佐藤泰生
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佐藤 泰生(さとう たいせい、1945年 - )は、日本の洋画家、新制作協会会員[1][2]。和光大学芸術科名誉教授[3]。神奈川県逗子市在住[2]。
経歴
[編集]1945年に日本統治時代の大連で生まれる[4]。1967年東京藝術大学油絵科(小磯教室)卒業[4]。大橋賞を受賞する[4]。1969年大学院修了[5]。大学では猪熊弦一郎・脇田和らとともに新制作協会(発足時:新制作派協会)を結成した小磯良平教授に師事する[4][6]。1973 - 1978年の間、フランス政府給費留学生として渡仏滞在する[4]。1980年新制作協会会員となる[5]。2001 - 2002年渡仏パリ滞在[4]。1992年和光大学芸術科教授に就任(2015年3月退職)[5][6]。
2012年 『共鳴/主張する個性~現代洋画家10人~』展参加。他は池口史子、大沼映夫、林敬二、櫃田伸也、小杉小二郎、酒井信義、諏訪敦、青木敏郎(諏訪市美術館)
受賞歴
[編集]- 1970年 第34回新制作展で新作家賞を受賞(1979年)[4]。
- 1977年 第12回昭和会展で昭和会賞を受賞[4][7]。
- 1981年 東京セントラル美術館油絵大賞展で優秀賞(1983年は佳作賞)を受賞[4]。
主たる個展歴
[編集]- 1976年 日本橋髙島屋で滞欧作展を開催[4]。
- 1976年 パリのパッスレル・サンルイ画廊で個展を開催[4]。
- 1978年 日動画廊で個展(以後、9回開催:1984年、1989年、1992年、1999年、2002年、2005年、2007年、2011年、2015年)を開催 [3]。
- 2007年 『佐藤泰生の世界展 - 1963~2007』を諏訪市美術館で開催 [4][11]。
- 2009年 高島屋(東京・大阪・名古屋・横浜)で個展を開催(2013年にも開催『風と光と夢』展[12])。
- 2015年 佐藤泰生和光大学退職記念展(2015年2月7日 - 21日)[5][6]。
新聞小説の挿画
[編集]- 1992年 宮本輝著『朝の歓び』(日本経済新聞朝刊連載)挿画担当(1992年9月14日 - 1993年10月17日 全385回)[4]。
- 2008年 高樹のぶ子著『甘苦上海』(日本経済新聞朝刊連載)挿画担当(2008年9月30日 - 2009年10月31日 全386回)[4]。
- 2011年 高樹のぶ子著『マルセル』[13](毎日新聞朝刊連載)挿画担当(全355回)[4][14][15]。
脚注
[編集]- ^ 新制作協会HP 会員名簿絵画部
- ^ a b 『美術市場2014』(株)美術新星社発行・(株)経済界発売 103頁。
- ^ a b c 『それぞれの時間 佐藤泰生展』図録 (2015年) 日動画廊発行・日動出版制作 巻末「佐藤泰生略歴」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 『佐藤泰生の新しい世界観』展図録 (2011年) 日動画廊発行・日動出版制作 巻末「佐藤泰生略歴」
- ^ a b c d “佐藤泰生先生 退職記念展『泰生の半生を再生。』2/7-21”. 和光大学芸術科. (2015年2月16日) 2015年5月26日閲覧。
- ^ a b c “佐藤泰生 和光大学退職記念展「泰生の半生を再生。」”. Art Annual online. (2015年1月26日) 2015年5月11日閲覧。
- ^ 昭和会展 過去の受賞作家(日動画廊)
- ^ 『美術の窓 2015年11月号』第406号、生活の友社、136-137頁、2015年12月8日閲覧。
- ^ “佐藤泰生展 それぞれのじかん 〜油彩画とガラス絵 日動画廊本店”. 日動画廊. 2015年12月10日閲覧。
- ^ “佐藤泰生展 それぞれのじかん 〜油彩画とガラス絵 福岡日動画廊”. 日動画廊. 2015年12月10日閲覧。
- ^ “佐藤泰生の世界 来月26日から諏訪市美術館で開催”. 長野日報. (2007年6月23日) 2015年5月26日閲覧。
- ^ “-風と光と夢-佐藤泰生展 始まりました。”. 大阪タカシマヤBlog (2013年5月23日). 2015年5月10日閲覧。
- ^ 1968年に京都で発生したロートレックの絵画マルセル盗難事件を扱っている。
- ^ “佐藤泰生和光大学退職記念展”. 朝日新聞デジタル. (2012年4月13日) 2015年5月26日閲覧。
- ^ 毎日新聞連載小説 高樹のぶ子著「マルセル」 佐藤泰生原画展(日動画廊)
外部リンク
[編集]- Taisei's World 2012年3月-12月のブログ(「マルセル」原画展、アフリカ サファリ編、敦煌スケッチ旅行など)
- 日動画廊取扱い作家
- 新制作協会
- 和光大学佐藤泰生ゼミ・佐藤泰生氏の紹介