公園前駅 (岐阜県)
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公園前駅 | |
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こうえんまえ KŌEN-MAE | |
◄材木町 (0.3 km) (0.5 km) 長良橋► | |
所在地 | 岐阜県岐阜市 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 岐阜市内線 |
キロ程 | 3.5 km(岐阜駅前起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1912年(大正元年)8月28日 |
廃止年月日 | 1988年(昭和63年)6月1日 |
公園前駅(こうえんまええき)は、岐阜県岐阜市大宮町にあった、名古屋鉄道岐阜市内線本線(長良線[1])の駅(停留場)である。
岐阜公園への玄関口にあり[2]、岐阜公園や岐阜大仏への最寄駅であった。
歴史
[編集]1912年、岐阜市内線の前身である美濃電気軌道の駅として開業した。前年に市内線は岐阜駅前駅から本町駅までの区間がすでに開通しており、当駅はそこから長良橋駅までの延伸と同時に設けられた。戦後になると、当駅を含む岐阜市内線の徹明町駅から長良北町駅までの区間はモータリゼーションの進展により業績の不振が続き、合理化を図ったものの1988年に市内の交通の妨げになることから廃止された[3][4]。当駅もこれに合わせて廃止されている。
- 1912年(大正元年)8月28日 - 美濃電気軌道市内線の本町駅 - 長良橋駅間の開通と同時に開業[5]。
- 1988年(昭和63年)6月1日 - 岐阜市内線の徹明町駅 - 長良北町駅間の廃止に伴い廃駅となる[5]。
駅構造
[編集]配線図
[編集] ← 長良北町方面 |
→ 徹明町方面 |
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凡例 出典:[6] |
その他
[編集]- 当駅を含む伊奈波通駅 - 長良橋駅の間は、半径40 - 60 mの急カーブが連続し、道幅も狭かったため、岐阜市内線の主力であるモ560形、モ570形や、美濃町線主力のモ590形は入線できなかった。そのため、伊奈波通駅 - 長良北町駅の間は、ほとんどモ550形が使用されていた。またこの連続急カーブがネックとなり、大半は伊奈波通駅で折り返していたという。伊奈波通駅 - 長良北町駅の間の本数はおよそ20分間隔だったという。
- 岐阜市内線本線の新岐阜駅前駅(または岐阜駅前駅) - 長良北町駅の方向板には、岐阜公園、金華山ロープウェー、岐阜城の文字が書かれていた。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、31頁。ISBN 4-87670-097-4。
- ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、158頁。ISBN 4-87670-097-4。
- ^ 川島令三『全国鉄道事情大研究』 名古屋北部・岐阜篇 1、草思社、1997年、126頁。ISBN 4-7942-0796-4。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、571頁。
- ^ a b 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、218-230頁。ISBN 4-87670-097-4。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」