亜テルル酸
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亜テルル酸Tellurous acid | |
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Tellurous acid | |
別称 Tellurium dioxide hydrate, tellurium(IV) oxide hydrate | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 10049-23-7 |
PubChem | 24936 |
ChemSpider | 23310 |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | H2TeO3 |
モル質量 | 177.616 grams |
外観 | colorless crystals |
密度 | ~ 3 g/cm3 |
沸点 |
decomp. |
水への溶解度 | negligible |
構造 | |
結晶構造 | unknown |
分子の形 | pyramidal at Te |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 亜セレン酸 亜硫酸 |
その他の陽イオン | 亜テルル酸ナトリウム |
関連物質 | テルル酸 セレン酸 硫酸 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
亜テルル酸(Tellurous acid)は、H2TeO3の化学式を持つ無機化合物である。テルル(IV)のオキソ酸である[1]。化学式は、(HO)2TeOとも書ける。性質については良く分かっていないが、亜テルル酸は、二酸化テルルを水で加水分解することにより生成される。共役塩基は、亜テルル酸カリウム(KHTeO3)等のいくつかの塩の形で知られている。
性質
[編集]アナログ化合物の亜セレン酸と比べて、亜テルル酸は準安定である。ほとんどの亜テルル酸塩は、TeO32-イオンを含む。水溶液を過酸化水素で酸化すると、亜テルル酸イオンを生じる。通常は水溶液として入手でき、弱酸として働く[2]。
塩
[編集]出典
[編集]- ^ グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン. ISBN 978-0-08-037941-8。
- ^ Catherine E. Housecroft; Alan G. Sharpe (2008). “Chapter 16: The group 16 elements”. Inorganic Chemistry, 3rd Edition. Pearson. p. 524. ISBN 978-0-13-175553-6