1994年)
- 『財産法入門』小川賢一・落合福司・鈴木敬夫・高橋敏・山口康夫・吉川日出男と共著(中央経済社)など多数
論文
[編集]- 「生殖医療と親子法」北海学園大学「法学研究」40巻1号
- 「末期医療と法」北海道医療大学「人間基礎科学論集」28号
- 「病名告知と法」北海道医療大学「人間基礎科学論集」27号
- 「輸血拒否と患者の権利」北海道医療大学「人間基礎科学論集」26号
- 「臓器移植法と臓器提供者の権利」北海道医療大学「人間基礎科学論集」25号
- 「北海道の離婚」山畠正男・石川恒夫と共同研究、家事事件研究会・「ケース研究」199号~203号など多数
関連項目
[編集]- 所属学会
- 日本私法学会
- 日本家族<社会と法>学会