人間ビジョンスペシャル
人間ビジョンスペシャル | |
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ジャンル | ドキュメンタリー |
出演者 | 作品により異なる |
製作 | |
プロデューサー |
湯口幸一 戸島龍太郎 沼田博光 |
制作 | 北海道テレビ放送 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1992年4月29日 - 2006年2月5日 |
放送時間 | 作品により異なる |
回数 | 15 |
HTB公式 | |
特記事項: 基本的に日曜か祝日の午後の時間帯でANN全国ネット(最終回のみ北海道ローカルでゴールデンタイム)放送。 |
『人間ビジョンスペシャル』(にんげんビジョンスペシャル)は、北海道テレビ放送(HTB)が年1回制作、放送していたドキュメンタリースペシャル番組の名称。1992年から2006年まで年1回ペース、全15本が制作された(うち最終回を除く14本が全国同時ネット)。
番組概要
[編集]HTBでは北海道の大自然や、人間群像に迫るドキュメンタリーを制作し、毎回高い評価を得てきた。
同局では初の本格ドキュメンタリーとなるこのシリーズは1992年4月29日に第1回「カムイ・ミンタラ 神々の遊びの庭・阿寒」をテレビ朝日系列全国ネットで放送したのが最初で、以後、2005年の第14回まで毎年全国ネットで放送された。ただし最終回(2006年、第15回)のみ北海道ローカルで放送された。
本シリーズでは北海道のみならず、サハリン、 ロシアなどでもロケを行ってきた。一部作品はハイビジョンで制作された。またギャラクシー賞をはじめ、受賞歴も多い。
HTBではこれまで、スペシャルドラマや「HTBカップ国際スキージャンプ競技大会」「TOYOTA BIG AIR」など、年数本ペースで全国ネット番組を放送してきた実績があり、また、北海道を中心に根強い人気を誇っている「水曜どうでしょう」を全国区人気番組にしたことでも有名である。
なお、「人間ビジョン」は放送開始当時のHTBのキャッチフレーズであった。
シリーズの終了とその後
[編集]2005年2月27日放送の第14回「青いツバメ 〜秋野豊 タジキスタンからのEメール〜」を最後に全国ネットを中止、シリーズ15年目となる2006年2月5日放送の「感動! 知床 川の神秘 サケ先生の特別授業」は北海道ローカルのゴールデンタイムでの放送となり、後日全国各地の系列局で順次放送されたほか、BS朝日、CS放送の朝日ニュースター(現・テレ朝チャンネル2)などでも放送された。
2006年を最後に、本シリーズは約15年にわたる歴史に幕を下ろし、翌2007年より事実上の後継となるHTB制作特番として、今や北海道を代表する動物園となった旭川市旭山動物園をテーマにしたドキュメントバラエティ番組『旭山動物園日記』シリーズを開始。2013年まで年1本単位で制作し、毎年冬にテレビ朝日系列全国ネット(サンデープレゼント枠、以下「サンプレ」)で放送(関根勤・麻里父娘、よゐこ、鈴木福らが出演)。2014年は制作を休止したが、2015年から2019年まで、北海道ローカルの人気バラエティ番組の特番『ハナタレナックスEX-特別編』(TEAM NACS出演)が毎年2月、テレビ朝日系列全国ネット(サンプレ枠)で放送。また、2019年にHTBが制作・放送したドラマ『チャンネルはそのまま!』が同年度の日本民間放送連盟賞番組部門・テレビドラマ番組最優秀賞を受賞[1]したのを記念し、同作を2020年1月にテレビ朝日系列全国ネット(スペシャルサンデー枠で3週連続。一部地域は異時ネット)で放送した。以降、HTBはサンプレ枠などでの全国ネット特番を制作・放送しておらず、事実上撤退の形となった。
放送履歴
[編集]回 | 番組タイトル | 放送年月日 | 主な出演者 | ナレーター | 主な撮影地 | 受賞 | 備考 |
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1 | カムイ・ミンタラ 神々の遊びの庭・阿寒 | 1992年4月29日 | 阿寒湖など | 放送前の朝番組「気分は天気」で音楽担当の平沢進が生出演していた。また、この時に使われた曲「カムイ・ミンタラ」は、同年発売されたアルバム「魂のふる里」に収録されている。 | |||
2 | 4,000キロ雁渡る 小さな沼とシベリアと | 1992年12月23日 | シベリア半島など | 第13回動物愛護映画コンクール内閣総理大臣賞 | |||
3 | 森が歌う日 魚が帰る | 1993年11月3日 | 第31回ギャラクシー賞奨励賞 平成6年科学放送賞 高柳賞 |
HTB開局25周年記念番組 | |||
4 | 風の王国 生命(いのち)の森〜大雪山・四季の小宇宙〜 | 1995年2月12日 | 大雪山など | 第32回ギャラクシー賞 奨励賞 | |||
5 | 流氷 白い海〜オホーツクの遥かな旅人〜 | 1996年3月10日 | オホーツク海など | 第2回北海道映像コンクール最優秀撮影賞 平成8年科学放送賞 高柳賞 第36回映画テレビ技術賞 |
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6 | クリル はるかなる半島〜知られざる光と影の島々〜 | 1997年3月2日 | 渡辺謙 | 北方領土など | |||
7 | 雪の花咲く大地なり〜大雪山と北極と〜 | 1998年3月1日 | 早見優 井川比佐志 |
大雪山、北極など | |||
8 | カムイの鳥 生命の原野〜シマフクロウとタンチョウの四季〜 | 1999年2月27日 | 西田敏行 | 根室原野 | 第36回ギャラクシー賞 奨励賞 第41回科学技術映像祭科学技術長官賞 |
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9 | 日高大いなる山脈(やまなみ) 〜立松和平が行く | 2000年2月26日 | 立松和平 樋口和生 |
高橋恵子 | 日高山脈 | 北海道映像コンテスト2000優秀賞 | |
10 | 知床悠久の半島(しま) | 2001年2月18日 | 森繁久彌 中里雅子 |
知床半島 | 第45回ニューヨーク国際映像祭 テレビドキュメンタリー自然野生生物部門 銀賞(2002年) | この回からハイビジョン制作となる。 また、銀賞受賞記念として、2002年12月24日 9:55-10:50、HTB(北海道ローカル)で同作品が再編集版で放送された。また、2005年9月10日には同作品のDVDが発売された[2]。 | |
11 | 日本最北 愛しき野生たち〜利尻・礼文・サロベツの四季 | 2002年2月3日 | 加藤登紀子 | 利尻島、礼文島、サロベツ原野 | ナレーションの加藤登紀子は番組内の音楽も担当。 | ||
12 | 霧の日記〜アリューシャンからの伝言〜 | 2003年2月16日 | 緒形直人(日記朗読) | 中里雅子 | アラスカ州・アリューシャン列島、アッツ島 | 20thATP賞2003優秀賞(ドキュメンタリー部門) 第40回ギャラクシー賞 奨励賞 平成15年日本民間放送連盟賞 最優秀賞(番組部門・テレビ教養部門) |
HTB開局35周年記念番組 |
13 | 心の中の国境〜無国籍投手スタルヒンの栄光と挫折〜 | 2004年2月15日 | 徳光和夫 佐々木主浩 |
徳光和夫 | 旭川市、旭川スタルヒン球場など | 21stATP賞2004優秀賞(ドキュメンタリー部門) 第41回ギャラクシー賞 奨励賞 |
ゲストの佐々木は当時横浜ベイスターズに在籍[3]。 |
14 | 青いツバメ 〜秋野豊 タジキスタンからのEメール〜 | 2005年2月27日 | 泉谷しげる 優香 |
平泉成 | タジキスタン共和国など | 全国ネット放送はこの回をもって最後となった。 | |
15 | 感動! 知床 川の神秘 サケ先生の特別授業 | 2006年2月5日 | 酒井美紀 小宮山英重 |
酒井美紀 | 知床半島 | この年は同時ネットをやめ北海道ローカルとなり初のゴールデン枠(18:56-19:58)[4]での放送となるが、この回をもって事実上最終回となった。 |
主なスタッフ
[編集]- プロデューサー:湯口幸一、戸島龍太郎、沼田博光
- ディレクター:宮井由紀子
- 音楽:平沢進(第1回)、久石譲(第3回)、杉本竜一(第10回)、加藤登紀子(第11回)
- 制作協力:ドキュメンタリージャパン、日本テレワーク
- 製作著作:HTB 北海道テレビ
ほか
放送ネット局
[編集]※局名・略称は全国ネット終了(第14回)時点のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
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北海道 | 北海道テレビ放送(HTB) | テレビ朝日系列 | ※制作局 |
青森県 | 青森朝日放送(ABA) | ||
岩手県 | 岩手朝日テレビ(IAT) | 1996年10月1日開局、第6回から放送 | |
宮城県 | 東日本放送(KHB) | ||
秋田県 | 秋田朝日放送(AAB) | 1992年10月1日開局、第2回から放送 | |
山形県 | 山形テレビ(YTS) | 1993年4月にフジテレビ系列からネットチェンジ。第3回から放送 | |
福島県 | 福島放送(KFB) | ||
関東広域圏 | テレビ朝日(EX) | 2003年10月に社名を全国朝日放送からテレビ朝日に変更。第12回までANB | |
新潟県 | 新潟テレビ21(UX) | 2006年8月1日より略称をNT21からUXに変更。第15回はUXに変更した前後で放送された可能性あり | |
石川県 | 北陸朝日放送(HAB) | ||
長野県 | 長野朝日放送(abn) | 2006年4月1日より略称をABNからabnに変更。第15回はabnに変更した前後で放送された可能性あり | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ(SATV) | 第2回までは静岡けんみんテレビ(SKT)。1993年10月1日より社名を静岡朝日テレビに変更。 | |
中京広域圏 | メ〜テレ(NBN) | 2003年3月より呼称を名古屋テレビからメ〜テレに変更。第13回よりメ〜テレ | |
近畿広域圏 | 朝日放送(ABC) | 現・朝日放送テレビ | |
岡山県 香川県 |
瀬戸内海放送(KSB) | ||
広島県 | 広島ホームテレビ(HOME) | ||
山口県 | 山口朝日放送(yab) | 1993年10月1日開局、第3回から放送 2006年7月14日より略称をYABからyabに変更。第15回はyabに変更した前後で放送された可能性あり | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ(eat) | 1995年4月1日開局、第5回から放送 2005年4月1日より略称をEATからeatに変更(全国ネット時代はEAT) | |
福岡県 | 九州朝日放送(KBC) | ||
長崎県 | 長崎文化放送(NCC) | ||
熊本県 | 熊本朝日放送(KAB) | ||
大分県 | 大分朝日放送(OAB) | 1993年10月1日開局、第3回から放送 | |
鹿児島県 | 鹿児島放送(KKB) | ||
沖縄県 | 琉球朝日放送(QAB) | 1995年10月1日開局、第5回から放送 |
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]HTB北海道テレビ 全国ネット特番(年1回) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
(不明)
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