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岐阜駅前駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岐阜駅前駅*
岐阜駅前駅(2004年12月、当時休止中)
ぎふえきまえ
GIFU-EKI-MAE
(0.3 km) 新岐阜駅前
所在地 岐阜県岐阜市吉野町
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 岐阜市内線
キロ程 0.0 km(岐阜駅前起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1913年大正2年)8月21日
廃止年月日 2005年平成17年)4月1日**
乗換 JR東海道本線高山本線岐阜駅
備考 *1948年(昭和23年)駅前より改称
**2003年(平成15年)12月1日から休止
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岐阜駅前駅(ぎふえきまええき)は、岐阜県岐阜市にあった名古屋鉄道(名鉄)岐阜市内線電車停留場

概要

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時刻表と案内表示。2000年頃撮影。
「お急ぎの方は新岐阜駅前までお越しください」案内表示。2000年頃撮影。

正式にはではなく、停車場の一種である。

この駅には黒野行きの直通電車のみの時刻表が掲げられており、朝7時台と昼間の10 - 16時台は空白。時刻表の下には「交通渋滞等により、電車が新岐阜駅前で折り返し運転することがありますので御了承下さい。お急ぎの方は新岐阜駅前までお越しください。線路沿い、徒歩5分」の案内板があった[1]。つまり、当駅からは乗車できない場合があり、反対に忠節方面から乗った場合も当駅で降車できない場合があった。

2003年(平成15年)12月1日より、駅前整備のため、新岐阜駅前駅 - 当駅間は、2005年(平成17年)3月31日までの予定で運行休止に入った。しかし、2005年(平成17年)4月1日に路線自体が廃線となり、運行再開のないまま廃駅となった。事実上、他区間に先立ち廃止されたといえる。

歴史

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岐阜駅周辺の変遷

駅構造

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廃止時点の構造

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  • 単式1面1線。
  • 名鉄の併用軌道で唯一安全地帯を備えていた停留所。
  • 安全地帯と歩道には地下道が設けられていた。なお、最末期には、一時的に新岐阜駅前駅徹明町駅西野町駅にも仮設の安全地帯があったが、あくまで実験であったため終了後すぐに撤去された。

配線図

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岐阜駅前駅 構内配線略図

徹明町方面
岐阜駅前駅 構内配線略図
凡例
出典:[3]


その他

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  • 駅前再開発後は、岐阜駅前駅は道路上から岐阜駅北の再開発エリア内に移転する予定であったが、再開発中に岐阜市内線が廃止となり、実現しなかった。2024年現在、岐阜駅北口広場にはモ510形(513)が静態保存されているが、これは実現しなかった岐阜駅前駅を意識したものであり、道路から伸びる線路、石畳、ホームなどが再現されている。
岐阜駅前北口駅前広場に移設されたモ510形513。

隣の駅

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名古屋鉄道
岐阜市内線
岐阜駅前駅 - 新岐阜駅前駅

脚注

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  1. ^ 間 貞麿「岐阜駅前通りから出発する 名古屋鉄道のタイムスリップ列車」『鉄道ジャーナル』第30巻第4号、鉄道ジャーナル社、1996年4月、66-73頁。 
  2. ^ a b c d e f 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7号、新潮社、2008年、52頁。ISBN 978-4107900258 
  3. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」