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仙台東映

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仙台東映・仙台メルローズ
Sendai Toei&Melrose
仙台東映プラザ
情報
旧名称 仙台東映・東映パラス
完成 1994年
開館 1994年6月11日
閉館 2005年4月15日
収容人員 (2館合計)452人
設備 ドルビーデジタルサラウンドEX
用途 映画上映
運営 東映株式会社
所在地 980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町4丁目2-10 仙台東映プラザ6階
アクセス 仙台市地下鉄南北線広瀬通駅から徒歩3分
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仙台東映(せんだいとうえい)は、かつて宮城県仙台市青葉区一番町4丁目に存在した東映系の映画館である。

歴史

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1948年(昭和23年)7月3日、東一番町29(現在の広瀬通り一番町)に開業した公共会館が前身。主に演劇を上演していたが、わずか半年後の1949年(昭和24年)1月29日に国際劇場と改称し大映の封切館となる。その後、1954年(昭和29年)2月3日に仙台新東宝劇場となり、新東宝の封切館として再出発するも、ビル建て替えのため閉館。1956年(昭和31年)9月、東映の直営館として再建され、仙台東映(邦画系)と仙台東映パラス(洋画系)となった。1960年時点の仙台市には仙台東映の2館を含めて27館もの映画館が乱立していた[1]

1994年(平成6年)6月11日、現在地に飲食店などの商業施設を含んだビル仙台東映プラザがオープン。同ビルの6階に「仙台東映」「仙台メルローズ」が入り、新たなスタートを切った。しかし2000年12月に12スクリーンのMOVIX仙台が開館すると、その後もMOVIX利府、仙台コロナシネマワールドなどシネマコンプレックスの開館ラッシュが続き、その影響で次第に業績が低下したため、2005年(平成17年)4月15日をもって閉館。「公共会館」時代から数えて57年の歴史に幕を下ろした。2021年現在、跡地は空きテナントとなっている。過去には飲食店が入居していた。

各館

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仙台東映

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  • 定員298人。東映の邦画が多く上映されていた。東北地区における東映系映画館のチェーンマスター的存在だった。

仙台メルローズ

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  • 定員145人。旧名称は「仙台東映パラス」だった洋画系映画館。終盤期には主に丸の内ルーブル系の作品を上映していた。

関連項目

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かつて存在した東北地区の東映系映画館
  • 青森東映シネマ1・2・3(青森県青森市・2005年4月15日閉館) - 仙台東映と同じ日に閉館している。
  • 八戸東映(青森県八戸市・2001年春閉館)
  • 湊東映(青森県八戸市・閉館時期不明。経営者が交通事故で死去した為)
  • 盛岡東映1・2(岩手県盛岡市・2004年1月9日閉館)
  • 秋田東映シネマ1・2(秋田県秋田市) - その後山形県山形市で「シネマ旭」を運営していた宮崎合名社に経営譲渡され「秋田シネマ旭」となるも2003年1月に閉鎖。この劇場のあったビルは現在も残存しており、5スクリーンあった内の一つが『シアタープレイタウン』として金曜・土曜・日曜日のみ営業を行っていたが2012年12月24日で閉館。
  • 福島東映(福島県福島市・1998年3月閉館)

脚注

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  1. ^ 1960年の映画館(東北地方) 消えた映画館の記憶