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伊藤ゆう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊藤 ゆう(いとう ゆう、1959年1月20日[1] - )は、日本漫画家。血液型はA型。鳥取県境港市出身。女性。夫は漫画家の楠みちはる。1980年代から2000年ごろまで、『別冊フレンド』の一線で活躍した。代表作に『まっ赤なキャベツ』・『39℃ショック』・『ダイナマイトキッス』。

来歴・作風

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高校2年の時より、『別冊少女フレンド』に初投稿し、佳作二席を受賞。その後、2作ほど投稿したが、しばらく間をあけて、大学2年の時に久しぶりに応募した「誤解がもとではじまって」(『ラブリーフレンド』1979年3月号掲載)でデビュー。デビューから2年ほど、漫画家・大和和紀のアシスタント・大学生を掛け持ちしていた[1]

好きな漫画家として忠津陽子岸裕子萩尾望都竹宮惠子をあげており、当初は『週刊マーガレット』・『りぼん』・『少女コミック』などを愛読しており、『花とゆめ』や『LaLa』などにも目を通していたそうである。その後、 文月今日子の作品に夢中になり、『別フレ』に投稿するようになった。

高校生を主人公とする作品が多く、その生き生きとしたかわいらしさに憧れているという。また、サバっとしていて、明るい作品が多く、あまりドロドロした情念を描くのは苦手だという[1]

初期の作品は元気があり、微笑ましい感じのものであったが、転期となったのは、窪田僚原作の「ヘッドフォンララバイ」から。以降、アダルトタッチのラブコメが多くなり、絵柄も華やかなものへと変化していっている[1]

単行本リスト

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特筆なきものは、講談社コミックスフレンドKCB。

  1. ISBN 978-4061066199 1984年11月
  2. ISBN 978-4061066212 1984年12月
  1. ISBN 978-4061066502 1985年12月
  2. ISBN 978-4061066588 1986年3月
  3. ISBN 978-4061066731 1986年8月
  4. ISBN 978-4061066823 1986年11月
  • Skip!(全2巻)
  1. ISBN 978-4063027174 1987年12月
  2. ISBN 978-4063027204 1988年1月
  • 39℃ショック(全3巻) 1988年6月、7月、8月
  • やったぜBaby!(全3巻)
  1. ISBN 978-4063027709 1989年6月
  2. ISBN 978-4063027761 1989年8月
  3. ISBN 978-4063027822 1985年10月
  • ダイナマイトキッス(全4巻)
  1. ISBN 978-4063027945 1990年2月
  2. ISBN 978-4063028065 1990年6月
  3. ISBN 978-4063028249 1990年12月
  4. ISBN 978-4063028331 1991年3月
  • Dear(全2巻)
  1. ISBN 978-4063028553 1991年10月
  2. ISBN 978-4063028997 1992年2月
  • 1000の鼓動(全2巻)
  1. ISBN 978-4063028904 1992年9月
  2. ISBN 978-4063028997 1992年12月
  • 天使のDeja-Vu ISBN: 978-4063029123 1993年4月
  • 悲しみよ こんにちは(全2巻)
  1. ISBN 978-4063029307 1993年10月
  2. ISBN 978-4063029468 1994年3月
  1. ISBN 978-4063030747 1997年8月
  2. ISBN 978-4063031041 1998年4月
  3. ISBN 978-4063031317 1998年10月
  1. ISBN 978-4063288803 2003年4月22日発売

関連人物

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出典

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  1. ^ a b c d 『まんが情報誌 ぱふ』1985年5月号掲載「まんが家WHO'S WHO」より