伊号第二百五潜水艦
表示
(伊205から転送)
伊号第二百五潜水艦 | |
---|---|
基本情報 | |
建造所 | 呉海軍工廠 |
運用者 | 大日本帝国海軍 |
艦種 | 潜水艦 |
級名 | 伊二百一型潜水艦 |
建造費 | 12,325,000円 |
艦歴 | |
計画 | マル戦計画 |
起工 | 1944年9月4日 |
進水 | 1945年2月15日 |
最期 | 1945年7月28日被爆沈没 |
その後 | 1948年8月解体終了 |
要目 | |
基準排水量 | 1,070トン |
水中排水量 | 1,450トン |
全長 | 79.00m |
垂線間長 | 76.00m |
幅 | 5.80m |
深さ | 6.70m |
吃水 | 5.46m |
機関 |
マ式1号8型過給機付内火機械2基 蓄電池 特D型 2,088基 主電動機 特E型 1,250馬力4基 |
推進 | 2軸 |
出力 |
水上 2,750bhp 水中 5,000shp |
速力 |
水上 15.8ノット 水中 19.0ノット |
燃料 | 重油146トン |
航続距離 |
水上 5,800カイリ/14ノット 水中 135カイリ/3ノット |
潜航深度 | 110m |
乗員 |
定員36名 特修兵教員最大27名 |
兵装 |
25mm機銃 単装2基 九五式潜水艦発射管4門(艦首) 九五式魚雷 10本 |
レーダー | 22号電探1組 |
伊号第二百五潜水艦[注釈 1](いごうだいにひゃくごせんすいかん)は、日本海軍の未成潜水艦。伊二百一型潜水艦の5番艦。建造中に沈没した。
艦歴
[編集]マル戦計画の潜水艦高、第4501号艦型の5番艦、仮称艦名第4505号艦として計画。
1944年9月4日、呉海軍工廠で起工。10月5日、伊号第二百五潜水艦と命名されて伊二百一型潜水艦の5番艦に定められ、本籍を呉鎮守府と仮定。
1945年2月15日進水し、本籍を呉鎮守府に定められる。その後工程80%で工事を中止し[注釈 2]、船体を倉橋島に疎開。7月28日、呉軍港空襲の際に被爆し沈没。8月17日、本艦の工事中止が発令された。
1948年5月から8月にかけて、播磨造船所呉船渠で解体された。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 海軍省
- 昭和19年6月20日付 内令員第1062号。
- 昭和19年10月5日付 達第341号、内令第1148号、内令第1150号、内令員第1966号。
- 昭和20年2月15日付 内令第153号。
- 昭和20年2月20日付 内令員第321号、内令員第322号、内令員第323号。
- 世界の艦船 No. 469 増刊第37集 『日本潜水艦史』、海人社、1993年。
- 世界の艦船 No. 791 増刊第114集 『日本潜水艦史』、海人社、2013年。
- 福井静夫 『写真 日本海軍全艦艇史』、ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1
- 福井静夫 『昭和軍艦概史III 終戦と帝国艦艇 -わが海軍の終焉と艦艇の帰趨-』、出版共同社、1961年。
- 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
- 丸スペシャル No. 43 日本海軍艦艇シリーズ『日本の潜水艦III』、潮書房、1980年。
- 丸スペシャル No. 132 日本海軍艦艇発達史『日本の潜水艦I』、潮書房、1988年。
- 明治百年史叢書 第207巻 『昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)』、原書房、1977年。