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余部駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
余部駅
駅舎(2012年8月)
よべ
Yobe
播磨高岡 (2.3 km)
(3.8 km) 太市*
地図
所在地 兵庫県姫路市青山北1丁目25-1[1]
北緯34度51分23.38秒 東経134度38分34.02秒 / 北緯34.8564944度 東経134.6427833度 / 34.8564944; 134.6427833座標: 北緯34度51分23.38秒 東経134度38分34.02秒 / 北緯34.8564944度 東経134.6427833度 / 34.8564944; 134.6427833
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 姫新線
キロ程 6.1 km(姫路起点)
電報略号 ヨヘ←ヨベ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
2,055人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1930年昭和5年)9月1日[1]
備考 業務委託駅[1]
みどりの窓口
* この間に余部信号場有(当駅より1.6 km先)
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余部駅(よべえき)は、兵庫県姫路市青山北1丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)姫新線である[1]

概要

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改修工事前(2006年5月)

わずか6.1 kmと短い旅程ながら、網干総合車両所余部派出所(旧:姫路鉄道部)への入出庫を兼ねて、姫路駅と当駅間の区間列車が設定されている[1]

当駅名の由来は、建設当初の所在地名である飾磨郡余部村である。姫路市域には揖保郡余部村を前身とする「余部区」と言う広域地名が揖保川東岸に存在するが、当駅は同区から直線距離で約9 km離れた夢前川西岸に位置しており、余部区とは無関係である。

余部橋梁(余部鉄橋)で有名な山陰本線餘部駅とは、漢字表記と読み方が異なる。餘部(あまるべ)駅は、所在地は「(美方郡香美町香住区)余部」だが、駅開設が当駅より遅い1959年であり、当駅との重複を避けたためとされる[2]

歴史

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  • 1930年(昭和5年)9月1日:鉄道省姫津線の終着駅として開設[1]
  • 1931年(昭和6年)12月23日:姫津線当駅 - 東觜崎駅間延伸に伴い、途中駅化。
  • 1934年(昭和9年)11月28日:姫津線が姫津東線に改称され、当駅もその所属となる。
  • 1936年(昭和11年)
    • 4月8日:姫津東線が姫津線の一部となり、当駅もその所属となる。
    • 10月10日:姫津線が姫新線の一部となり、当駅もその所属となる。
  • 1961年(昭和36年)10月1日:貨物取り扱いを廃止[3]
  • 1971年(昭和46年)3月1日:荷物取り扱いを廃止[3][4]無人駅[5]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)に当駅を移管[3]
  • 2006年平成18年)
    • 7月:姫路市による駅前広場整備事業が完成。駅前ロータリー、バス停等が使用開始。
    • 7月18日:当駅から県立大工学部(姫路書写キャンパス)への路線バス試験運行を、2008年3月30日までの予定で開始し、2008年4月1日より運行休止した。
  • 2008年(平成20年)4月1日:神姫バス33 - 35系統の3路線が当駅への乗入開始。
  • 2009年(平成21年)
  • 2016年(平成28年)3月26日:ICOCAのサービス供用開始。ICカード専用簡易改札機で対応。
  • 2024年令和6年)
    • 11月30日:みどりの窓口の営業を終了(予定)[6]
    • 12月1日:終日無人化(予定)[6]

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅である[1]。配線は1線スルーでない。安全側線は、姫路寄り2番線に、播磨新宮寄り1番線に設置されている。両ホームを連絡する跨線橋は無く、構内踏切によりホーム間の移動が可能[1]

業務委託駅JR西日本交通サービス受託)。駅舎は木造[1]。駅舎内部には切符売り場・待合所・改札口・自動券売機が設置されている。構内踏切は2本のホームを結ぶだけでなく駅裏手をも結んでおり、駅裏手から駅舎を通らず直接ホームへの出入りが可能である。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 K 姫新線 下り 佐用方面
2 上り 姫路方面

※工事前まではのりば番号が無かったが、工事完了に伴い設定された。駅舎側が2番のりばである。

利用状況

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「兵庫県統計書[7]」によると、2021年度の1日平均乗車人員は、2,055人である[8]。 姫新線の駅の中では姫路駅に次いで多く、姫新線単独駅としては最多である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
2000年 1,753
2001年 1,686
2002年 1,627
2003年 1,675
2004年 1,679
2005年 1,650
2006年 1,646
2007年 1,694
2008年 1,736
2009年 1,676
2010年 1,751
2011年 1,856
2012年 1,949
2013年 2,081
2014年 2,041
2015年 2,113
2016年 2,191
2017年 2,265
2018年 2,254
2019年 2,228
2020年 1,787
2021年 1,909
2022年 2,055

駅周辺

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当駅の約700 m南東で、夢前川が支流の菅生川を併せる。姫新線は合流点南方で夢前川を渡っており、播磨高岡駅 - 当駅間の北側車窓から合流点を望める。2015年3月に改定した「姫路市都市計画マスタープラン[9]」において、当駅周辺は「主核」たる姫路駅に対する、姫路市西部地区における「地域核」として位置付けられている。

バス路線

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最寄りのバス停は「余部駅前」である。

停留所名[10] 運行事業者 路線名・系統・行先
余部駅前 神姫バス

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
K 姫新線
播磨高岡駅 - 余部駅 - (余部信号場) - 太市駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、167頁。ISBN 9784343006028全国書誌番号:22012275 
  2. ^ 田村喜子『余部鉄橋物語』新潮社、2010年7月30日、83頁。ISBN 978-4-10-313506-7 
  3. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、248頁。ISBN 978-4-533-02980-6全国書誌番号:99032190 
  4. ^ “日本国有鉄道公示第82号”. 官報. (1971年2月27日) 
  5. ^ 「通報 ●姫新線播磨高岡、余部、千本、西栗栖及び上月駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1971年2月27日、10面。
  6. ^ a b 余部駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月28日閲覧。
  7. ^ 兵庫県統計書
  8. ^ 兵庫県統計書令和2年版
  9. ^ 姫路市都市計画マスタープランの公表”. 姫路市 (2015年6月24日). 2024年4月21日閲覧。
  10. ^ 姫路北部 運行系統図 神姫バス” (PDF). 神姫バス. 2024年4月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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