佐藤瞳 (卓球選手)
佐藤 瞳 |
- ミキハウス
- 2021-22 九州アスティーダ
- 2022- 日本ペイントマレッツ
獲得メダル |
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佐藤 瞳(さとう ひとみ、1997年12月23日 - )は、北海道函館市[5] [6] [1][7]出身の日本の女子卓球選手。ミキハウス所属。Tリーグは九州アスティーダに所属していたが2022年4月から日本ペイントマレッツ所属。ITTF世界ランキング最高位は9位(2017年4月)[2]。段級位は5段。
人物・経歴
[編集]函館市の生まれ。小学2年で地元の南茅部卓球少年団で卓球を始めて、3年で全道大会優勝[8][1][7]。2012年地元の函館市立尾札部中学校3年の時に全国中学校卓球大会で優勝、札幌大谷高等学校進学後は1983年世界選手権東京大会女子団体準優勝の立役者となったカットマン、齋藤富美子の指導を受け[9]1年でインターハイ準優勝[7]など実績を積み、2013年から積極的にITTFワールドツアーに転戦。2014年6月の韓国オープンではU-21部門でシングル初優勝、11月のスウェーデンオープンでも優勝を果たし、世界ジュニア卓球選手権団体準優勝、この年ワールドツアーU-21部門のポイントランク1位になる[1]。2015年、平成26年全日本卓球選手権大会ではベスト8に進出。
2016年、高校卒業後ミキハウスに入社[10]、5月のクロアチアオープンではランキングの格上の福原愛、伊藤美誠を破り、決勝では平野美宇を破りツアー初優勝。2016年のITTFワールドツアーグランドファイナルではシングルス、ダブルスで出場した。平成28年度全日本卓球選手権では自身初のベスト4に入る。
2017年1月、5月開催の第54回世界卓球選手権個人戦に推薦枠で代表に初選出[1]、3月のチャレンジシリーズのベラルーシ、4月のタイオープンと2大会連続で優勝、アジア選手権では団体、女シングルス、ダブルスに出場、団体には出場に恵まれず、シングルスでも初戦敗退と結果は振るわなかったがダブルスでは橋本帆乃香とのペアで銅メダルを獲得。
またチャレンジシリーズスロベニアオープンで優勝。第54回世界卓球選手権個人戦では1回戦、2回戦と順調に勝ち進んだが3回戦でエリザベタ・サマラ( ルーマニア)にフルゲームで敗れた。2017年のITTFワールドツアーグランドファイナルではシングルス、ダブルスで出場した。
2018年のITTFワールドツアーグランドファイナルではシングルス、ダブルスで出場した。
2019年4月の第55回世界卓球選手権個人戦にはシングルスとダブルスに出場、4回戦で王曼昱( 中国)に接戦の末、2-4で敗退。橋本帆乃香ペアで出場したダブルスでは準決勝で同士討ちとなった伊藤美誠/早田ひなペアに2-4で敗れたものの銅メダルを獲得。同年6月の香港オープンでは世界選手権の出場経験のある木子( 中国)、地元北海道開催のジャパンオープンではオリンピックの金メダリストの丁寧( 中国)を破った。2019年のITTFワールドツアーグランドファイナルではシングルス、ダブルスで出場した。
2021-22年シーズン、Tリーグの九州アスティーダに同じミキハウスの橋本帆乃香とともに加入。
2022-23年シーズン、Tリーグの日本ペイントマレッツに同じミキハウスの橋本帆乃香とともに移籍。
2024年のWTTファイナルズ福岡では、橋本帆乃香とのペアでダブルスに出場し優勝した。
エピソード
[編集]2017年のカタールオープンの決勝トーナメントのリー・ジェ( オランダ)戦では1ラリーで10分13秒、766回ラリーが続いた。国際卓球連盟は「卓球史上最長のラリーになるはずです」と動画付きで紹介した。
映像外部リンク | |
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カタールOP・リー・ジェ戦の最長ラリー(2014年、国際卓球連盟による動画) |
2020年のオマーンオープンの決勝の加藤美優戦では試合時間は1時間38分にも及び最長試合を樹立した[11]。
映像外部リンク | |
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オマーンOP・加藤美優戦のハイライト(2020年、国際卓球連盟による動画) |
プレースタイル
[編集]カット主戦型
戦績
[編集]- 2009年
- 2012年
- 2013年
- 全国高等学校総合体育大会卓球競技大会(シングルス):準優勝[7]
- ITTFジュニアサーキット・タイジュニア&カデットオープン(ジュニアの部):優勝[12]
- アジアジュニア卓球選手権(ジュニアダブルス):準優勝(加藤美優ペア)[13]
- 2014年
- 2015年
- ITTFベラルーシオープン(U21):優勝[16]
- ITTFクロアチアオープン(U21):準優勝[17]
- ITTFフィリピンオープン(U21):優勝[18]
- ITTFオーストラリアオープン(U21):優勝[7][19]
- ITTFジャパンオープン(U21):優勝
- ITTF韓国オープン(ダブルス):準優勝(早田ひなペア)[7][20]
- アジアジュニア卓球選手権大会(団体):準優勝[21]
- ITTF中国オープン(U21):優勝[7][22]
- ITTFポーランドオープン(U21):準優勝[7][23]
- 2016年
- ITTFクロアチアオープン(シングルス):優勝[7][24]
- ITTFスロベニアオープン(U21):優勝[7][25]
- ITTFオーストラリアオープン(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)[7][26]
- ITTFベラルーシオープン(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)[7][27]
- ITTFオーストリアオープン(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)[28]
- 2017年
- ITTFチャレンジシリーズベラルーシオープン(シングルス):優勝[7][29]
- ITTFチャレンジシリーズタイオープン(シングルス):優勝、(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- 第23回アジア卓球選手権 団体(平野美宇・伊藤美誠・早田ひな・加藤美優):準優勝、(ダブルス):3位(橋本帆乃香ペア)
- ITTFチャレンジシリーズスロベニアオープン(シングルス):優勝
- ITTFチャレンジシリーズクロアチアオープン(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- ITTFオーストラリアオープン(ダブルス):準優勝(橋本帆乃香ペア)
- 2019年
- 第55回世界卓球選手権個人戦(ダブルス):3位(橋本帆乃香ペア)
- ITTFチャレンジシリーズクロアチアオープン(ダブルス):準優勝(橋本帆乃香ペア)
- 第24回アジア卓球選手権 団体(石川佳純・平野美宇・加藤美優・芝田沙季):準優勝、(ダブルス):3位(芝田沙季ペア)
- ワールドカップ:準優勝(女子団体)
- 2020年
- ITTFチャレンジシリーズプラスオマーンオープン(シングルス):優勝、(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- 2021年
- 第30回日本卓球リーグ選手権・ビッグトーナメント熊本大会(シングルス):優勝
- 第25回アジア卓球選手権 女子団体 優勝
- 2022年
- 第31回日本卓球リーグ選手権・ビッグトーナメント福島大会(シングルス):優勝
- 第56回世界卓球選手権 女子団体 準優勝
- 2023年
- 第26回アジア卓球選手権 女子団体 3位
- 2024年
- 全日本卓球選手権大会(ダブルス):準優勝(橋本帆乃香ペア)
- 2024年アジア選手権 兼 世界卓球2025 アジア大陸予選会 代表選考会:準優勝
- WTTフィーダー カッパドキア(シングルス):準優勝、(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- WTTコンテンダー リオデジャネイロ(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- WTTスターコンテンダー バンコク(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- WTTフィーダー オロモウツ(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- WTTフィーダー パナギュリシテ(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
- WTTフィーダー ドーハ(シングルス):優勝、(ダブルス):準優勝(橋本帆乃香ペア)
- WTTファイナルズ 福岡(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
成績
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
最高成績
[編集]女子シングルス
[編集]- 世界卓球選手権 ベスト16(2019)
- ITTFワールドツアー 優勝1回(クロアチア2016)
- ITTFワールドツアーグランドファイナル 準々決勝進出(2019年)
女子ダブルス
[編集]- ITTFワールドツアー 優勝3回(オーストラリア2016、ベラルーシ2016、オーストリア2016)(橋本帆乃香ペア)
- 世界卓球選手権 3位(2019)(橋本帆乃香ペア)
- ITTFワールドツアーグランドファイナル 3位(2016年、2017年)(橋本帆乃香ペア)
女子団体
[編集]- 世界ジュニア選手権 準優勝(2014)(伊藤美誠、平野美宇、前田美優)
- アジア卓球選手権 準優勝(2017、2019)(平野美宇、伊藤美誠、早田ひな、加藤美優)
- 世界卓球選手権 準優勝(2022)(早田ひな、伊藤美誠、木原美悠、長﨑美柚)
世界ランキング
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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2013年 | 279 | 281 | 292 | 202 | 170 | 169 | 139 | |||||
2014年 | 138 | 137 | 106 | 92 | 106 | 91 | 63 | 70 | 53 | 53 | 57 | 50 |
2015年 | 49 | 51 | 53 | 51 | 39 | 33 | 31 | 39 | 36 | 32 | 37 | |
2016年 | 24 | 24 | 23 | 26 | 27 | 21 | 20 | 20 | 23 | 24 | 23 | 25 |
2017年 | 18 | 17 | 18 | 9 | 10 | 12 | 12 | 12 | 12 | 13 | 12 | 14 |
2018年 | 19 | 19 | 16 | 13 | 12 | 14 | 14 | 14 | 14 | 14 | 13 | 14 |
2019年 | 12 | 12 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 19 | 19 | 19 | 17 |
2020年 | 17 | 18 | 18 | 17 | - | - | - | - | - | - | 17 | 17 |
2021年 | 17 | 17 | 18 | 18 | 18 | 19 | 19 | 19 | 19 | 20 | 22 | 20 |
2022年 | 20 | 22 | 22 | 25 | 63 | 63 | 62 | 66 | 69 | 69 | 70 | 70 |
2023年 | 70 | 73 | 75 | 69 | 252 | 262 | - | - | 224 | 230 | 232 | 233 |
2024年 | 238 | 237 | 244 | 248 | 106 | 108 | 88 | 91 | 84 | 80 | 79 |
テレビ番組
[編集]- 卓球ジャパン! カットマンの奥深い世界!世界卓球2022代表・佐藤瞳選手特集(2022年4月30日、BSテレ東)[30]
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 佐藤瞳、佳純に完敗もつかんだ!夢の東京五輪への足がかりスポーツ報知 2017年01月23日閲覧
- ^ a b “卓球・佐藤瞳が自己最高の世界ランク9位に…佳純、美誠に次ぐ日本勢3番手 : スポーツ報知”. スポーツ報知 (2017年4月6日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ 佐藤瞳(卓球王国)
- ^ NT・JNT・HNT強化スタッフ(H29)日本卓球協会
- ^ “【People佐藤裕】佐藤瞳を小学生時代から指導。北海道から全国へ“真っ向勝負””. 卓球王国. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “【なぜ北海道から卓球女子日本代表が生まれたのか? “異色の経歴”佐藤瞳を生んだ指導者・佐藤裕の挑戦”. REAL SPORTS. 2022年11月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “佐藤瞳 〈日本 〉”. 卓球王国. 2017年1月23日閲覧。
- ^ “世界卓球個人複銅メダル佐藤瞳選手に助成金贈呈 市スポーツ協会”. 函館新聞. 2019年6月18日閲覧。
- ^ “「最古」の戦型守る佐藤・橋本の志 世界卓球”. 時事ドットコム. 2019年6月18日閲覧。
- ^ “佐藤 瞳(卓球)| MIKI HOUSE SPORTS CLUB”. ミキハウス. 2017年4月9日閲覧。
- ^ 卓球で1時間38分 “世界最長試合”制した佐藤瞳「練習をやり込んでる自信はあった」スポーツ報知 2020年03月17日閲覧
- ^ “【TOPICS】タイジュニアで佐藤瞳が優勝”. 卓球王国. (2013年5月9日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】松平志/前田が金メダル。アジアジュニア選手権”. 卓球王国. (2013年9月4日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】韓国オープン、佐藤瞳がU21で優勝”. 卓球王国. (2014年6月16日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】U21で吉田雅己と佐藤瞳が優勝。スウェーデンOP”. 卓球王国. (2014年11月7日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】ベラルーシオープン、伊藤美誠が女子シングルス制す”. 卓球王国. (2015年5月18日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】クロアチアオープン、吉村真晴が男子シングルスで優勝”. 卓球王国. (2015年5月24日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】石川佳純と大島祐哉がフィリピンオープンを制す”. 卓球王国. (2015年6月1日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】福原愛がオーストラリアオープン優勝”. 卓球王国. (2015年6月8日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】福原が伊藤を破り韓国オープン優勝”. 卓球王国. (2015年7月6日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】アジアジュニア選手権、ジュニア男子で三部が3位入賞!”. 卓球王国. (2015年7月27日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】中国オープンで大島祐哉、石川佳純が3位入賞”. 卓球王国. (2015年8月10日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】ポーランドオープンは樊振東と劉詩ウェンがV!”. 卓球王国. (2015年10月26日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】佐藤瞳がワールドツアー初優勝! クロアチアオープン”. 卓球王国. (2016年5月30日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】水谷隼がスロベニアオープン優勝”. 卓球王国. (2016年6月6日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】オーストラリアOPで日本が全種目制覇、水谷はツアー2連勝”. 卓球王国. (2016年6月12日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】芝田沙季がベラルーシオープンでツアー初優勝”. 卓球王国. (2016年9月12日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】オーストリアオープンで松平健太と伊藤美誠が優勝”. 卓球王国. (2016年11月14日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ “【TOPICS】ベラルーシオープンで佐藤瞳が優勝”. 卓球王国. (2017年3月21日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ カットマンの奥深い世界!世界卓球2022代表・佐藤瞳選手特集 - Nittaku 2022年4月27日