今尾秋葉神社
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今尾秋葉神社 | |
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所在地 | 岐阜県海津市平田町今尾 |
主祭神 | 秋葉大権現 |
創建 | 明和4年(1767年) |
主な神事 | 左義長(2月11日) |
地図 |
Japan Gifu |
今尾秋葉神社(いまおあきばじんじゃ)は、岐阜県海津市にある神社。日本全国に点在する神社本庁傘下だけで約400社ある、秋葉神社の一つである。日本三大左義長として、毎年NHKで報道される、豪壮な火祭り左義長 が繰り広げられる神社である。
概要
[編集]祭神は神仏習合の火防(ひよけ)・火伏せの神として広く信仰された秋葉大権現(あきはだいごんげん、現在の遠州秋葉山秋葉山本宮秋葉神社[県 1]別当常安寺[1]の二大霊山を起源とする)である。1614年に初代尾張藩主が今尾神社を創建した頃から、今尾左義長は行われたと伝えられる[2]。
歴史
[編集]一般に秋葉大権現信仰は徳川綱吉の治世以降に全国に広まったとされているが、今尾秋葉神社(今尾神社の御旅所)が、創建されたのは、現存する記録では明和4年(1767年)である。
行事
[編集]- 左義長 - (2月第2日曜日)に行われる
今尾の左義長では、後述のとおり13ある町内会[県 2][海 1]、祭礼より数日前に各町内会氏子組毎に村々を回って1,000本以上の竹をもらい集めて、各町内の交通を遮断したうえで、大きな竹神輿が、造られる。 祭り当日に、宮司以下参列者は御旅所の秋葉神社へ移り、同時に各町内から、今尾秋葉神社の広場に各氏子に「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声で周囲約7m、重さ約2t[県 3]の竹神輿が、担がれて運ばれて氏子が点火する火祭りである。朝から始まって、最後の竹神輿が、到着するころには、暗くなる。
- 材木町
- 上本町
- 中町
- 本町
- 東本町
- 寺町
- 船町
- 船渡
- 新町
- 万町
- 郭内
- 俵町
- 昭和町
秋葉神社に関することわざ
[編集]秋葉山から火事(あきばさんからかじ)は、人を戒める立場の者が自分の戒めた過ちを犯してしまうこと[3]。
立地
[編集]- 所在地
- 交通アクセス
- 最寄バス停:名阪近鉄バス海津線 バス停「今尾」下車1分
脚注
[編集]- 岐阜県等資料
- ^ 石田哲彌. “秋葉神社と秋葉三尺坊”. 一般社団法人 栃尾観光協会 公式ウェブサイト. 2019年7月29日閲覧。
- ^ “今尾左義長[いまおさぎちょう]”. 岐阜県 (2015年10月15日). 2024年10月13日閲覧。
- ^ a b “今尾の左義長”. 公益社団法人日本観光振興協会 (2024年3月5日). 2024年10月13日閲覧。
- 海津市資料
- ^ “平田地区自治会(区)区分図<地域コミュニティ” (pdf). 海津市 (2024年6月28日). 2024年10月13日閲覧。
出典
[編集]- ^ 清瀧山 常安寺 公式ホームページ
- ^ “左義長とは?由来と全国の有名な左義長祭りをご紹介「今尾の左義長」秋葉神社|岐阜県”. 祐徳稲荷神社 人形供養・お焚き上げサービス「神社のお焚き上げ」 (2024年8月25日). 2024年10月13日閲覧。
- ^ 『新明解故事ことわざ辞典』(第二版)三省堂、2016年、7頁。ISBN 978-4385139883。
参考文献
[編集]- 米家泰作「秋葉信仰の広がり --秋葉神社の分布に着目して--」『2017年度実習旅行報告書--浜松市--』、京都大学文学部地理学教室、153-160頁、2017年。hdl:2433/235233 。2023年3月28日閲覧。
関連項目
[編集]- 海津市
- 今尾神社
- 岐阜県指定文化財一覧 - 無形民俗文化財
- 岐阜県内の年中行事 - 2月11日