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伊号第四百四潜水艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊号第四百四潜水艦
基本情報
建造所 呉海軍工廠
運用者  大日本帝国海軍
艦種 潜水艦
級名 伊四百型潜水艦
建造費 28,861,000円
艦歴
計画 改⑤計画
起工 1943年11月8日
進水 1944年7月7日
最期 1945年6月4日工程95%で工事中止[注釈 1]
その後 1945年7月28日被爆損傷、のち自沈処分
1952年解体終了
要目(計画時)
基準排水量 3,530トン
水中排水量 6,560トン
全長 122.00m
水線長 120.10m
垂線間長 116.00m
水線幅 12.00m
吃水 7.02m
機関 艦本式22号10型低過給内火機械4基
蓄電池 一号一三型360個
主電動機 直流電動機特六型 1,200馬力 2基
推進 2軸
出力 水上 7,700bhp
水中 2,400shp
速力 水上 18.7ノット
水中 6.5ノット
燃料 重油1,626.5トン
航続距離 水上 30,000カイリ/16ノット
水中 20カイリ/3ノット
潜航深度 100m
乗員 定員142名
特修兵教員最大113名
兵装 40口径11年式14cm砲 単装1基
25mm機銃 3連装3基、単装1基
九五式潜水艦発射管三型8門(艦首)
九五式二型魚雷 20本
搭載艇 短艇2隻
搭載機 飛行機 3機
九一式魚雷 4本
・800kg爆弾 3個
・250kg爆弾 12個
射出機 1基
レーダー 対艦用電波探信儀1組
対空用電波探信儀1組
ソナー 仮称三式探信儀四型改一1組
九三式水中聴音機二型乙潜水艦用1組
その他 九九式測探儀潜水艦用1組
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伊号第四百四潜水艦[注釈 2](いごうだいよんひゃくよんせんすいかん)は、日本海軍の未成潜水艦伊四百型潜水艦の4番艦。太平洋戦争後に解体された。

艦歴

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改⑤計画の潜水艦特、第5231号艦型の5番艦、仮称艦名第5235号艦として計画。1943年11月8日、呉海軍工廠で起工。

1944年6月5日、伊号第四百四潜水艦と命名されて本籍を呉鎮守府と仮定し、伊四百型潜水艦の4番艦に定められる。7月7日進水し、本籍を呉鎮守府に定められる。

1945年6月4日、工程95%で工事を中止し[注釈 1]、船体を倉橋島に疎開。7月28日、呉軍港空襲の際に被爆し大破。のち自沈処分とされた。8月17日、本艦の工事中止が発令された。

1951年12月9日、日本サルヴェージにより浮揚され、1952年に解体を終了した。

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 進捗率は世界の艦船『日本潜水艦史』(1993)p. 80、世界の艦船『日本潜水艦史』(2013)p. 94、福井静夫『写真 日本海軍全艦艇史』資料篇 p. 艦歴表21、福井静夫『昭和軍艦概史III』 p. 65によるが、福井静夫『昭和軍艦概史III』p. 66には「ごく大体のもの」と注意書きが添えられている。
  2. ^ 本来の艦名表記は伊號第四百四潛水艦。

出典

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参考文献

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  • 海軍省
    • 昭和18年12月22日付 内令第2778号。
    • 昭和19年6月5日付 達第181号、内令第734号、内令第738号、内令員第971号。
    • 昭和19年7月7日付 内令第826号、内令員第1195号、内令員第1196号、内令員第1197号。
    • 呉鎮守府戦時日誌。
    • 海軍艦政本部 『伊四〇〇潜水艦型 一般計画要領書』。
  • 世界の艦船 No. 469 増刊第37集 『日本潜水艦史』、海人社、1993年。
  • 世界の艦船 No. 791 増刊第114集 『日本潜水艦史』、海人社、2013年。
  • 福井静夫 『写真 日本海軍全艦艇史』、ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1
  • 福井静夫 『昭和軍艦概史III 終戦と帝国艦艇 -わが海軍の終焉と艦艇の帰趨-』、出版共同社、1961年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 13 日本海軍艦艇シリーズ『伊号潜水艦』、潮書房、1977年。
  • 丸スペシャル No. 132 日本海軍艦艇発達史『日本の潜水艦I』、潮書房、1988年。
  • 明治百年史叢書 第207巻 『昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)』、原書房、1977年。