全日本大学レスリング選手権大会
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内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権大会(ぜんにほんだいがくれすりんぐせんしゅけんたいかい)は、毎年11月に開催される大学レスリングの全国大会である。通称「内閣」。[要出典]
概要
[編集]1975年に第1回が行われた。全日本学生選手権との違いは、男子フリースタイルのみで大学対抗を兼ねており、出場枠が1大学1階級1人までとなっている(グレコローマンは全日本大学グレコローマンスタイル選手権大会として同時期に行われる。女子は同時期に開催される全国社会人オープンレスリング選手権大会への大学生の参加が認められている)。奇数年は西日本、偶数年は東日本で開催される。
世界レスリング連合(UWW)ルールに則る。
各階級のトーナメントで8位以内に入れば大学対抗ポイントが加算され、ポイントが最も多い大学が大学対抗優勝となる。
各階級、3位以上の成績の個人は、同年度内に開催の全日本選手権大会(天皇杯)の出場資格[1]ならびに全日本選抜選手権大会(明治杯)予選会への参加資格[2]が与えられる。
実施階級
[編集]- ~2001年
- 54kg級・58kg級・63kg級・69kg級・76kg級・85kg級・97kg級・130kg級(8階級)
- 2002年~2013年
- 55kg級・60kg級・66kg級・74kg級・84kg級・96kg級・120kg級(7階級)
- 2014年~2019年
- 57kg級・61kg級・65kg級・70kg級・74kg級・86kg級・97kg級・125kg級(8階級)
敗者復活戦
[編集]各階級のトーナメントで、決勝進出者に直接対決で敗れた選手をブロックごとにプールし、3位から8位までの順位決定トーナメント戦を行う。 各ブロックの本戦1回戦の敗者と本戦2回戦の敗者、続いてその勝者と本戦準々決勝の敗者が対戦するステップラダー方式により、勝者は本戦準決勝の敗者と3位決定戦を行う。勝者は3位、敗者は5位となる。
大学対抗ポイント得点配分
[編集]各階級個人戦のトーナメントで8位以内に入れば大学対抗ポイントが加算され、ポイントが最も多い大学が大学対抗優勝となる。
1位 | 2位 | 3位 | 5位 | 7位 | 8位 |
---|---|---|---|---|---|
12点 | 9点 | 6点 | 3.5点 | 2点 | 1点 |
開催記録
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
回 | 年度 | 大学対抗優勝 | 最優秀選手 | 開催地・会場 | 開催月日 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1975 | 日本体育大学 | 東京・早稲田記念館 | 5月4日~5月5日 | |
2 | 1976 | 国士舘大学 | 大阪・桃山学院大学 | ||
3 | 1977 | 日本体育大学 | 東京・東京都体育館 | ||
4 | 1978 | 日本体育大学 | 兵庫・王子体育館 | ||
5 | 1979 | 日本体育大学 | 東京・東京都体育館 | ||
6 | 1980 | 日本体育大学 | 滋賀・甲賀町民体育館 | ||
7 | 1981 | 日本体育大学 | 東京・東京都体育館 | ||
8 | 1982 | 日本体育大学 | 大阪府立体育会館 | ||
9 | 1983 | 国士舘大学 | 奈良・河合町立体育館 | ||
10 | 1984 | 日本大学 | 東京・駒沢体育館 | ||
11 | 1985 | 日本体育大学 | |||
12 | 1986 | 日本体育大学 | |||
13 | 1987 | 日本体育大学 | |||
14 | 1988 | 日本体育大学 | |||
15 | 1989 | 日本体育大学 | |||
16 | 1990 | 日本体育大学 | |||
17 | 1991 | 国士舘大学 | |||
18 | 1992 | 日本体育大学 | |||
19 | 1993 | 日本体育大学 | |||
20 | 1994 | 日本体育大学 | |||
21 | 1995 | 国士舘大学 | 大阪・金岡公園体育館 | ||
22 | 1996 | 日本大学 | 大阪・北千里体育館 | ||
23 | 1997 | 日本大学 | 神奈川・逗子アリーナ | ||
24 | 1998 | 日本大学 | 栃木・足利市体育館 | ||
25 | 1999 | 山梨学院大学 | 富山・黒部YKK体育館 | ||
26 | 2000 | 国士舘大学 | 宮城・夢メッセみやぎ | 11月18日~11月19日 | |
27 | 2001 | 山梨学院大学 | 池松和彦 | 高知・宿毛高校体育館 | 11月10日~11月11日 |
28 | 2002 | 山梨学院大学 | 小幡邦彦 | 静岡・東伊豆町勤労者体育センター | 11月16日~11月17日 |
29 | 2003 | 日本体育大学 | 兵庫・西宮市鳴尾浜体育館 | 11月7日~11月8日 | |
30 | 2004 | 日本大学 | 松本真也 | 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 | 11月18日~11月19日 |
31 | 2005 | 日本大学 | マキシモ・ブランコ | 兵庫・猪名川町立文化体育館 | 11月12日~11月13日 |
32 | 2006 | 拓殖大学 | 磯川孝生 | 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館 | 12月21日~12月22日 |
33 | 2007 | 拓殖大学 | 藤本浩平 | 岐阜・中津川市東美濃ふれあいセンターアリーナ | 11月8日~11月9日 |
34 | 2008 | 日本体育大学 | 門間順輝 | 新潟・新潟市白根カルチャーセンター | 11月15日~11月16日 |
35 | 2009 | 拓殖大学 | 高谷惣亮 | 大阪・堺市金岡公園体育館 | 11月14日~11月15日 |
36 | 2010 | 拓殖大学 | 岡本佑一(拓大) | 東京・駒沢体育館 | 11月11日~11月12日 |
37 | 2011 | 拓殖大学 | 高谷惣亮(拓大) | 岐阜・中津川市東美濃ふれあいセンターアリーナ | 11月13日~11月14日 |
38 | 2012 | 山梨学院大学 | 鴨居正和(山梨学院大) | 東京・文京スポーツセンター | 11月10日~11月11日 |
39 | 2013 | 早稲田大学 | 保坂健(早大) | 大阪・堺市金岡公園体育館 | 11月9日~11月10日 |
40 | 2014 | 日本大学 | 山本康稀(日大) | 東京・駒沢体育館 | 11月12日~11月13日 |
41 | 2015 | 山梨学院大学 | 高橋侑希(山梨学院大) | 大阪・堺市金岡公園体育館 | 11月14日~11月15日 |
42 | 2016 | 山梨学院大学 | オレッグ・ボルチン(山梨学院大) | 愛媛・宇和島市総合体育館 | 11月12日~11月13日 |
43 | 2017 | 拓殖大学 | 藤波勇飛(山梨学院大) | 福井・おおい町総合運動公園体育館 | 11月11日~11月12日 |
44 | 2018 | 日本体育大学 | 新井陸人(日体大) | 大阪・東和薬品RACTABドーム | 11月10日~11月11日 |
44 | 2019 | 山梨学院大学 | ウレット・アルメンタイ(山梨学院大)[3] | 鹿児島・吹上浜公園体育館 | 11月9日~11月10日 |
45 | 2020 | 日本体育大学 | 山口海輝 | 大阪・門真スポーツセンター | |
46 | 2021 | 日本体育大学 | 山口海輝 | 栃木・足利市民体育館 | |
47 | 2022 | 日本体育大学 | 伊藤飛未来 | 大阪・堺市金岡公園体育館 | |
48 | 2023 | 日本体育大学 | 清岡幸大郎 | 大阪・堺市金岡公園体育館 |
4連覇を達成した選手
[編集]歴代1年生王者
[編集]- 佐藤満
- 小林孝至
- 本田多聞
- 赤石光生
- 山下浩
- 小泉円
- 荻田剛志
- 吉田清太郎
- 忌部公介
- 小幡邦彦
- 佐藤吏
- 松本真也
- 高塚紀行
- 大沢茂樹
- 荒木田進謙
- 高谷惣亮
- 金沢勝利
- 池田智
- 高橋侑希
- 山本康稀
- オレッグ・ボルチン
- 白井勝太
- 藤波勇飛
- バグダウレット・アルメンタイ
- 山口海輝
- 榊流斗
脚注
[編集]- ^ 令和元年度 全日本レスリング選手権大会実施要項 日本レスリング協会
- ^ 《お知らせ》2019年度明治杯全日本選抜選手権大会出場資格について 日本レスリング協会
- ^ 山梨学院大が2階級で勝ち、3年ぶり6度目の団体優勝…2019年全日本大学選手権・最終日 日本レスリング協会公式サイト