二木謙一
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人物情報 | |
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生誕 |
1940年12月5日 日本東京都 |
出身校 | 國學院大學 |
学問 | |
研究分野 | 日本史(日本中世史) |
研究機関 | 國學院大學 |
学位 | 文学博士 |
二木 謙一(ふたき けんいち、 1940年12月5日 - )は、日本の歴史学者。國學院大學名誉教授。専門は日本中世史(戦国史)。有職故実研究の第一人者として知られる。また、数々の大河ドラマの考証を手がけた。
経歴
[編集]- 出生から修学期
1940年、東京都で生まれた[1]。國學院大學文学部史学科で学び、桑田忠親に師事。1963年に卒業し[2]、同大学大学院文学研究科日本史学専攻に進学した。1968年に博士課程を修了。
- 日本史研究者として
修了後は、國學院大學文学部助手に採用された。同大学日本文化研究所研究員を経て、國學院大學文学部教授となった。1986年、学位論文『中世武家儀礼の研究』を國學院大學に提出して 文学博士号を取得[3]。1995年、春田宣学長任期満了にともなって学長候補に上がったが、次点にとどまり上田賢治が就任した。
- 豊島岡女子学園中学校・高等学校へ
父・二木友吉が病気療養のため豊島岡女子学園中学校・高等学校校長を退職するにあたり[4]、2003年に同校長に就任。國學院大學については2004年から特任教授となり、2007年からは校長職専念のため退職し、國學院大学名誉教授となった。2013年度には竹鼻志乃に校長職を譲り、同校理事長に就任した。
受賞・栄典
[編集]研究内容・業績
[編集]専門は日本中世史で、髪型、衣装、風俗など室町時代や戦国時代の武家社会の組織、社会のしきたりや生活作法の研究(有職故実)。
家族・親族
[編集]著作
[編集]単著
[編集]- 『年表戦国史』新人物往来社 1978
- 『合戦の舞台裏』新人物往来社 1979
- 『日本史こぼれ話:楽しみながら日本史に強くなる!』日本文芸社 1980
- パンドラ新書 2006年
- 『関ケ原合戦:戦国のいちばん長い日』中央公論社(中公新書)1982
- 中公文庫 2021年
- 『戦国リーダーの頭脳と計略』産業能率大学出版部 1983
- 『大坂の陣:証言・史上最大の攻防戦』中公新書 1983
- 『中世武家儀礼の研究』吉川弘文館 1985[7]
- オンデマンド版 2023年
- 『同盟と裏切りの条件』新人物往来社 1985
- 『一冊まるごと武田信玄の本』ロングセラーズ 1987
- 改題『武田信玄大全』ロングセラーズ新書 2016
- 『長篠の戦い 織田・徳川鉄砲隊対武田騎馬軍団の死闘』学習研究社 1989
- 『慶長大名物語:日出藩主木下延俊の一年』角川書店(角川選書)1990
- 『合戦の舞台ウラ : おどろき日本史』三笠書房(知的生きかた文庫)1991[8]
- 『戦国武将の手紙を読む:乱世に生きた武将の鮮烈な心状』角川書店(角川選書)1991
- 『織田信長の秘密:神になろうとした男』ベストセラーズ(ワニ文庫)1991
- 『信長・秀吉・家康に学ぶ成功哲学』三笠書房(知的生きかた文庫)1993
- 『徳川家康』筑摩書房ちくま新書)1998
- 『中世武家の作法』吉川弘文館(日本歴史叢書)1999[10]
- 『長篠の戦い:戦史ドキュメント』学習研究社(学研M文庫)2000[11]
- 『誰かに話したくなる日本史こぼれ話200:楽しみながら日本史に強くなる』日本文芸社 2001
- 『武家儀礼格式の研究』吉川弘文館 2003
- オンデマンド版 2023年[12]
- 『時代劇と風俗考証:やさしい有職故実入門』吉川弘文館(歴史文化ライブラリー) 2005[13]
- オンデマンド版 2019年
- 『秀吉の接待:毛利輝元上洛日記を読み解く』学研新書 2008
- 再版 吉川弘文館(読みなおす日本史) 2023年[14]
- 『戦国武将に学ぶ究極のマネジメント』中公新書ラクレ 2019
編著
[編集]共著
[編集]- 『名将言行録:経営戦略』吾郷慶一共著、桑田忠親・亀岡大郎共編、秋田書店(サンデー新書)1969
- 『戦国武将の肖像画』須藤茂樹共著、新人物往来社 2011[15]
- 『天下人の夢 : 信長・秀吉・家康』津本陽共著、実業之日本社 2014
- 文庫化 2020年[16]
校訂ほか
[編集]- 『木下延俊慶長日記:慶長十八年日次記』荘美知子共校訂、新人物往来社 1990[17]
- 『明智軍記』校注、新人物往来社 1995
- KADOKAWA 2019年[18]
- 『豊臣秀吉事典』杉山博・渡辺武・小和田哲男共編、新人物往来社 2007[19]
監修
[編集]- 『前田家三代の女性たち:國學院大學石川県文化講演会の記録』國學院大學石川県文化講演会実行委員会編、北国新聞社 2000[20]
- 『戦国城と合戦:知れば知るほど』実業之日本社、2001年5月)ISBN 4408394734
- 『城が見た合戦史:天下統一の野望をかけた城をめぐる攻防』青春出版社(プレイブックス・インテリジェンス)2002[21]
- 『宮本武蔵の時代:歴史・文化ガイド』日本放送出版協会(NHKシリーズ)2002[22]
- 『藩と城下町の事典:国別』工藤寛正編 東京堂出版 2004[23]
メディア
[編集]- テレビ:関わった大河ドラマ作品
外部リンク
[編集]- 「二木謙一さん かしこい生き方のススメ」Comzine
脚注
[編集]- ^ 著者プロフィール(吉川弘文館)
- ^ “武家儀礼格式の研究”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2021年10月15日閲覧。
- ^ CiNii(学位論文)
- ^ 学園玄関には河村ツネ、二木謙三、二木友吉の校長銅像がある。
- ^ サントリー学芸賞(選定理由)
- ^ ISBN 9784061598232
- ^ ISBN 9784642728263
- ^ ISBN 4837904769
- ^ ISBN 9784044092061
- ^ ISBN 9784642066570
- ^ ISBN 4059010022
- ^ ISBN 9784642728263
- ^ ISBN 9784642755948
- ^ ISBN 9784642075268
- ^ ISBN 9784404039637
- ^ ISBN 9784408110561
- ^ ISBN 4404017170
- ^ ISBN 4044005435
- ^ ISBN 9784404034687
- ^ ISBN 4833011050
- ^ ISBN 4413040430
- ^ ISBN 4149104794
- ^ ISBN 4490106513
- ^ カリスマ考証家が語り尽くす大河ドラマ「真田丸」の世 界 - 二木謙一 - BLOGOS・2016年2月26日
- ^ 東大合格、女子校トップへ 立役者は「大河」の歴史家 - NIKKEI STYLE・2016年12月3日