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井上隆史 (国文学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

井上 隆史(いのうえ たかし、1963年- )は、日本の日本近代文学研究者、白百合女子大学教授。

人物・来歴

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横浜生まれ。光陵高等学校[1]東京大学文学部国文科卒業、同大学院博士課程中退。白百合女子大学講師、助教授、教授[2]三島由紀夫が専門。『決定版三島由紀夫全集』(新潮社)編集協力。東京大学田尻芳樹らと「国際三島由紀夫シンポジウム2015」を企画開催し[3]、『混沌と抗戦 三島由紀夫と日本、そして世界』としてまとめた[4]。2021年、『暴流の人 三島由紀夫』で第72回読売文学賞受賞[5]。同書で同年のやまなし文学賞も受賞。

著書

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  • 『三島由紀夫 虚無の光と闇』試論社 2006
  • 『三島由紀夫 豊饒なる仮面』新典社 日本の作家 2009
  • 『三島由紀夫 幻の遺作を読む もう一つの『豊饒の海』』光文社新書 2010
  • 『三島由紀夫『豊饒の海』VS 野間宏青年の環』 戦後文学と全体小説』新典社選書 2015
  • 『「もう一つの日本」を求めて 三島由紀夫『豊饒の海』を読み直す いま読む!名著』現代書館 2018
  • 『暴流の人 三島由紀夫』平凡社 2020
  • 大江健三郎論 怪物作家の「本当ノ事」』光文社新書、2024

共編著

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  • 『三島由紀夫事典』松本徹・佐藤秀明共編 勉誠出版 2000
  • 『三島由紀夫論集』全3巻、松本徹・佐藤秀明共編 勉誠出版 2001
1 三島由紀夫の時代、2 三島由紀夫の表現、3 世界の中の三島由紀夫
  • 『三島由紀夫研究』松本徹・佐藤秀明・山中剛史責任編集。2005年11月より鼎書房で毎年刊(2021年春に第21号発行)
  • 『文学と笑い』白百合女子大学言語・文学研究センター編(星埜守之と責任編集) 弘学社 アウリオン叢書 2007
  • 『宗教と文学 神道・仏教・キリスト教』白百合女子大学言語・文学研究センター編(責任編集)弘学社 アウリオン叢書 2009
  • 『三島由紀夫の愛した美術』宮下規久朗共編 新潮社<とんぼの本> 2010
  • 『同時代の証言 三島由紀夫』松本徹・佐藤秀明・山中剛史共編 鼎書房 2011。「三島由紀夫研究」に各号掲載された
  • 『全体と部分』白百合女子大学言語・文学研究センター編(責任編集)弘学社 アウリオン叢書 2015
  • 『混沌と抗戦 三島由紀夫と日本、そして世界』久保田裕子・田尻芳樹・福田大輔・山中剛史共編 水声社 2016。記念シンポジウム
  • 高橋睦郎『在りし、在らまほしかりし三島由紀夫』平凡社 2016。解説を執筆
  • 津島佑子の世界』水声社 2017
  • 『三島由紀夫研究事典』水声社 2021

論文

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脚注

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  1. ^ 『週刊朝日』東大合格者高校別一覧、1983年
  2. ^ 『三島由紀夫幻の遺作を読む』著者紹介
  3. ^ 「国際三島由紀夫シンポジウム2015」の開催について - 教養学部報 - 教養学部報”. www.c.u-tokyo.ac.jp. 2018年10月13日閲覧。
  4. ^ “毎日新聞”. (2017年1月22日) 
  5. ^ 第72回読売文学賞…受賞6氏と作品 : エンタメ・文化 : ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年2月1日). 2021年2月1日閲覧。

外部リンク

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