全米批評家協会賞
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全米批評家協会賞(National Book Critics Circle Awards)は、全米批評家協会(National Book Critics Circle:NBCC)が「英語で出版された最も優れた書籍と批評」を奨励するために毎年授与しているアメリカの文学賞である。
毎年、前暦年に米国で出版された書籍を対象に、小説(Fiction)、ノンフィクション(General Non-Fiction)、詩(Poetry)、回顧録/自叙伝(Autobiography)、伝記(Biography)、批評(Criticism)の6つの部門で賞が授与される。このうち4部門はNBCC賞の全歴史にまたがっており、1983年から2004年までは「回想録/自伝」と「伝記」が1つの「自伝/伝記」賞で表彰され、その後2つの賞で表彰されるようになった。2014年からは、2008年に死去した文芸批評家でNBCC創設メンバーのジョン・レナードに敬意を表してジョン・レナード賞(John Leonard Prize)と名付けられた、6部門すべてにまたがる特別な「処女作」賞も授与している[3]。
受賞作一覧
[編集]小説部門
[編集]- 第1回 (1976年) - E・L・ドクトロウ 『ラグタイム』 "Ragtime"
- 第2回 (1977年) - ジョン・ガードナー "October Light"
- 第3回 (1978年) - トニ・モリスン 『ソロモンの歌』 "Song of Solomon"
- 第4回 (1979年) - ジョン・チーヴァー 『橋の上の天使』 "The Stories of John Cheever"
- 第5回 (1980年) - トーマス・フラナガン "The Year of the French"
- 第6回 (1981年) - ジョン・アップダイク 『金持になったウサギ』 "Rabbit Is Rich"
- 第7回 (1982年) - スタンリー・エルキン "George Mills"
- 第8回 (1983年) - ウィリアム・ケネディ 『黄昏に燃えて』 "Ironweed"
- 第9回 (1984年) - ルイーズ・アードリック 『ラブ・メディシン』 "Love Medicine"
- 第10回 (1985年) - アン・タイラー 『アクシデンタル・ツーリスト』 "The Accidental Tourist"
- 第11回 (1986年) - レイノルズ・プライス "Kate Vaiden"
- 第12回 (1987年) - フィリップ・ロス 『背信の日々』 The Counterlife""
- 第13回 (1988年) - バーラティ・ムーカジ 『ミドルマン』 "The Middleman and Other Stories"
- 第14回 (1989年) - E・L・ドクトロウ 『ビリー・バスゲイト』 "Billy Bathgate"
- 第15回 (1990年) - ジョン・アップダイク 『さようならウサギ』 "Rabbit at Rest"
- 第16回 (1991年) - ジェーン・スマイリー 『大農場』 "A Thousand Acres"
- 第17回 (1992年) - コーマック・マッカーシー 『すべての美しい馬』 "All the Pretty Horses"
- 第18回 (1993年) - アーネスト・J・ゲインズ 『ジェファーソンの死』 "A Lesson Before Dying"
- 第19回 (1994年) - キャロル・シールズ 『ストーン・ダイアリー』 "The Stone Diaries"
- 第20回 (1995年) - スタンリー・エルキン "Mrs. Ted Bliss"
- 第21回 (1996年) - ジーナ・ベリオー "Women in Their Beds"
- 第22回 (1997年) - ペネロピ・フィッツジェラルド "The Blue Flower"
- 第23回 (1998年) - アリス・マンロー "The Love of a Good Woman"
- 第24回 (1999年) - ジョナサン・レセム『マザーレス・ブルックリン』 "Motherless Brooklyn"
- 第25回 (2000年) - ジム・クレイス 『死んでいる』 "Being Dead"
- 第26回 (2001年) - W・G・ゼーバルト 『アウステルリッツ』 "Austerlitz"
- 第27回 (2002年) - イアン・マキューアン 『贖罪』 "Atonement"
- 第28回 (2003年) - エドワード・P・ジョーンズ "The Known World"
- 第29回 (2004年) - マリリン・ロビンソン "Gilead"
- 第30回 (2005年) - E・L・ドクトロウ "The March"
- 第31回 (2006年) - キラン・デサイ "The Inheritance of Loss"
- 第32回 (2007年) - ジュノ・ディアズ 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』"The Brief Wondrous Life of Oscar Wao"
- 第33回 (2008年) - ロベルト・ボラーニョ 『2666』"2666"
- 第34回 (2009年) - ヒラリー・マンテル 『ウルフ・ホール』"Wolf Hall"
- 第35回 (2010年) - ジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』"A Visit From the Goon Squad"
- 第36回 (2011年) - イーディス・パールマン 『双眼鏡からの眺め』"Binocular Vision: New and Selected Stories"
- 第37回 (2012年) - ベン・ファウンテン『ビリー・リンの永遠の一日』"Billy Lynn's Long Halftime Walk"
- 第38回 (2013年) - チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『アメリカーナ』"Americanah"
- 第39回 (2014年) - マリリン・ロビンソン "Lila"
- 第40回 (2015年) - ポール・ビーティー"The Sellout"
- 第41回 (2016年) - ルイーズ・アードリック "LaRose"
- 第42回 (2017年) - Joan Silber "Improvement"
- 第43回 (2018年) - アンナ・バーンズ『ミルクマン』"Milkman"
- 第44回 (2019年) - エドウィージ・ダンティカ "Everything Inside"
- 第45回 (2020年) - マギー・オファーレル『ハムネット』''Hamnet''
- 第46回 (2021年) - Honorée Fanonne Jeffers ''The Love Songs of W.E.B. Du Bois''
- 第47回 (2022年) - Ling Ma ''Bliss Montage''
- 第48回 (2023年) - Lorrie Moore I Am Homeless if This Is Not My Home
ノンフィクション部門
[編集]- 第1回 (1976年) - R・W・B・ルイス "Edith Wharton"
- 第2回 (1977年) - マキシーン・ホン・キングストン 『チャイナタウンの女武者』 "The Woman Warrior"
- 第3回 (1978年) - ウォルター・ジャクソン・ベイト"Samuel Johnson"
- 第4回 (1979年) - モーリーン・ハウァド"Facts of Life"
- 第4回 (1979年) - ギャリー・ウィルズ"Inventing America"
- 第5回 (1980年) - テルフォード・テイラー"Munich: The Price of Peace"
- 第6回 (1981年) - スティーヴン・ジェイ・グールド 『人間の測りまちがい:差別の科学史』 "The Mismeasure of Man"
- 第7回 (1982年) - ロバート・カロ"The Path of Power: The Years of Lyndon Johnson"
- 第8回 (1983年) - シーモア・M・ハーシュ "The Price of Power: Kissinger in the Nixon White House"
- 第9回 (1984年) - フリーマン・ダイソン 『核兵器と人間』 "Weapons and Hope"
- 第10回 (1985年) - J・アンソニー・ルーカス"Common Ground: A Turbulent Decade in the Lives of Three American Families"
- 第11回 (1986年) - ジョン・ダワー 『容赦なき戦争:太平洋戦争における人種差別』 "War Without Mercy: Race and Power in the Pacific War"
- 第12回 (1987年) - リチャード・ローズ 『原子爆弾の誕生』 "The Making of the Atomic Bomb"
- 第13回 (1988年) - テイラー・ブランチ "Parting the Waters: America in the King Years, 1954-63"
- 第14回 (1989年) - マイケル・ドリス "The Broken Cord"
- 第15回 (1990年) - シェルビー・スティール 『黒い憂鬱:90年代アメリカの新しい人種関係 』 "The Content of Our Character: A New Vision of Race in America"
- 第16回 (1991年) - スーザン・ファルーディ 『バックラッシュ:逆襲される女たち 』 "Backlash: The Undeclared War Against America Women"
- 第17回 (1992年) - ノーマン・マクリーン 『マクリーンの渓谷:若きスモークジャンパーたちの悲劇』 "Young Men and Fire"
- 第18回 (1993年) - アラン・ローマックス "The Land Where the Blues Began"
- 第19回 (1994年) - リン・H・ニコラス 『ヨーロッパの略奪:ナチス・ドイツ占領下における美術品の運命』 "The Rape of Europa: The Fate of Europe's Treasures in the Third Reich and the Second World War"
- 第20回 (1995年) - ジョナサン・ハー "A Civil Action"
- 第21回 (1996年) - ジョナサン・ラバン "Bad Land"
- 第22回 (1997年) - アン・ファディマン "The Spirit Catches You and You Fall Down"
- 第23回 (1998年) - フィリップ・ゴーレイヴィッチ 『ジェノサイドの丘:ルワンダ虐殺の隠された真実』 "We Wish to Inform You That Tomorrow We Will be Killed With Our Families"
- 第24回 (1999年) - ジョナサン・ワイナー 『時間・愛・記憶の遺伝子を求めて:生物学者シーモア・ベンザーの軌跡』 "Time, Love, Memory: A Great Biologist and His Quest for the Origins of Behavior"
- 第25回 (2000年) - テッド・コノヴァー "Newjack: Guarding Sing Sing"
- 第26回 (2001年) - ニコルソン・ベイカー "Double Fold: Libraries and the Assault on Paper"
- 第27回 (2002年) - サマンサ・パワー "“A Problem from Hell”: America and the Age of Genocide"
- 第28回 (2003年) - ポール・ヘンドリクソン "Sons of Mississippi"
- 第29回 (2004年) - ディアメイド・マックロック"The Reformation: A History"
- 第30回 (2005年) - スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ "Voices from Chernobyl: The Oral History of a Nuclear Disaster"
- 第31回 (2006年) - サイモン・シャーマ "Rough Crossings: Britain, the Slaves and the American Revolution"
- 第32回 (2007年) - ハリエット・A・ワシントンハリエット・A・ワシントン "Medical Apartheid: The Dark History of Medical Experimentation on Black Americans From Colonial Times to the Present"
- 第33回 (2008年) - デクスター・フィルキンス『そして戦争は終わらない ―「テロとの戦い」の現場から』"The Forever War"
- 第34回 (2009年) - リチャード・ホルムズ"The Age of Wonder: How the Romantic Generation Discovered the Beauty and Terror of Science"
- 第35回 (2010年) - イザベル・ウィルカーソン"The Warmth of Other Suns: The Epic Story of America's Great Migration"
- 第36回 (2011年) - マヤ・ジャサノフ"Liberty's Exiles: American Loyalists in the Revolutionary World"
- 第37回 (2012年) - アンドリュー・ソロモン"Far from the Tree: Parents, Children, and the Search for Identity"
- 第37回 (2013年) - シェリ・フィンク『メモリアル病院の5日間 ― 生か死か――ハリケーンで破壊された病院に隠された真実』"Five Days at Memorial: Life and Death in a Storm-Ravaged Hospital"
- 第37回 (2014年) - デイヴィッド・ブリオン・デイヴィス"The Problem of Slavery in the Age of Emancipation"
- 第38回 (2015年) - サム・クイノーンズ"Dreamland: The True Story of America’s Opiate Epidemic"
- 第39回 (2016年) - マシュー・デスモンド"Evicted: Poverty and Profit in the American City"
- 第40回 (2017年) - フランシス・フィッツジェラルド"The Evangelicals: The Struggle to Shape America"
- 第41回 (2018年) - Steve Coll"Directorate S: The C.I.A. and America’s Secret Wars in Afghanistan and Pakistan"
- 第42回 (2019年) - Patrick Radden Keefe"Say Nothing: A True Story of Murder and Memory in Northern Ireland"
- 第43回 (2020年) - Tom Zoellner"Island on Fire: The Revolt That Ended Slavery in the British Empire"
- 第44回 (2021年) - クリント・スミス『場所からたどるアメリカと奴隷制の歴史:米国史の真実をめぐるダークツーリズム』"How the Word Is Passed: A Reckoning with the History of Slavery Across America"
- 第45回 (2022年) - Isaac Butler"The Method: How the Twentieth Century Learned to Act"
- 第46回 (2023年) - Roxanna Asgarian"We Were Once a Family: A Story of Love, Death, and Child Removal in America"
伝記・自叙伝部門
[編集]- 第1回(1976年)から第7回(1982年)まで表彰なし
- 第8回 (1983年) - ジョイス・ジョンソン "Minor Characters"
- 第9回 (1984年) - ジョゼフ・フランク "The Years of Ordeal, 1850-1859"
- 第10回 (1985年) - レオン・エデル "Henry James: A Life"
- 第11回 (1986年) - セオドア・ローゼンガーテン "Tombee: Portrait of a Cotton Planter"
- 第12回 (1987年) - ドナルド・R・ハワード "Chaucer: His Life, His Works, His World"
- 第13回 (1988年) - リチャード・エルマン "Oscar Wilde"
- 第14回 (1989年) - ジェフリー・C・ワード "A First-Class Temperament: The Emergence of Franklin Roosevelt"
- 第15回 (1990年) - ロバート・キャロ "Means of Ascent: The Years of Lyndon Johnson, Vol. II"
- 第16回 (1991年) - フィリップ・ロス 『父の遺産』 "Patrimony: A True Story"
- 第17回 (1992年) - キャロル・ブライトマン "Writing Dangerously: Mary McCarthy and Her World"
- 第18回 (1993年) - エドマンド・ホワイト 『ジュネ伝』 "Genet"
- 第19回 (1994年) - マイケル・ギルモア 『心臓を貫かれて』 "Shot in the Heart"
- 第20回 (1995年) - ロバート・ポリート "Savage Art: A Biography of Jim Thompson"
- 第21回 (1996年) - フランク・マコート 『アンジェラの灰』 "Angela's Ashes"
- 第22回 (1997年) - ジェームズ・トビン "Ernie Pyle's War: America's Eyewitness to World War II"
- 第23回 (1998年) - シルヴィア・ナサー 『ビューティフル・マインド』 "A Beautiful Mind"
- 第24回 (1999年) - ヘンリー・ヴィンセック "The Hairstons: An American Family in Black and White"
- 第25回 (2000年) - ハーバート・ビックス 『昭和天皇』 "Hirohito and the Making of Modern Japan"
- 第26回 (2001年) - アダム・シスマン 『ジョン・ル・カレ伝』"Boswellís Presumptuous Task: The Making of the Life of Dr.Johnson"
- 第27回 (2002年) - ジャネット・ブラウン "Charles Darwin: The Power of Place, Vol. II"
- 第28回 (2003年) - ウィリアム・トーブマン "Khrushchev: The Man and His Era"
- 第29回 (2004年) - マーク・スティーヴンス、アナリン・スワン "De Kooning: An American Master"
- 2005年より伝記部門と自伝部門に分かれた
伝記部門
[編集]- 2005年 カイ・バード、マーティン・シャーウィン 『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』 "American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer"
- 2006年 ジュリー・フィリップス"James Tiptree, Jr.: The Double Life of Alice B. Sheldon"
- 2007年 en:Tim Jeal "Stanley: The Impossible Life of Africa's Greatest Explorer"
- 2008年 en:Patrick French "The World is What it is: The Authorized Biography of V.S. Naipaul"
- 2009年 en:Blake Bailey "Cheever: A Life"
- 2010年 サラ・ベイクウェル"How To Live, Or A Life Of Montaigne"
- 2011年 ジョン・ルイス・ギャディス "George F. Kennan: An American Life"
- 2012年 ロバート・カロ "The Passage of Power: The Years of Lyndon Johnson"
- 2013年 レオ・ダムロッシュ"Jonathan Swift: His Life and His World"
- 2014年 ジョン・ラー"Tennessee Williams: Mad Pilgrimage of the Flesh"
- 2015年 シャーロット・ゴードン"Romantic Outlaws: The Extraordinary Lives of Mary Wollstonecraft and Her Daughter Mary Shelley"
- 2016年 ルース・フランクリン"Shirley Jackson: A Rather Haunted Life"
- 2017年 キャロライン・フレイザー"Prairie Fires: The American Dreams of Laura Ingalls Wilder"
- 2018年 Christopher Bonanos "Flash: The Making of Weegee the Famous"
- 2019年 Josh Levin"The Queen: The Forgotten Life Behind an American Myth"
- 2020年 Amy StanleyAmy Stanley "Stranger in the Shogun's City: A Japanese Woman and Her World"
- 2021年 Rebecca Donner"All the Frequent Troubles of Our Days: The True Story of the American Woman at the Heart of the German Resistance to Hitler"
- 2022年 Beverly Gage"G-Man: J. Edgar Hoover and the Making of the American Century"
- 2023年 Jonny Steinberg"Winnie and Nelson: Portrait of a Marriage"
自伝部門
[編集]- 2005年 フランシーヌ・デュ・プレシックス・グレイ"Them: A Memoir of Parents"
- 2006年 Daniel Mendelsohn "The Lost: A Search for Six of Six Million"
- 2007年 エドウィージ・ダンティカ『愛するものたちへ、別れのとき』 "Brother, I'm Dying"
- 2008年 Ariel Sabar "My Father's Paradise: A Son's Search for His Jewish Past in Kurdish Iraq"
- 2009年 Diana Athill "Somewhere Towards the End"
- 2010年 ダリン・ストラウス"Half a Life"
- 2011年 Mira Bartók "The Memory Palace"
- 2012年 リアン・シャプトン"Swimming Studies"
- 2013年 エイミー・ウィレンツ"Farewell, Fred Voodoo: A Letter From Haiti"
- 2014年 ロズ・チャスト"Can’t We Talk About Something More Pleasant?"
- 2015年 マーゴ・ジェファーソン"Negroland"
- 2016年 ホープ・ヤーレン『ラボ・ガール ― 植物と研究を愛した 女性科学者の物語』"Lab Girl"
- 2017年 Xiaolu Guo"Nine Continents: A Memoir In and Out of China"
- 2018年 Nora Krug "Belonging: A German Reckons With History and Home"
- 2019年 Chanel Miller "Know My Name: A Memoir"
- 2020年 キャシー・パーク・ホン 『マイナーな感情 アジア系アメリカ人のアイデンティティ』"Minor Feelings: An Asian American Reckoning"
- 2021年 Jeremy Atherton Lin "ay Bar: Why We Went Out"
- 2022年 Hua Hsu "Stay True: A Memoir"
- 2023年 Safiya Sinclair "How to Say Babylon: A Memoir"
詩部門
[編集]- 第1回 (1976年) - ジョン・アッシュベリー「凸面鏡の自画像」"Self-Portrait in a Convex Mirror"『ジョン・アッシュベリー詩集』所収
- 第2回 (1977年) - エリザベス・ビショップ "Geography III"
- 第3回 (1978年) - ロバート・ローウェル「その日」"Day By Day"『ロバート・ロウエル詩集』所収
- 第4回 (1979年) - L・E・シスマン "The Collected Poems of L. E. Sissman"
- 第5回 (1980年) - フィリップ・ルヴィーン "Ashes / 7 Years From Somewhere"
- 第6回 (1981年) - A・R・アモンズ "A Coast of Trees"
- 第7回 (1982年) - カーサ・ポリット "Antarctic Traveler"
- 第8回 (1983年) - ジェイムズ・メリル "The Changing Light at Sandover"
- 第9回 (1984年) - シャロン・オールズ "The Dead and the Living"
- 第10回 (1985年) - ルイーズ・グリュック "The Triumph of Achilles"
- 第11回 (1986年) - エドワード・ハーシュ "Wild Gratitude"
- 第12回 (1987年) - C・K・ウィリアムズ "Flesh and Blood"
- 第13回 (1988年) - ドナルド・ホール "That One Day"
- 第14回 (1989年) - ロドニー・ジョーンズ "Transparent Gestures"
- 第15回 (1990年) - エイミィ・ガースラー "Bitter Angel"
- 第16回 (1991年) - アルバート・ゴールドバース "Heaven and Earth: A Cosmology"
- 第17回 (1992年) - ヘイデン・カルース "Collected Shorter Poems 1946-1991"
- 第18回 (1993年) - マーク・ドティ "My Alexandria"
- 第19回 (1994年) - マーク・ルドマン "Rider,"
- 第20回 (1995年) - ウィリアム・マシューズ "Time and Money"
- 第21回 (1996年) - ロバート・ハス "Sun Under Wood"
- 第22回 (1997年) - チャールズ・ライト "Black Zodiac"
- 第23回 (1998年) - マリー・ポンソ "The Bird Catcher"
- 第24回 (1999年) - ルース・ストーン "Ordinary Words"
- 第25回 (2000年) - ジュディ・ジョーダン "Carolina Ghost Woods"
- 第26回 (2001年) - アルバート・ゴールドバース "Saving Lives"
- 第27回 (2002年) - B・H・フェアチャイルド "Early Occult Memory Systems of the Lower Midwest "
- 第28回 (2003年) - スーザン・スチュワート "Columbarium"
- 第29回 (2004年) - アドリエンヌ・リッチ "The School Among the Ruins"
- 第30回 (2005年) - ジャック・グルバート "Refusing Heaven"
- 第31回 (2006年) - Troy Jollimore "Tom Thomson in Purgatory"
- 第32回 (2007年) - Mary Jo Bang "Elegy"
- 第33回 (2008年) - en:August Kleinzahler "Sleeping it Off in Rapid City", en:Juan Felipe Herrera "Half the World in Light"
- 第34回 (2009年) - en:Rae Armantrout "Versed"
- 第35回 (2010年) - en:Carolyn D. Wright "One With Others"
- 第36回 (2011年) - en:Laura Kasischke "Space, In Chains"
- 第37回 (2012年) - en:D. A. Powell "Useless Landscape, or A Guide for Boys"
- 第38回 (2013年) - en:Frank Bidart "Metaphysical Dog"
- 第39回 (2014年) - en:Claudia Rankine "Citizen: An American Lyric"
- 第40回 (2015年) - en:Ross Gay, "Catalogue of Unabashed Gratitude"
- 第41回 (2016年) - en:Ishion Hutchinson "House of Lords and Commons"
- 第42回 (2017年) - en:Layli Long Soldier "Whereas"
- 第43回 (2018年) - en:Ada Limón, "The Carrying"
- 第44回 (2019年) - Morgan Parker, "Magical Negro"
- 第45回 (2020年) - Francine J. Harris, "Here Is The Sweet Hand"
- 第46回 (2021年) - Diane Seuss, "Frank: Sonnets"
- 第47回 (2022年) - Cynthia Cruz, "Hotel Oblivion"
- 第48回 (2004年) - 金惠順 "Phantom Pain Wings"
批評部門
[編集]- 第1回 (1976年) - ポール・ファッセル"The Great War and Modern Memory"
- 第2回 (1977年) - ブルーノ・ベッテルハイム 『昔話の魔力』 "The Uses of Enchantment"
- 第3回 (1978年) - スーザン・ソンタグ 『写真論』 "On Photography"
- 第4回 (1979年) - メイヤー・シャピロ『モダン・アート:19-20世紀美術研究』 "Modern Art"
- 第5回 (1980年) - エレーヌ ペイゲルス『ナグ・ハマディ写本:初期キリスト教の正統と異端』 "The Gnostic Gospels"
- 第6回 (1981年) - ヴァージル・トムソン "A Virgil Thomson Reader"
- 第7回 (1982年) - ゴア・ヴィダル "The Second American Revolution and Other Essays"
- 第8回 (1983年) - ジョン・アップダイク "Hugging the Shore: Essays and Criticism"
- 第9回 (1984年) - ロバート・ハス"Twentieth Century Pleasures: Prose on Poetry"
- 第10回 (1985年) - ウィリアム・ギャス "Habitations of the Word: Essays"
- 第11回 (1986年) - ヨシフ・ブロツキイ "Less Than One: Selected Essays"
- 第12回 (1987年) - ロバート・コーンフィールド&ウィリアム・マッケイ(編) "Dance Writings, Edwin Denby"
- 第13回 (1988年) - クリフォード・ギアーツ 『文化の読み方 / 書き方』 "Works and Lives: The Anthropologist as Author"
- 第14回 (1989年) - ジョン・クライヴ "Not by Fact Alone: Essays on the Writing and Reading of History"
- 第15回 (1990年) - アーサー・ダントー "Encounters and Reflections: Art in the Historical Present"
- 第16回 (1991年) - ローレンス・K・リンガー "Holocaust Testimonies: The Ruins of Memory"
- 第17回 (1992年) - ゲリー・ウィルズ『リンカーンの三分間:ゲティズバーグ演説の謎』 "Lincoln at Gettysburg: The Words That Remade America"
- 第18回 (1993年) - ジョン・ディズィクス "Opera in America: A Cultural History"
- 第19回 (1994年) - ジェラルド・アーリー"The Culture of Bruising: Essays on Prizefighting, Literature and Modern American Culture"
- 第20回 (1995年) - ロバート・ダーントン『禁じられたベストセラー ― 革命前のフランス人は何を読んでいたか』"The Forbidden Best-Sellers of Pre-Revolutionary France"
- 第21回 (1996年) - ウィリアム・グラス "Finding a Form"
- 第22回 (1997年) - マリオ・バルガス・リョサ "Making Waves"
- 第23回 (1998年) - ゲイリー・ギディンス"Visions of Jazz"
- 第24回 (1999年) - ホルヘ・ルイス・ボルヘス "Selected Non-Fictions"
- 第25回 (2000年) - シンシア・オジック"Quarrel & Quandary"
- 第26回 (2001年) - マーティン・エイミス "The War Against Cliché: Essays and Reviews, 1971-2000"
- 第27回 (2002年) - ウィリアム・グラス "Tests of Time"
- 第28回 (2003年) - レベッカ・ソルニット "River of Shadows: Eadweard Muybridge and the Technological Wild West"
- 第29回 (2004年) - パトリック・ニート"Where You're At: Notes From the Frontline of a Hip-Hop Planet"
- 第30回 (2005年) - ウィリアム・ローガン"The Undiscovered Country: Poetry in the Age of Tin"
- 第31回 (2006年) - Lawrence Weschler "Everything That Rises: A Book of Convergences"
- 第32回 (2007年) - アレック・ロス"The Rest Is Noise: Listening to the Twentieth Century"
- 第33回 (2008年) - en:Seth Lerer "Children's Literature: A Readers' History: Reader's History from Aesop to Harry Potter"
- 第34回 (2009年) - ユーラ・ビス"Notes From No Man's Land: American Essays"
- 第35回 (2010年) - Clare Cavanagh "Lyric Poetry and Modern Politics: Russia, Poland, and the West"
- 第36回 (2011年) - ジェフ・ダイアー"Otherwise Known as the Human Condition: Selected Essays and Reviews"
- 第37回 (2012年) - マリーナ・ウォーナー"Stranger Magic: Charmed States and the Arabian Nights"
- 第38回 (2013年) - フランコ・モレッティ"Distant Reading"
- 第39回 (2014年) - エレン・ウィリス "The Essential Ellen Willis, edited by Nona Willis Aronowitz"
- 第40回 (2015年) - マギー・ネルソン"You Play the Girl: On Playboy Bunnies, Stepford Wives, Train Wrecks, & Other Mixed Messages"
- 第41回 (2016年) - キャロル・アンダーソン"White Rage: The Unspoken Truth of Our Racial Divide"
- 第42回 (2017年) - カリーナ・チョカーノ"The Argonauts"
- 第43回 (2018年) - ゼイディー・スミス "Feel Free: Essays"
- 第44回 (2019年) - Saidiya Hartman"Wayward Lives, Beautiful Experiments: Intimate Stories of Social Upheaval"
- 第45回 (2020年) - Nicole R. Fleetwood"Marking Time: Art in the Age of Mass Incarceration"
- 第46回 (2021年) - Melissa Febos"Girlhood"
- 第47回 (2022年) - Timothy Bewes"Free Indirect: The Novel in a Postfictional Age"
- 第48回 (2023年) - Tina Post"Deadpan: The Aesthetics of Black Inexpression"
ジョン・レナード賞
[編集]- 2013年 - Anthony Marra"A Constellation of Vital Phenomena"
- 2014年 - Phil Klay"Redeployment"
- 2015年 - Kirstin Valdez Quade"Night at the Fiestas"
- 2016年 - ヤア・ジャシ"Homegoing"
- 2017年 - カルメン・マリア・マチャド"Her Body and Other Parties"
- 2018年 - Tommy Orange"There There"
- 2019年 - Sarah M. Broom"The Yellow House"
- 2020年 - Raven Leilani"Luster"
- 2021年 - Anthony Veasna So"Afterparties: Stories"
- 2022年 - Morgan Talty"Night of the Living Rez"
- 2023年 - Tahir Hamut Izgil"Waiting to Be Arrested at Night "